【シゴトを知ろう】鍼灸師 編

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【シゴトを知ろう】鍼灸師 編

2020.05.27

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】鍼灸師 編

皆さんは、整骨院や鍼灸院など「はり・きゅう」の治療を行う施術所を目にしたことはありませんか? 鍼灸師は、病院や診療所の医師とは違ったアプローチで、体の不調を治療する職業の一つです。具体的には、どのように治療を行っているのでしょうか。また、どうすれば鍼灸師になれるのでしょうか。鍼灸師の仕事について、おおぞらはりきゅう整骨院で働く鍼灸師・二宮翔太さんに伺いました。

この記事をまとめると

  • 東洋医学の考え方を取り入れて鍼(はり)と灸(きゅう)で治療を行う
  • 専門学校で基礎医学と鍼灸の知識を学び、国家試験に合格する必要がある
  • 常に向上心を持ち、技術を磨き続けられる人が鍼灸師に向いている

鍼灸師は痛みの治療だけでなく、症状の予防にも対応

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
鍼灸師は「はり師」「きゅう師」の国家資格を持ち、鍼灸治療をする専門職です。鍼灸治療では、緊張の強い筋肉に直接細い針を刺したり、ヨモギを原料としたモグサで皮膚の一部を熱したりすることで、血流や自律神経のバランスを改善していきます。

これは、「『経穴』というツボを刺激し、体の『気』の流れを整えることで自然治癒力を高める」という東洋医学の考え方に基づいた治療法です。症状が出ているときだけでなく、痛みが出る前の予防策としても治療を受けられるのが特徴です。

患者さまが来院されたら、まず予診票で痛みの状況を伺います。院長や先輩施術者と話し合ったうえで治療方針を決め、患者さまから同意を得て、治療を開始します。また、院内の掃除や、保険診療の請求に関する業務も、鍼灸師の仕事です。

<一日のスケジュール>
8:30 出勤 申し送り(スタッフ内で患者さまについての情報共有)
9:00 受付開始 治療・施術
12:30 昼休み 
15:00 午後の受付開始 治療・施術 事務作業
20:00 受付終了 診療終了後 院内清掃
21:00 退勤

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
患者さまに施術の効果を実感いただけたときに、もっともやりがいを感じます。どの筋肉や神経が原因で痛みが出ているのかを見極め、最適なアプローチを考えて実行した結果、思ったとおりの効果が現れると、とてもうれしいですね。

「施術してもらって、よくなりましたよ」と声を掛けられると、ますますがんばろうと思えます。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
鍼灸師として働き始めてまだ年月が浅く、自分の技術の未熟さを歯がゆく思うことも多くあります。特に、患者さまに満足いただけていないことを、院長や先輩施術者を通じて伝えられたときには、「もっと腕を磨かなければ」と身の引き締まる思いがします。

技術力を向上させるために、院長から定期的にマンツーマンの指導を受けたり、社内のセミナーに参加したりして、勉強を続けています。

「興味があることなら乗り越えられる」と鍼灸師の道へ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
鍼灸師に関心を持ち始めたのは、初めて鍼灸治療を受けた中学生のときです。陸上競技中に足を骨折してしまい、そのリハビリをしている際に、整形外科の先生に勧められたのがきっかけでした。

はじめは漠然とした抵抗感もあったのですが、治療後に回復が目に見えて早くなり、「鍼灸ってすごい!」と感じたんです。それ以降も、スポーツを続ける中で、鍼灸師はとても身近な存在でした。

やがて、自分もその道へ進もうと考えるようになり、高校卒業後に鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の専門学校へ進学。3年間の勉強を経て、国家試験に合格し、当院が所属する鍼灸整骨院のグループに就職しました。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
まず、人体の筋肉や骨格、神経など、基礎医学的な知識を身に付けました。それから、鍼灸の専門的な領域について、各症状に対する治療法や、痛みや熱さを感じさせない技能を学習。さらに2年次からは、臨床に向けた実習も徐々に行い、患者さまと向き合いながら、習得した知識を実践に移していきました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
実は、高校生になったばかりのときには「絶対に鍼灸師になる」という強い意志があったわけではありませんでした。ただ、「自分自身が心から興味を持てる分野へ進めば、その仕事に就くための勉強がどれほど大変でも、乗り越えられるはずだ」と考えたとき、思い浮かんだのは鍼灸師の道しかなかったんです。

今、実際に鍼灸師になって、当時の選択は間違っていなかったと思います。

鍼灸師を目指すには覚悟も必要。後悔のない進路を選んで

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
常に向上心を持って、成長していこうと考えられる人です。先ほどの話にもあったとおり、鍼灸師の仕事をしていると、患者さまから施術について厳しいお言葉をいただくことも少なくありません。

そのときに、諦めたり開き直ったりするのではなく、「次に同じ患者さまの施術をするときには、ここを改善しよう」と、前向きに技術を磨いていこうとする姿勢が求められます。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
「鍼灸師になりたい」と心に決めている方も、まだ将来に悩んでいる方も、どうか後悔しない進路選択をしてほしいと思います。特に専門学校へ進学する場合、それ以外の分野の知識や技術を身に付ける機会がほとんどなくなってしまうため、その道を突き進む覚悟も必要です。

今のうちに十分に情報収集しながら、自分の心としっかり向き合って、納得できる進路を見つけてくださいね。
 
 
鍼灸治療の効果を実感し、自らもその道に進むことを決めた二宮さん。日々、技術を磨くために努力を続けられているのは、患者さんからの感謝の気持ちをまっすぐに受け止めているからかもしれませんね。「自分が強い関心を持っている分野なら、つらい勉強も乗り越えられる」という考え方は、鍼灸師を目指す人だけでなく、夢を持つ全ての人に通じるのではないでしょうか。
 
 
【profile】おおぞらはりきゅう整骨院 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 二宮翔太

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「鍼灸師(しんきゅうし)」
はこんな仕事です

鍼灸師は、鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて人体のツボに刺激を与え、病気を治療する仕事。この治療方法は東洋医学に基づいており、金属の鍼と「もぐさ」と呼ばれる植物を燃やす灸を使って行われる。肩こりや腰痛、冷え症、アレルギーやストレスによる病気で悩む患者に対し、薬以外の方法でそれらの症状を和らげる効果がある。近年は、エステサロンなどでリラクゼーションの一環として取り入れられることも増えており、多くの女性が活躍中。鍼灸院で経験を積み、独立を目指す人も多い。

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