フランスの高校生は、授業で「哲学」について考えなければいけない!?

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フランスの高校生は、授業で「哲学」について考えなければいけない!?

2015.12.08

提供元:マイナビ進学編集部

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フランスの高校生は、授業で「哲学」について考えなければいけない!?

フランスの高校では「哲学」が身近だといいます。フランスの教育についてご紹介します。

この記事をまとめると

  • フランスには自分で考え、判断できる力を養う「哲学」の授業がある
  • 哲学の授業では、主体や文化、道徳など5つのテーマを中心に学んでいく
  • 哲学には試験もあるが、高校教師にとっては採点が難しいものである

フランスには「哲学」の授業があるらしい?

全国の高校には、珍しい授業を行っているところがあります。例えば、山形県の高校では、自動車教習の授業があります。学校内に教習所があり、学校の授業で運転免許が取得できます。また、長崎県の高校では、エステティック科というクラスがあり、エステティシャンになるための授業が行われているそうです。

高校によって面白い授業はたくさん行われていて、将来役に立てられそうな授業もあります。ただ、何かに特化した授業は普通科ではなく、専門コースで行われていることが多いです。

海外の高校にも、普通科の必須科目に面白いものがあります。例えば、フランスには「哲学」の授業があります。哲学というと、なんだか難しそうで、とても高校生が習いそうな学問ではない、といった印象を受ける人もいるでしょう。

しかしフランスでは、大学入試でも哲学の試験があるので、哲学についてほぼすべての生徒が学びます。なぜフランスでは哲学について学ぶのでしょうか? また、哲学の授業ではどんなことを行うのでしょうか?

自主的に物事を考え、判断できる力を身につける哲学の授業

フランスでは、高校3年生になると文系なら週8時間、理系なら週4時間、哲学を学ぶ授業があります。なぜ哲学を学ぶ授業があるのかというと、高校を卒業した後に、生徒が1人の大人として生きていくために、自主的に物事を考え、そして判断できる能力を身につけるために哲学が必要だからです。

哲学の授業では、主体、文化、道徳、政治、理性と現実という5つのテーマについて学んでいきます。主体では意識や無意識といった心理学、道徳では自由や義務、幸福などについて考えていきます。ただ先生の話を聞いているだけの授業ではなく、生徒同士や先生と生徒が意見をぶつけ合っていく様子が頻繁に見られます。

月に一度は長文の作文を書くという課題が与えられ、一つのテーマについて自分の考えや反対意見などを起承転結をつけて文章にまとめます。こうして、自分で物事を考え、人に伝えるという訓練をしていくのです。

日本の高校教師は「教える」、フランスの高校教師は「一緒に考える」

哲学の授業では、なるべく教科書を使わず、先生が自分の言葉で語ることが重視されています。先生が自由な発想で思考し、意見を述べることが一番いいと考えられているからです。

しかし、この授業は高校教師にとっては難しいことでもあります。数学や英語のように正解があるものではないので、先生によって授業が異なり、生徒に対する影響も変わってきます。また、哲学は試験もありますが、その採点も悩みどころ。例えば、過去の試験では「幸せになるためには、何でもすべきなのでしょうか?」「政治に関心を持たずに道徳的にふるまうことはできるか?」といったような問題が出されました。これに対して生徒が考え、書いた答えに対して、どのように判断すべきか分からないこともあるのだそう。

しかし、フランスで昔から行われてきた哲学の授業は、高校生が立派な大人になっていくために必要なことが学べるいい機会であるともいえます。日本の高校でも、先生と生徒が活発に討論していくような授業が行われたら面白いかもしれませんね。高校教師を目指す人は、生徒が自分で考え、判断できる力を身につけるにはどうしたらいいか、今の自分の経験をもとにして考えてみると、将来役に立つかもしれませんよ。

この記事のテーマ
教育」を解説

教育機関や子ども向けの施設で、教育指導に関わる仕事を目指します。小・中学校や高等学校の教員を目指す場合、大学や短期大学の教職課程で学ぶ必要がありますが、専門学校の中にも、提携する大学や短期大学の通信教育を受けて、教員免許状を取得できる学校もあります。語学教師や臨床心理士など希望する職種により、必要な資格や免許が異なります。

「教育」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「高校教師」
はこんな仕事です

高校教師は、中学校教師同様に専門科目ごとに授業を受け持つ。ただ高校は科目が中学校よりさらに細かくなるため、授業内容はより専門的になる。常に勉強することを心がけ、専門知識を高めていかなければならない。また、大学受験を控えた生徒たちへの進路指導も高校教師の仕事。それぞれの生徒の興味・関心事をヒアリングしながら適性を見極め、的確にアドバイスしなければならない。将来についての意識付けを行いながら、生徒のモチベーションを高めることも役目だ。

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