空に飛ばした風船が、遠い海のウミガメを苦しめているかも!?

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空に飛ばした風船が、遠い海のウミガメを苦しめているかも!?

2015.12.14

提供元:マイナビ進学編集部

空に飛ばした風船が、遠い海のウミガメを苦しめているかも!?

何気なく捨ててしまったゴミが、海洋生物の体に悪影響を与えてしまうことがあります。地球の環境とも関係するその問題について解説します。

この記事をまとめると

  • 海に流れるゴミが海洋生物の生活環境に悪い影響を与えている
  • クジラから海鳥、ウミガメ、小さな魚まで、深刻な被害を出している
  • まずは身近なゴミの問題から、環境問題を意識してみよう

海に流れて行くゴミが海洋生物に悪影響を与えている!?

みなさんの住んでいる街には海がありますか? 海に行くと、砂浜にいろいろなゴミが漂着していることがありますよね。そんな海を漂うゴミ「海洋ゴミ」が海の生物に悪影響を与えているとして、今、大きな問題になっています。

人間により、海辺で何気なく行われてしまうタバコのポイ捨てや、家庭ゴミの不法投棄など、さまざまな要因が海洋沿岸の環境に悪い影響を及ぼしています。こうした海洋ゴミは世界中に溢れており、沖縄や日本海沿岸には東アジア諸国から多くのゴミが漂着し、日本を含め北太平洋諸国から流出したゴミは、その地域に生息している海洋生物を傷つけています。

クジラや海鳥、ウミガメなどが人の出したゴミのせいで苦しんでいる

では、具体的に海洋生物がどのような悪影響を受けているのでしょうか。例えば、2014年にアメリカ・バージニア州で発見されたイワシクジラは、方向感覚を失い、本来活動するべき大西洋の沖合から遠く離れた川で発見されました。そのクジラは数日後に死んでしまい、発見されたクジラの死骸を解剖したところ、DVDのケースなどプラスチックの破片がみつかったのです。どうやら、その破片により胃が裂けてしまい、食事ができずに弱っていたようでした。また、マッコウクジラの胃の中から漁網やプラスチック片が発見されることも珍しくなく、飲み込んでしまったゴミのせいでお腹の内部を傷つけてしまい、苦しんでいるそうです。

こうした事態は大きな生物だけに起こるわけではありません。クチバシで海面から魚を採る海鳥は、海面に浮いたプラスチックゴミなどを誤って飲んでしまうことが多く、死んだ海鳥の胃の中からはビニール袋やペットボトルのキャップ、衣類の切れ端まで、さまざまなゴミが見つかっています。それらが内臓を傷つけたり、ゴミで胃をいっぱいにしてしまい、エサを摂ることができずにやせ細って死に至る場合もあります。

そのほかにもアザラシやオットセイ、小さな魚まで、海洋ゴミが生物に与えている悪影響は計り知れません。

身近なことから環境について意識してみよう

海洋ゴミの問題は、一つの国や地域だけの問題ではなく、地球全体の問題です。こうした地球の環境問題に関して学び、研究することは「環境学」という学問に分類されます。環境学を学ぶことで、地球環境はとても微妙なバランスの上で成り立っていることを知り、人類に課せられた義務として、多くの生物との共存について考えてみましょう。そうすることで、まず日常生活におけるゴミの捨て方など、身近なことから環境について意識することができるのではないでしょうか。

この記事のテーマ
地球・環境・エネルギー」を解説

私たちの暮らす地球では、火山噴火、地震、台風、干ばつなど、人類にとっては有害な現象がいまも続いています。こうした現象を研究・解明し、うまく折り合いをつけていくことが必要です。また、豊かな生活を求めるあまり、限りある地球資源を枯渇させてしまったり、自然環境を破壊してしまうことは、人類の絶滅を意味します。こうしたことを防ぐためには、技術系の学問だけではなく、政治や行政などに関する幅広い知識も必要な分野です。

「地球・環境・エネルギー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境学」
はこんな学問です

人と地球環境の密接な結び付きを理解し、自然科学と人文・社会科学の知識を合わせ、人が自然と共存し、持続可能な発展をめざす学問である。個別の研究テーマは多岐に分かれており、人と自然を一連のシステムと捉えて環境問題の解決策を研究する「環境システム学」、主に都市と自然と人の調和を図る建築・インテリアを研究する「環境デザイン学」、複雑化する地球環境に対応するために地理学・環境生態学・情報科学を駆使する「地理学」などがある。

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