海外にお金を預けているお金持ちや大企業が多いらしい

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海外にお金を預けているお金持ちや大企業が多いらしい

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

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海外にお金を預けているお金持ちや大企業が多いらしい

この記事をまとめると

  • 大企業や大金持ちは節税のために外国に銀行口座を作ることがある
  • それらの税率が安い国々は租税回避地(タックスヘイブン)と呼ばれる
  • 租税を回避された側は税収が減るので国同士の関係悪化にもつながる

面倒でも、わざわざモナコに口座を作る理由がある?

お金持ちの人のなかには、海外にお金を預ける人も多いといいます。なかでも、モナコが今アツイみたい。ヨーロッパについて調べている高校生のユウタくんが、世界の国々に詳しいお兄さんに話を聞いてみることにしました。

税金を安くすることで、モナコにお金が集まる?

ユウタ「兄ちゃん、俺は最近ヨーロッパに興味を持っているんだ。サッカーの強い国がたくさんあるし、キレイな人も多そうだし、なんだか魅力的なんだよね」

兄「ヨーロッパか、何度も旅行で行ったなあ。たしかにいいところだ。兄ちゃんはスペインやオランダが特に好きだなあ。あ、モナコもいいねえ」

ユウタ「モナコか、F1のレースが有名だよね。どれどれ……(※インターネットで調べてみる)。なるほど、モナコも良さそうだね。ん? インターネットには『海外の大企業やお金持ちが、あえてモナコに銀行口座を持つこともある』って書いてある。兄ちゃん、これはどういうこと?」

兄「モナコは、そういうこともあるだろうね。つまり、他の国の企業やお金持ちが、わざわざモナコの銀行に口座を作るんだよ」

ユウタ「なんでそんなことするの? モナコに口座なんか作っても、面倒なだけじゃない? 使っている通貨も、日本の『円』やアメリカの『ドル』とは違うんでしょ?」

兄「そう。だから確かに面倒だ。それでも、モナコに銀行口座を作る理由があるんだよ」

ユウタ「興味ありまくりだよ! 兄ちゃん、教えて!」

兄「企業やお金持ちがモナコに銀行口座を作る理由の一つは、『税金を減らすため』なんだ。企業や個人は、稼いだお金の何割かを税金として国に納めなければならない。でも、何割を税金として払うかは国ごとに違って、モナコはその割合が低いんだよ。つまり、他の国より税金が安くなるんだ」

ユウタ「なるほど、だからモナコなのか! じゃあ、モナコにはいろいろな国からお金が集まってくるね」

兄「それこそが狙いさ。他の国より税金の割合、いわゆる『税率』を安くすると、世界から企業やお金持ちが集まってくるだろ? そうすると、国自体が自然とお金持ちになるんだ。こういう国はタックスヘイブン(租税回避地)と呼ばれている」

ユウタ「でも、それって他の国からすると複雑だね。たとえば日本の企業のお金が他の国に流れるってことでしょ?」

兄「そうだ。だから他の国も税率を下げて、タックスヘイブンに企業やお金が流れるのを防がざるを得ない。そういう競争が起きているんだ」

ユウタ「国同士の駆け引きなんだね」

兄「タックスヘイブンとして挙げられるのは、小さな国が多い。それらの国は、自分たちで何かを作ったり売ったりして海外からお金を集めるのが難しいんだ。だから、税率を低くするという“裏ワザ”で外国からお金を集める。いわば国の経済のためのアイデアなんだよ」

ユウタ「国の経済を良くするために、いろいろ知恵を絞ってるんだね」

兄「そう。こういった国の経済を良くするための仕組みは、経済学という分野を知ればより深く理解できる」

ユウタ「でも、タックスヘイブンの存在は、いろいろな国同士の関係を悪くしそうだよね」

兄「その通り。多数の企業を持つ大きな国は、タックスヘイブンの対策に力を入れ始めているよ。それだけ国にとって重要な項目であり、これを学ぶと国同士の関係性がもっと見えてくる。これはまさに、国際関係という学問ジャンルにつながるね」

ユウタ「そうなのか。いろいろわかってきたよ。ということで、引き続きヨーロッパについて、いろいろ調べてみるよ!」

世の中のお金の流れを学ぶ「経済学」

このようにモナコは、タックスヘイブンとして、世界のお金持ちや大企業から注目されていることが分かりました。こうした経済の仕組みは、経済学を学ぶことで、より身近に感じることができるでしょう。経済学は、お金の大きな流れを知る学問だと言えそうですね。

この記事のテーマ
経済・経営・商学」を解説

そもそも「どうすればお互いにとって必要な物資が手に入れられるか」という極めて単純な動機から始まった商取引が、極めて高度に煩雑化してしまいました。だからといって、すでに引き返すことができないのは事実であり、現状を正確に把握して最適な選択をするのが私たちの役割でしょう。しかも、単純に取引価格だけですべてが決まる時代ではありません。国家間の争いや異常気象など、カバーしなければならない要素が目白押しです。

「経済・経営・商学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「経済学」
はこんな学問です

人間の生活に必要なものを生産して流通させる経済活動を研究対象とし、その歴史や仕組み、法則性などを明らかにする学問である。まず、経済にはマクロとミクロの視点があり、マクロ経済学では国レベルでの景気動向や経済成長について研究し、ミクロ経済学では、個人消費や企業活動の分析が中心となる。また、市場経済に焦点を当てるマクロ・ミクロの経済学だけでは経済のすべてを学ぶことはできない。たとえば、環境や福祉といった公共性の強い分野を研究する環境経済学、公共経済学などの科目もある。

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