なんで同じものを買ってしまうの? 行動経済学で謎を解き明かしてみる!

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なんで同じものを買ってしまうの? 行動経済学で謎を解き明かしてみる!

2015.12.02

提供元:マイナビ進学編集部

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なんで同じものを買ってしまうの? 行動経済学で謎を解き明かしてみる!

「たまには違うものを買おう」と思っても、いつも同じものを買っている。つまり、冒険ができない。これにはちゃんとした理由があるのです。人間の心理と経済をハイブリッドさせた学問、行動経済学の観点からこの不思議を解き明かします。

この記事をまとめると

  • リピート購入のなぜ? を解説
  • 損失回避の傾向を解説
  • 心理学と経済学の連動性を解説

「いつも同じものばかり買う」にはちゃんとした理由がある

突然ですが、あなたにはこんな経験ありませんか? 「お昼ご飯に学校の売店でパンを買って食べようと思った。お気に入りのパンがあればそれを買っている。たまにはもっと安い、違うものを買おうかと思うけど、いつも結局お気に入りのパンにしてしまう」……なにもパンに限ったことではありません。いつもお気に入りのものばかり買ってしまう、ということが大事なのです。「だって、お気に入りのものだったら失敗しないから……」と思いませんか? それは何もあなたに限ったことではないのです。人間はそういう生き物なのです。その理由を説明しましょう。

人間は損をしたくない生き物

経済学の一つに「行動経済学」という分野があります。これは、「人間の心理も経済に影響を及ぼしている」という考え方を基本としている学問です。その中の重要なテーマとして、「損失回避の傾向」という考え方があります。これは、「人間は損をしたくない生き物。だからできる限り損をしない選択をしたがる」という考え方です。先ほどのパンの例で考えてみましょう。お気に入りのパンはきっとおいしいはずです。だから選ぶのです。たまには違うもの、と思っても、万が一そのパンが口に合わなかったらどう思いますか? きっと、「おいしくないパン買っちゃった……」と損をした気分になるでしょう。つまり、損をした気分になりたくないために、いつも食べていておいしいと思えるパンを無意識に選んでしまう、ということなのです。何も、損をしたくないのはあなただけではありません。一般に、マーケティングの現場では、「不況になればなるほど、いわゆる『定番商品』がよく売れる」といわれています。これも、人間が「得体の知れないものを買って損した気分になるよりは、中身が確かなものを買って、安心したい」と思うから起こる現象なのです。「人間は損をしたくない生き物。できる限り損をしない選択をしたがる」という捉え方は、こんな形でも表れているのです。

人間の心理も、経済に影響を及ぼしている

みなさんが大学に入ったら勉強するかもしれない経済学。その中では、長年にわたりこうした大前提のもとに議論がなされてきました。「人間は自分が一番得する道を合理的に選ぶ」という前提です。そこに「人間の心の動き=心理」という、ある意味、合理的でないもの(=理屈だけで説明がつかないもの)は反映されてきませんでした。経済の動きに、人間の心理は関係しないと考えられていたのです。でも、みなさんは、何か行動を起こすときに「この行動は理屈として正しいか」だけを考えて動くわけではありませんよね。「理屈では説明できないけど、こっちのほうが好き」という理由で行動することだってあるはずです。

そこで、近年では、このような人間の心理を、経済学にも反映させよう、という動きが出てきています。その結果として、開拓された学問が行動経済学なのです。「人間の心理」にも「経済の動き」にも関心がある人はぜひ勉強してみてほしいと思います。

この記事のテーマ
経済・経営・商学」を解説

そもそも「どうすればお互いにとって必要な物資が手に入れられるか」という極めて単純な動機から始まった商取引が、極めて高度に煩雑化してしまいました。だからといって、すでに引き返すことができないのは事実であり、現状を正確に把握して最適な選択をするのが私たちの役割でしょう。しかも、単純に取引価格だけですべてが決まる時代ではありません。国家間の争いや異常気象など、カバーしなければならない要素が目白押しです。

「経済・経営・商学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「経済学」
はこんな学問です

人間の生活に必要なものを生産して流通させる経済活動を研究対象とし、その歴史や仕組み、法則性などを明らかにする学問である。まず、経済にはマクロとミクロの視点があり、マクロ経済学では国レベルでの景気動向や経済成長について研究し、ミクロ経済学では、個人消費や企業活動の分析が中心となる。また、市場経済に焦点を当てるマクロ・ミクロの経済学だけでは経済のすべてを学ぶことはできない。たとえば、環境や福祉といった公共性の強い分野を研究する環境経済学、公共経済学などの科目もある。

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