【シゴトを知ろう】鍼灸師 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】鍼灸師 ~番外編~

2020.05.28

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】鍼灸師 ~番外編~

自ら受けた鍼灸治療をきっかけに、鍼灸師の道へ進んだおおぞらはりきゅう整骨院の二宮翔太さん。夢を叶えた今でも、日々技術を磨くために努力を重ねています。「番外編」では、二宮さんが働く院の雰囲気や、鍼灸師のキャリアパスなど、さらに踏み込んだ業界の「今」に迫ります。

この記事をまとめると

  • 患者さんの治療に対する抵抗感を和らげるよう意識している
  • グループ内で院長を目指したり、独立したりするキャリアパスがある
  • 将来を見据え、学びたい技術を意識して就職先を選ぶことが重要

「鍼灸は怖い」という気持ちを和らげることが大切

―― 一般の方に話すと驚かれる業界の習慣はありますか?
 
東洋医学の用語がごく普通に飛び交う鍼灸師同士の会話を耳にすると、驚く人も多いかもしれませんね。「この患者さんには“シャホウ”*1をやったほうがいいね」「あちらの患者さんは“インキョ”*2になってしまっているね」などと言われても、一般の方はなかなか理解できないのではないでしょうか。

ただ、こうした「東洋医学ってよくわからない」という感情に、「鍼灸は痛そう・熱そう」というイメージが加わり、鍼灸治療に対して強い抵抗を感じる方は少なくありません。患者様とコミュニケーションを取るときには、そうした恐怖心を和らげ、鍼灸治療の効果をどう伝えるべきかを、特に意識しています。

 *1 瀉法:余分な「気」を取り除く治療法。
 *2 陰虚:体の水分が不足し、組織の機能が低下している状態。

―― 業界内の横のつながりは多いですか?

多いですね。当院が所属する鍼灸整骨院グループに同期入社した鍼灸師や、専門学校のクラスメイトと、頻繁に情報のやり取りをしています。例えば、「施術料が変更になった」「保険請求の手続きが変わる」といった業界の最新動向や、社内外のセミナー情報などは、横のつながりでしか得られないものも多いと感じます。


―― 同じ院で働く先生方の雰囲気はいかがですか?

院長や先輩方は、とても丁寧にフォローしてくださいます。技術がものをいうこの業界では、多くの鍼灸師が、自分の技術を人には教えたがりません。そうした中で、先生方が培ってきた知識や技術を教えていただけるのは、とてもありがたいと思っています。

一方で、自分自身の意志をしっかり持って治療に当たることも大切です。鍼灸治療にはさまざまなアプローチがあるため、「他の先生の方法よりも、自分が試したもののほうが効果的だった」ということもあります。

それを先生方にはっきり伝えられなければ、患者さまにとって最適な治療はできません。納得できる説明ができれば、私のような若手の案でも採用してもらえることはあります。

高齢化社会で鍼灸師はますます求められている

―― 業界内ではどんなキャリアパスがありますか?

専門学校卒業後の最初のキャリアとしては、治療院を運営する企業に入社するケースがもっとも一般的です。入社後は、社内でステップアップの機会が設けられている場合が多くなっています。

例えば、この鍼灸整骨院グループでは、6段階のキャリアステップが設定されており、ステップアップするごとに「院内の鍼灸の責任者になれる」「院長になれる」といった社内資格を得られます。

試験を受けるチャンスは月1回ありますが、事前に「試験に合格できる技量がある」と院長に認められることが条件です。また、人によっては、ある程度技術を学んだあと、別の会社の治療院に転職したり、独立したりすることもあります。


―― 今、鍼灸師になるのは難しいのでしょうか?

鍼灸師として働き始めること自体は難しくないかもしれません。高齢化が進む中で鍼灸治療の需要が増えており、最近では、鍼灸院、整骨院といった治療院の数がコンビニの店舗数より多いというデータもあるほどです。

ただし、鍼灸師として一生働き続けていくためには、相応の努力が必要です。「鍼灸治療を受ける人は全国で5%にも満たない」とも言われる中で生き残っていくためには、自分自身の技術を磨き、確立していかなければなりません。

同じ鍼治療でも、ツボの選択や鍼を刺すスピード、鍼を入れる深さや向きなどは施術者によって異なります。患者さまに対してできる治療の幅をどれだけ広げられるかが、鍼灸師のキャリアの軸になるともいえるでしょう。ですから、就職先を選ぶときも「この先生の、この技法を学びたい」という視点を持っておくことが重要です。

将来は独立して、訪問鍼灸師になりたい

―― 最後に、二宮先生の今後の展望を聞かせてください。

まだまだ技術的には未熟なので、まずは臨床経験と勉強を重ねて、知識を増やし、技術を向上させていきたいです。そして、将来的には独立して、訪問鍼灸治療をしたいと考えています。兄が看護師として働いているので、兄弟で訪問看護・鍼灸をするのが、いつかかなえたい大きな夢ですね。
 
 
将来は兄弟で訪問看護・鍼灸をしたい、という素敵な夢を語ってくださった二宮さん。その夢をかなえるために、技術の向上を目指し、日々努力を続ける姿勢にも胸を打たれました。日本で高齢化が進む中、鍼灸師は人々が元気に長生きできる社会を支える職業として、今後もいっそう求められそうです。
 
 
【profile】おおぞらはりきゅう整骨院 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 二宮翔太

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「鍼灸師(しんきゅうし)」
はこんな仕事です

鍼灸師は、鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて人体のツボに刺激を与え、病気を治療する仕事。この治療方法は東洋医学に基づいており、金属の鍼と「もぐさ」と呼ばれる植物を燃やす灸を使って行われる。肩こりや腰痛、冷え症、アレルギーやストレスによる病気で悩む患者に対し、薬以外の方法でそれらの症状を和らげる効果がある。近年は、エステサロンなどでリラクゼーションの一環として取り入れられることも増えており、多くの女性が活躍中。鍼灸院で経験を積み、独立を目指す人も多い。

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