【シゴトを知ろう】新聞記者 編

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【シゴトを知ろう】新聞記者 編

2020.05.15

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】新聞記者 編

毎日私たちに、最新のニュースを届けてくれる新聞。一紙の中に、経済・芸能・事件・スポーツなどの幅広い分野の最新情報が正確にまとまっています。それぞれの記事を制作しているのは、各分野の専門新聞記者です。今回は、中国新聞社編集局で働く川手寿志さんに、新聞記者の仕事内容や、学生時代に学んだことを詳しく教えていただきました。

この記事をまとめると

  • プロ野球チーム「広島東洋カープ」を中心に、スポーツの記事を担当
  • 学生時代に野球に打ち込んだ経験が今の仕事に生きている
  • 新聞記者に最も大切なのは、好奇心と正義感

広島東洋カープの担当記者として日々取材に向かう

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私は中国新聞社編集局の運動部に所属し、スポーツ欄の取材・執筆をしています。プロ野球チーム「広島東洋カープ(以下カープ)」の担当記者として、選手や監督に話を聞いたり、試合結果をまとめたりするのが主な仕事です。カープの他に、アマチュア野球やサッカーチームの「サンフレッチェ広島」も担当した経験があります。
運動部に所属して8年目ですが、以前は、本社の報道部警察担当や市政担当・紙面編集をする整理部などでも働いていました。

<1日のスケジュール>
(本拠地マツダスタジアムでナイターがある場合)
12:00 球場入り
早出特打をしている若手や打撃コーチを取材。
14:00 全体練習開始
翌日の先発投手らに取材。
16:00 練習終了
前日の試合結果を掲載した紙面をノートにスクラップし、個人成績をパソコンに入力するなどデータを整理。
18:00 試合開始
記者室でスコアブックを付けながら試合を見る。8回終了後に同僚記者とメイン原稿や短い原稿の雑感で何を取り上げるか打ち合わせし、会社にいる上司のデスク(*1)へ内容を電話連絡。
21:00 試合終了
監督や選手に取材。パソコンで原稿を執筆し、デスクへ送信。ゲラ(*2)確認。
23:00 帰宅

(*1)デスク…記者が書いた原稿に間違いがないかチェックしたり、手直しをしたりする人のこと
(*2)ゲラ…記者やデスクが記事の内容をチェックするための試し刷りのこと
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

一番やりがいを感じるのは、試合でその日のヒーローとなった選手の活躍に至る背景を記事にできたときです。そのためには、事前取材をしっかり行うようにしています。試合が終わった後は常に締め切り時間との闘いです。当日の取材時間は限られているので、事前に話を聞いたり練習を見たりして、「どういう狙いや課題を持っているのか」「練習や私生活でどんなことに取り組んでいるのか」を、いかに把握しておくかが鍵となります。

また、記事を執筆するときに心がけているのは、他社の記者が知り得ていない情報を紙面に盛り込むことです。たとえば、カープの大瀬良大地投手は「試合で少しでも長いイニング(*3)を投げられるように」と、練習の最後にキャッチボールをする独自の調整や、試合数日前からご飯を多めに食べて、エネルギーを体にため込む食事をしています。こういった取材で得た情報を積極的に取り入れ、「なぜこの選手が活躍できたのか」が読者に伝わる記事にすることを意識しています。

(*3)イニング…両チームがそれぞれ3アウトを取られるまでのこと。イニングのことを「1回」「2回」とも呼ぶ。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
最も大変だと感じるのは時間との闘いですね。ナイター終了後は選手や首脳陣に取材し、素早く正確に原稿を執筆して、出稿しなければなりません。
試合時間が長かったり、延長戦になったりすると、試合終了が夜の10時を過ぎることもあります。そうなると10~15分で約500文字の原稿を仕上げなければならないので、冷や汗ものです。

また、負けた日の試合を取材するのも一苦労です。選手によっては、取材にあまり対応してもらえないことも。取材に向かう足が重くなるときもあります。

そして主にシーズンオフの時期は、どれだけ早く選手の移籍や引退を報じるか、他社との競争になります。先んじて情報を得るために、球団幹部の出社や帰宅の時間を狙って取材に行く必要があり、プレッシャーを感じますね。朝起きて、他紙やネットニュースに先を越されていないかをチェックするのは、とてもハラハラします。

野球に関わる仕事をしたいと、記者を目指すように

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
高校時代に野球部の主将をしていて、試合の成果など活動報告を原稿にまとめ、定期的に発行される校内新聞に掲載していたことがきっかけです。もともと「将来は野球に関わる仕事がしたい」と思っていたので、経験や知識も生かせるスポーツ記者を志すようになりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?
 
親の支えもあって、とにかく野球に熱中していました。大学でも主将を務め、チームが勝つにはどうすればいいか、自分がどうすれば打てるようになるのか考えながら、技術を磨き、体を鍛えてきました。
今はその経験を生かして、選手の気持ちに寄り添う取材を心がけています。

取材内容はノートや手帳にしっかりメモしておく

取材内容はノートや手帳にしっかりメモしておく

Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生のときにスポーツ記者を志し、その後も継続して野球に打ち込めたことが、現在の仕事に生きていると思います。
当時、中国新聞社でスポーツを担当している先輩記者に、大学での過ごし方を聞きに行ったことがありました。その際に「勉強以外にも何かを頑張っていた方がいい!」とアドバイスをもらい、大学でも硬式野球部で野球を続けることを決めたんです。
自分自身が一生懸命野球に打ち込んできた経験が、「選手にどのような取材をするのか」を考えるヒントにもなっています。

経験の有無より、好奇心と正義感が大切な仕事

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
好奇心や正義感の強い人が、この仕事に向いていると思います。いろんな事柄に対して興味や好奇心を持つことが、取材のエネルギーとなるからです。
私の場合、学生時代やっていた野球が今の担当分野に生きていますが、必ずしも経験が必要なわけではありません。何かに疑問を持ったり、「もっと知りたい」と思う気持ちがあれば、経験の有無は関係ないですよ。
 

Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

新聞記者の仕事に興味がある方は、ぜひたくさん本や新聞を読んで、今から多くの知識や言葉を身につけるようにしてほしいです。私は学生時代野球に没頭していましたが、今思うと、その点は後悔しているところなんです。部活動や趣味など、自分の好きなことに打ち込みながら、少しずつ活字にも触れてみてくださいね。

 
学生時代に培った野球の経験を生かし、選手に寄り添った取材を行う川手さん。
取材は、取材する人や題材を熱心に追い、掘り下げていくもの。スポーツに限らず、何かに一生懸命取り組んだ経験は、きっと新聞記者の仕事にもつながるはずです。知識を深めることはもちろんですが、自分が打ち込めるものを見つけることも、夢への第一歩になるのではないでしょうか。


【profile】株式会社中国新聞社 編集局 運動部 川手寿志
中国新聞社公式サイト:https://www.chugoku-np.co.jp/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

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この記事で取り上げた
「新聞記者」
はこんな仕事です

新聞の記事を書くのが新聞記者の仕事。新聞社の社員になるか、外部スタッフとして仕事をするフリーランスでの働き方もある。一般的には世界情勢、政治、経済、文化、福祉、健康などの担当部署に分かれ、それぞれに取材や記事作成を受け持つ。全国紙は社会性のある情報を掲載する媒体のため、官公庁や政財界の機関へ取材をすることも多い。また、地方新聞、業界紙や専門紙と呼ばれる特定の業界のニュースを扱う新聞もある。語学や現地の事情に精通していれば、特派員として海外で働くケースも。

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