フィンランドのママは、国から赤ちゃんのベッドが必ずプレゼントされるらしい?

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フィンランドのママは、国から赤ちゃんのベッドが必ずプレゼントされるらしい?

2015.12.03

提供元:マイナビ進学編集部

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フィンランドのママは、国から赤ちゃんのベッドが必ずプレゼントされるらしい?

フィンランドには、妊婦になると国から「育児セット」がプレゼントされるのだとか。そのセット内容やフィンランドの取り組みをご紹介します。

この記事をまとめると

  • フィンランドの妊婦さんは、国からベビー服やオムツなどが入った箱を贈られる
  • そのとき贈られるベビーベッドが、赤ちゃんの死亡率の減少にもつながっている
  • すべての人が幸せに暮らせる社会をつくるための学問が「福祉学」

フィンランドでは、育児スターターキットがもらえるらしい?

高校生のみなさんにはまだ少し先の話ですが、赤ちゃんの世話をするには、どのようなものを準備すればいいと思いますか? 洋服、オムツ、布団、あとは……? 意外とすぐには思いつかないのではないでしょうか。

通常、日本のママやパパは、赤ちゃんが産まれる前や産まれた後に、必要なアイテムを自分たちで買い揃えています。が、これが意外とたいへんで、新米のママやパパはどのようなものが必要なのかをネットや育児書で調べたり、先輩ママに聞いたりして準備していきます。

北欧の福祉大国であるフィンランドでは、そんなママのために、政府が素敵なプレゼントを贈ってくれます。それが「アイティウスパッカウス」と呼ばれるマタニティボックス=育児セットです。大きな箱の中にはベビー服、オムツ、布団、タオル、爪切り、ヘアブラシなどなど、赤ちゃんのお世話に必要なアイテムがぎっしり詰まっています。箱は頑丈なダンボール製で、底にマットが敷かれているので、そのままベビーベッドとして使うことができる優れものです。

ダンボールのベビーベッドが、赤ちゃんの死亡率を下げている!?

このアイティウスパッカウスの歴史は、1938年までさかのぼります。なんと80年近く前からある制度なのです! 1930年代のフィンランドは、経済的にあまり豊かな国ではなかったようで、赤ちゃんの死亡率もとても高かったのだそう。そこで所得の低い世帯の妊婦さんに、政府が無料で、育児に必要なものを支給したのがこのマタニティボックスのはじまりです。

現在では所得に関係なく、フィンランドのすべての妊婦さんが、この箱か現金140ユーロのどちらかを選んで受け取ることができますが、95%の人がこのマタニティボックスを選ぶそうです。

この箱が贈られるようになってから、フィンランドの赤ちゃんの死亡率は、急速に減少しています。フィンランドは、今では、世界で最も赤ちゃんの死亡率が低い国の一つになりました。その理由の一つが、このダンボールのベビーベッドのおかげ、という研究者もいます。

以前は、赤ちゃんは大人と一緒のベッドか、普通のベビーベッドに寝かされていました。このようなベッドは高さがあり、赤ちゃんが転落する危険があります。また、ベビーベッドには柵があるのですが、自分で動けるようになった赤ちゃんが、誤って頭や首を挟んで、窒息することもあるのです。でも、ダンボール箱のベビーベッドなら床に置けるので、赤ちゃんの転落事故の可能性が減りますよね。

日本を今より住みやすい国にするために欠かせない学問が「福祉学」

高福祉国家であるフィンランドでは、妊婦さんと産まれてくる子どもは、ほかにも手厚いサポートが受けられます。妊娠後の健診や検査がすべて無料なのはもちろん、産休や育児休暇が充実しています。そのため、父親が育児休暇を取ることも、ごく当たり前のことのようです。

アイティウスパッカウスのような画期的な制度を実施して、社会の問題を解決したり、人々が幸せに暮らすために、必要な仕組みやサービスを考えたりする学問を、福祉学といいます。医療や介護、社会保障などに興味がある人には、ぜひ学んでみてはいかがでしょうか。フィンランドなど海外の福祉について研究することもあるので、外国の社会システムについての知識も深めることができます。あなたの新しいアイデアが、日本の福祉制度をよりよいものに変えるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

大きな戦争の減少、食糧事情の向上、医療技術の発達などにより、おもに先進国では平均余命が伸びています。同時に、生きてはいるけれども健康ではないという、要介護状態の高齢者が増加し、医療費の伸びや介護保険費の膨張など、大きな問題が山積しています。福祉は、子どもから高齢者まで人間の発達段階に応じた社会支援の理想的なあり方を探求します。個人だけでは解決できない問題を、集団・組織として考える視点を学びます。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「社会福祉」
はこんな学問です

社会的に手助けが必要とされるお年寄りや子ども、障がいを持つ人々への支援方法を身に付け、その仕組み、国が行う政策なども研究する学問。学校によって、支援の専門知識と技能を持った専門職を育てるための授業もある。めざすことのできる資格には、社会福祉士や精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格などがある。

「社会福祉」について詳しく見る