介護が必要な人だけじゃなく、する人に対しても必要なケアがある?

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介護が必要な人だけじゃなく、する人に対しても必要なケアがある?

2015.12.03

提供元:マイナビ進学編集部

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介護が必要な人だけじゃなく、する人に対しても必要なケアがある?

家族を介護していく中で、介護している人にも気をつけなければいけないことがあります。介護をする立場の人に対して必要なケアについてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 介護される人だけでなく、する人にもケアが求められている
  • 介護による疲労やストレスにとって、「介護うつ」を引き起こすことがある
  • 家族の負担を減らすためにも介護サービスを積極利用しよう

日本の介護で課題になっている、「する人」に必要なケアとは?

みなさんにとって、「介護」という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか? 「高齢者の日常生活をケアする」ということは、なんとなく知っているかもしれません。

しかし、「ケアする」と一口に言っても、実は「ケアする人」にも「ケア」が必要なことがあります。おじいさんやおばあさんと一緒に暮らしていないという人には、あまりピンと来ないかもしれませんが、高齢化社会が進む現在、家族の介護における「する人に対するケア」は、まだ10代の皆さんにとっても、これから避けて通れない課題があるのです。

介護サービスに関する法整備が未発達だった時代、日本では家事の延長として、嫁いできた女性がその家の高齢者の介護にあたるのというのが当たり前とされていました。介護者である女性は、どんなにたいへんであっても誰にも相談することができず、ただ黙々と日々の世話に努めることもあったかもしれません。こういった場合、介護者にも疲労やストレスがたまってしまうことがありますので、「介護をする人に対するケア」が重要になります。

しかし今は、女性の社会進出が一般的になるにつれ、夫婦共働きが珍しい時代ではなくなりました。女性も男性と同様に働くのが当たり前の今、誰もが介護を「する人」になる可能性があります。

ちょっとした声かけが、介護する人へのケアにつながる

「介護うつ」という言葉があることをご存じですか? 介護にまつわる疲労やストレスをため続け、一人で抱え込んでしまうと、精神的に不安定になったり、ノイローゼ気味になったり、心を塞ぎ込んでしまう、「うつ」状態になることがあります。介護によって精神的に追いやられてしまう前に、家族同士が声をかけ合い、自分ができることを申し出て、家族の負担を減らすように努力することが大切です。

もし仮に、みなさんがこれから進学や就職で親元を離れたときに、家族の介護が必要になることもあるでしょう。しかし、「遠くに住んでいるから、自分は介護のことを何も手伝えない……」という人でも、たまに電話をかけるなどして、お母さんやお父さんといった介護者に一声かけるだけでも、だいぶ心の持ちようが変わることがあります。

また介護うつには、長年介護していた被介護者が亡くなった後、急に襲いかかってくるケースもあります。日々の介護の繁忙から解放され、急な虚無感を覚える、いわゆる「燃え尽き症候群」と呼ばれるものです。こういった場合も家族同士で声をかけ合って、心のケアをしていくことが一番の対応策です。

介護サービスと「レスパイトケア」

しかし介護は、家族同士だけでは限界がある場合もあります。そういった場合は、介護サービスを利用することも大事です。介護サービスを受けるには、住所のある自治体へ介護保険の申請を行い、要支援または要介護認定を受ける必要がありますが、さまざまなサービスを受けることができます。日中、被介護者を受け入れ、食事や入浴、いろいろなレクリエーション、他の利用者との交流ができる通所介護(デイサービス)や、短期で施設入所(宿泊)ができる短期入所生活介護(ショートステイ)などは、比較的軽度の要介護者でも受けられるサービスです。

最近では、介護する家族の負担を減らし、介護うつ防止のためのリフレッシュを目的とした「レスパイトケア」という言葉があります。レスパイト(Respite)とは「ひと休み」「小休止」という意味で、欧米では以前から提唱されている考え方ですが、自宅で高齢者のケアをする上でぜひ覚えておきたい、「介護学」において重要なキーワードです。

これからは介護にあたる人に対するケアも求められる時代です。介護者・被介護者両者が幸せを感じ、ストレスフリーの生活を送るためにも、介護に興味を持った人は、ぜひ介護学について学んでみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

大きな戦争の減少、食糧事情の向上、医療技術の発達などにより、おもに先進国では平均余命が伸びています。同時に、生きてはいるけれども健康ではないという、要介護状態の高齢者が増加し、医療費の伸びや介護保険費の膨張など、大きな問題が山積しています。福祉は、子どもから高齢者まで人間の発達段階に応じた社会支援の理想的なあり方を探求します。個人だけでは解決できない問題を、集団・組織として考える視点を学びます。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「介護学」
はこんな学問です

身体や心に障がいを持った人々を支えるために、科学的な根拠に基づく生活支援技術を身に付ける学問。また、社会福祉制度についても学び、それを活用することで社会の幅広い分野で活躍できる専門知識を身に付けていく。将来は、お年寄りや身体障がい者福祉施設で働く介護福祉士、介護の知識と技術の両方を兼ね備えた社会福祉士、音楽療法士、介護保険事務管理士、医療機関・行政機関でお年寄りや障がいのある人々を支援する専門家をめざす。

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