【観光甲子園インバウンド部門・グランプリ】浜松学芸高等学校

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【観光甲子園インバウンド部門・グランプリ】浜松学芸高等学校

2020.02.13

提供:マイナビ進学編集部

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【観光甲子園インバウンド部門・グランプリ】浜松学芸高等学校

「観光甲子園」の愛称で知られる「全国高等学校グローバル観光コンテスト」。2020年1月25日に神戸で開催されたインバウンド部門・決勝大会には、215件もの応募から勝ち上がった10チームが出場し、それぞれの地元の魅力を伝えるプレゼンテーションと動画上映を行いました。その中で見事グランプリを受賞した、浜松学芸高等学校の皆さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 欧米のリピート観光客をターゲットに、何気ない日常風景の魅力を発信
  • 地元の天浜線沿線のPR動画を制作し、観光甲子園の決勝大会に挑む
  • アンダーツーリズムの視点などが評価され、見事グランプリを獲得!

地元の天浜線をモチーフに「アンダーツーリズム」を提案

観光甲子園には、世界から日本へ観光客を呼び込むための「インバウンド部門」と、日本から世界へ目を向けた「アウトバウンド部門」があります。今回ご紹介するインバウンド部門のテーマは、「あなたの地元に訪日観光客を呼び込む策を企画せよ!」。決勝に勝ち残った10チームは、各3分間のプレゼンテーションと動画を通じて、高校生ならではの発想を生かした観光策をPRしました。
グランプリを受賞した浜松学芸高等学校の作品タイトルは「天浜線のメモリー」。緑豊かな田園風景からはじまる動画では、1両編成の天竜浜名湖鉄道(天浜線)がゆっくりと走る様子に合わせて、沿線にある寺社や古民家の宿、和紙や鬼瓦作りなど日本ならではの体験、そしてどこか懐かしい日本の原風景が紹介されます。

【天浜線のメモリー】


地元の魅力がたっぷり詰まったこの動画のテーマは「日本の原風景に出会う旅」。観光客が過度に集中しさまざまな問題を引き起こす「オーバーツーリズム」とは対照的に、のどかな天浜線の旅を通じて、「アンダーツーリズム」の観点から外国人観光客に日本の景観や文化をより深く楽しんでもらおうという試みです。
今回はチームを代表して加藤さくらさんと中島美緒さんのお二人に、動画に込めた思いをインタビューさせていただきました。

学校での探求活動をきっかけに地元の良さを再発見

―― 受賞された感想をお聞かせください。

加藤:私は去年も観光甲子園に出場しましたが、予選36位という結果で、残念ながら決勝の舞台には立てませんでした。だから今年は決勝まで来ることができ、さらにグランプリまでいただけて、すごくうれしいです。


―― 受賞できた一番の要因は何だと思いますか?

加藤:去年はただ観光プランを組むだけでしたが、今年はそこを改善して「オーバーツーリズムからアンダーツーリズムへ」というテーマを決めました。集客や数字だけにとらわれるのではなく「地元の天竜浜名湖鉄道とその沿線風景を生かして、アンダーツーリズムを仕掛ける」というプランを提案したことが、今回の勝因ではないかと思います。

―― 今回の動画を作られた経緯を教えてください。

中島:私たちの学校には、部活動に似た「探究活動」という取り組みがあります。これは生徒それぞれが課題を設定して3年間を通じて探究するという活動ですが、私たちはその一環として「社会科学部地域調査班」という名称で活動しており、その中で観光甲子園にも出場しました。

加藤:社会科学部地域調査班では普段、地域の魅力を発信していくという取り組みを行っています。動画で紹介した天浜線のことは、浜松市北部地域の衰退・人口流出の問題について調べている時に知りました。フィールドワークなどを重ねるうちに、天浜線やそれを取り巻く日本の原風景に魅力を感じ、大好きなこの風景をたくさんの人に知ってほしいと思うようになりました。


―― 動画に込めたこだわりを教えてください。

中島:決勝大会で上映した動画は、予選時に提出した絵コンテから大幅な変更を加えました。観光甲子園用に撮影した素材だけでなく、これまでの探究活動で撮影していた素材を追加したのですが、それは飾らない日常の風景を表現したかったからです。また動画には、オリジナルの音源を使用しました。これは芸術科・音楽コースの松井先生に協力していただき、動画のイメージやコンセプトを伝えて作曲していただいたものです。


―― 大会に向けての準備と、大変だったところを教えてください。

加藤:去年の経験を踏まえて、じっくり時間をかけて準備を進めました。テーマは去年の5月ぐらいに決めて、1次審査が通ってからすぐ本格的な撮影を始めました。個人的に大変だったのは、川の中に入って電車に向かって手を降るシーンです。実はこのシーン、10月頃に撮影したので本当に寒くて……(笑)。でも動画を仕上げる過程で「こんな素材が欲しい」とか「やっぱり撮り直すべきだ」と思ったら、そこは妥協せずにこだわりました。

大好きな浜松の魅力をたくさんの人に知ってほしい!

―― 大会全体を通した感想を教えてください。

加藤:決勝大会のプレゼンでは、原稿に納得のいかないところがあって、直前まで手直しを繰り返しました。これまで積み上げてきたものがあっただけに、本番ではかなり緊張しましたが、それでも「私たちが好きな浜松のこと、そして今回考えてきたプランが、どうか会場にいる人たちに伝わりますように」と心を込めてがんばりました。

中島:今回の動画を見て、実際に海外から旅行客の方が来てくださるとうれしいです。想定しているターゲットは欧米からのリピート客。その理由はまず、欧米の方は食事などよりも文化を楽しむために来日される方が多いという点。そして初めて日本を訪れる場合は、どうしても京都や浅草などのゴールデンルートを通ることが多いですが、欧米からのリピート客の方たちはよりいっそう日本の文化や地域に興味があり、日本そのものを知りたいと思って来てくださるので、そういった方たちにぜひ浜松にお越しいただきたいです。


―― 将来の夢や目標があれば教えてください。

加藤:学校での探究活動や観光甲子園への参加を通じて、地元の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。これからもっと観光学や地域創造について学んで、将来はツアープランナーになりたいと思います。

中島:私は社会科学部地域調査班での探究活動を、中高一貫で中学生の時から行ってきました。これまでいろんな人たちと関わり、たくさんの経験をしてきた中で、地元に関わる人たちの愛がすごく伝わってきたように思います。だから大学進学で県外に出たとしても、いつかは地元に戻ってきたいと思っています。



グランプリが発表された壇上では、喜びの涙を浮かべていたお二人。それだけ今大会への思いが強く、時間をかけて準備をして来られたのだろうと思うと、観客席で見ているこちらまで胸が熱くなりました。彼女たちが観光甲子園に参加したきっかけは、部活動と並んで行われる探究活動だそうですが、その「社会科学部地域調査班」での活動の流れをくみ、なんと2020年度には浜松学芸高等学校に「普通科・地域創造コース」という地域の魅力発信に取り組むコースが新設されるそうです。今後の展開がますます楽しみですね!

【profile】
浜松学芸高等学校
加藤さくら(2年生)、中島美緒(2年生)

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