【シゴトを知ろう】DTPデザイナー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】DTPデザイナー ~番外編~

2020.06.15

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】DTPデザイナー ~番外編~

DTPデザイナーとしてキャリアをスタートし、現在は自身のデザイン会社で、紙媒体に限らずビジュアルディレクションに携わる飛嶋由馬さん。2019年には出版レーベルを立ち上げ、写真集の製作・販売や海外での展示なども行っているそうです。番外編ではお仕事の裏側や今後のビジョンについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 幅広い知識を持つことより、好きなものを探求し続けることが大切
  • DTPデザイナーでも撮影や取材に立ち会う理由とは?
  • 技術や専門知識を生かして幅広いフィールドで“残るもの”を作りたい

自分の中に蓄積した知識や経験がデザインに生きてくる

―― このお仕事では、技術はもちろん、写真やアートなど幅広い知識が必要になると思いますが、実際のところはいかがでしょうか? 普段お仕事のために情報収集など心がけていることがあれば教えてください。
 
技術は仕事をしながら身につけていくことができます。実際、僕自身も現場で身につけたり覚えたりしたことがたくさんあります。確かに、写真や美術などアートに関する幅広い知識は必要ですが、自分が本当に好きなものを深掘りしていくような探究心が必要だと思っています。僕は紙や印刷物が好きなので、触れるだけでもワクワクしますし、仕事場にはいろんな紙の見本や雑誌を置いています。イメージを膨らませるための資料としても重要です。

デザインは、自然と蓄積したいろんな知識や情報が紐づいて、形としての表現につながるものです。また、それが自分の個性にもなっていくのではないでしょうか。

仕事場にはさまざまな雑誌や書籍、紙が置かれています

仕事場にはさまざまな雑誌や書籍、紙が置かれています

―― これまでにした失敗と、そこから得たことについて教えてください。

最初に入社したデザイン会社での失敗は自身の大きな糧になっていますね。あるアーティストのCDのアルバムジャケットで誤植をしてしまい、それを回収することになって、大変なことになりました。社長にはもちろん怒られましたが、関係者に頭を下げて周り、自分の仕事のミスが及ぼす影響を身をもって学ぶ経験になりました。たくさんの方に迷惑をかけたことを思い出すと、今でも身につまされる思いになります。その失敗があったおかげで、今の自分があると思いますし、初心を忘れずにいることができます。

紙媒体はWeb媒体とは違い、一度印刷してしまうと後からの修正がきかない緊張感があります。それを知ってると知らないとでは仕事の向き合い方も変わるような気がしています。Webの仕事の中にはスピード感を最優先するようなものもありますが、まずは正確さが大切。どんな仕事にも通用する丁寧さ、正確さを身につけられたことは、過去の大きな失敗があったからです。

現場の空気感やストーリーをデザインに落としこむために

―― デザインをするにあたり、いつも飛嶋さんが大切にされていること、必ず心がけていることがあれば教えてください。

まずは制作するプロダクトの目的(伝えたいこと)を理解してから、アウトプットすることです。通常は、撮影してあがってきた写真を紙面にどう配置するか、文字や線はどうするかと考えるのがDTPデザイナーの仕事です。でも、僕はなるべく撮影の現場から立ち会うようにしています。実際に現場を見ないと感じられない空気感やストーリーがあると思っていて、それを知るために地方や海外でも足を運ぶようにしているんです。

たとえばどこか地方のうどん屋をめぐってお店を紹介する紙面を作るのに、実際にその地元の人と触れ合い、風景を見た方が、実際の雰囲気や空気感をデザインに落とし込むことができ、より説得力のあるものが作れると思っています。また、写真集を作るときにも、できる限り写真家に同行し、作家の目にしたものや感じたことを一緒に経験するようにしています。写真の見方も大きく変わりますし、それがあるとないとでは本の仕上がりは大きく変わるはずです。

DTPデザイナーなのに取材先に行くなんて、と、遊んでいるように見られがちなのですが、そうした理由があるんですよ(笑)。


―― 雑誌や書籍などの紙媒体は少なくなっていると聞きますが、DTPデザイナーの仕事への影響はあると思いますか?

紙媒体が無くなることはないだろうと思いますが、確かにこの先もっと需要は減るかもしれません。しかし、DTPデザイナーの知識や技術は紙媒体以外にも生かすことはできるはずです。DTPは根本的に編集を意識するデザインのことで、動線の作り方や見やすさを考える、そうした編集的な視点は紙でもWebでも共通して大切なことだと思っています。

中にはWebメディアに抵抗があるデザイナーもいるようですが、専門性はあるにしろ、僕自身はWebの仕事を楽しんでいます。また、新しい技術を知ることは自分の成長にもつながっていると感じます。

専門知識と技術を生かして“残るもの”を作っていく

―― 個人としても会社としてもこれからやりたいこと、チャレンジしたいことはどんなことでしょうか?

紙媒体の需要が減っていく中で、最近は消費されるばかりではない“残るもの”を作りたいという思いが強くなっています。昨年、「アプローズ」という自費出版レーベルを作り、写真集を2冊出版しました。それに合わせて東京や台湾で展示・販売のイベントを行うなど、今までにない仕事も経験しました。写真家の方と一緒に一冊の本を作り出す作業からは多くの刺激をもらいましたし、視野も広がったと思います。

今後もDTPデザイナーの肩書きにとらわれずに、さまざまなクリエイターの方と一緒にものづくりをしたり展示をしたり “残るもの”を作り続けられたらいいなと思っています。

 
印刷物の需要が減っていく中で、DTPデザイナーの技術や専門知識を、仕事の幅や枠にとらわれることなく広く役立てていきたいという飛嶋さん。デザインのプロフェッショナルになるためには、何より探求し続けること、常に新たな視点を取り入れようとする姿勢が大切なのですね。
 

【profile】ampersands デザイナー 飛嶋由馬
https://ampsds.jp/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「DTPデザイナー」
はこんな仕事です

DTPデザイナーはさまざまな紙媒体の印刷物をデザインする仕事。ポスターや大きな広告物もあるが、パンフレット、雑誌、書籍、説明書といった読み物のページをデザインする仕事も多い。主に「Illustrator®」や「Photoshop®」といったソフトを使用し、印刷に使える版下データを完成させるまでが領域となる。大量に完成品を刷る前に、色校と呼ばれる確認用の印刷物をチェックするのもDTPデザイナーの職域。専属のDTPデザイナーを抱える印刷会社も多く、印刷会社にとって必要な職種といえる。

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