【シゴトを知ろう】新聞記者 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】新聞記者 ~番外編~

2020.05.18

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】新聞記者 ~番外編~

「【シゴトを知ろう】新聞記者 編」では、中国新聞社編集局で働く川手寿志さんに、新聞記者の仕事内容や、学生時代のお話を伺いました。
働く前に抱いていたイメージとのギャップや、「休日あるある」など、新聞記者の知られざる一面に迫ります。運動部に所属し、広島東洋カープの担当記者として活躍する、川手さんならではの裏話をたっぷりお届けします!

この記事をまとめると

  • 休みの日でも、担当球団の試合は必ずチェックする
  • 仕事をする上で特に気を使っているのは体調管理
  • カープの25年ぶりの優勝に立ち会えたことが1番の思い出

休みの日でもカープの試合は常にチェック!

――限られた時間の中で、正確に取材するために行っていることはありますか?
 
取材対象者の話を素早く、かつしっかりとメモするために、個人的に決めている「略語」を使っています。
たとえば野球の専門用語なら、「野球」は「BB(ベースボール)」、「直球」は「F(ファストボール)」、「スライダー」は「S」、「打撃」は「BT(バッティング)」と略して書くと決めています。他の記者もきっと、自分なりの略語を作っていると思いますよ。
 

――このお仕事ならではの「休日あるある」を教えてください。

休みの日でも、家にいるときはカープの試合中継は見るようにしています。選手や首脳陣に取材する際に役立つ情報や、今後の試合につながるプレーがあるかもしれないので、休日でもチェックは欠かせません。外出していて試合が見られない日も、携帯電話で速報を確認しています。

意外な「あるある」は、「スーパー銭湯によく行く」ということですね。きっかけは、球団のトレーナーから、試合後の選手は温浴と冷水浴を交互に行う「交代浴」をして血行を促進し、疲労回復やけが予防をしていると聞いたことです。私もこの交代浴で、日々の疲れをリフレッシュしています! ハードなことも多い仕事ですから健康管理に気を使う方は多いと思いますね。

キャンプでは、選手と同じ昼食を食べて増量⁉︎

――意外と知られていない、この仕事の知られざる事実やトリビアを教えてください。

新聞記者も、プロ野球チームと共に「キャンプ」に同行するということです。キャンプとは、公式戦の期間外に、他の地域に宿泊して、全体練習や個人練習を行うこと。カープは宮崎県や沖縄県でキャンプをするのですが、ここに私も帯同し、取材をしていきます。
ちなみに、昼食はカープ球団や地元の方々のご厚意で、選手と同じメニューを無料で食べることができます。とてもおいしくて栄養満点で、キャンプから帰ると体重が2、3キロ増えていることもしばしばあります(笑)。

キャンプでの取材の様子

キャンプでの取材の様子

――業界や職務内での、一般人が知らない業界用語はありますか?

新聞記者の間では、「読み合わせ」というものがあります。読み合わせとは、原稿をパソコンで執筆した後、固有名詞やアウトカウント(*1)などに誤りがないか、声に出して原稿を読み、一言一句間違いがないか同僚と確認し合う作業のことです。信頼の大きな媒体である新聞の原稿はミスが許されないので、この読み合わせがとても重要になります。

たとえば私が原稿を書いた場合は、私がパソコンの原稿を読み上げ、同僚はスコアブックなどを見ながら、間違いがないかチェックします。その後、問題がなければデスク(*2)へ原稿を送信します。ミスを出さないため、締め切り間際で忙しいときでも、絶対に欠かせない作業です。

(*1)アウトカウント…野球で、攻撃中のチームのアウト数のこと
(*2)デスク…記者が書いた原稿に間違いがないかチェックしたり、手直しをしたりする人のこと

1番の思い出は25年ぶりの優勝に立ち会えたこと

――この業界で働くにあたって、特に気をつけなければならないことはありますか?

フットワーク軽く動き、情報をキャッチし、伝えていくためにも、日々の体調管理には人一倍気を使う必要がありますね。特に春季キャンプが始まる2月は、インフルエンザが流行る時期です。シーズン前のキャンプで体調を崩した野球選手は、練習時間が削られるだけでなく、球団の首脳陣からの評価も下がってしまいます。ですので、絶対に選手にウイルスをうつすわけにはいきません。私もキャンプ中はうがい薬を持っていったり、マスクを付けたりして体調管理を徹底しています。


――新聞記者の業務をされてから、一番驚いたことは何ですか?

激務のイメージがありますが、実はしっかりと休暇が取れることです。かつて新聞社の仕事は「3K(きつい、危険、汚い)」といわれており、私が入社した当時は確かになかなか休むことができませんでした。しかし、現在は働き方改革が進んだことも影響し、月に9日前後は休むことができます。
同僚記者がビジター(*3)連戦に帯同し、私が遠征する必要がない場合は、3連休になることもよくあります。休暇が取りやすくなるように、お互いに声を掛け合って協力していますよ。

(*3)ビジター…ビジターゲームの略。対戦相手の本拠地で試合を行うこと。アウェーともいう。(例:広島を本拠地としているカープが、横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズと試合を行う)


――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

一番の思い出は、カープの25年ぶりの優勝の瞬間に、担当記者として立ち会えたことです。あれは2016年9月10日、東京ドームでの巨人戦でした。ビジター球場での試合とは思えないカープファンの大声援、黒田博樹選手(2016年引退)と新井貴浩選手(2018年引退)の涙の抱擁……。広島で生まれ育った私にとって、特別な瞬間でした。


川手さんのお話から、スポーツ記事の裏には、新聞記者の方々の綿密な取材や、担当チームへの深い思いが隠れていることが分かりました。記事を読むときには、試合結果などの事実だけでなく、雑感の部分にも注目すると、記者の方それぞれの視点が見えてくるかもしれませんね。
 

【profile】株式会社中国新聞社 編集局 運動部 川手寿志
https://www.chugoku-np.co.jp/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

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この記事で取り上げた
「新聞記者」
はこんな仕事です

新聞の記事を書くのが新聞記者の仕事。新聞社の社員になるか、外部スタッフとして仕事をするフリーランスでの働き方もある。一般的には世界情勢、政治、経済、文化、福祉、健康などの担当部署に分かれ、それぞれに取材や記事作成を受け持つ。全国紙は社会性のある情報を掲載する媒体のため、官公庁や政財界の機関へ取材をすることも多い。また、地方新聞、業界紙や専門紙と呼ばれる特定の業界のニュースを扱う新聞もある。語学や現地の事情に精通していれば、特派員として海外で働くケースも。

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