【シゴトを知ろう】舞台俳優 編

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【シゴトを知ろう】舞台俳優 編

2020.02.03

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】舞台俳優 編

舞台の上でさまざまな役を演じ、観客の心を震わせ魅了する舞台俳優。村松みさきさんは舞台俳優としてだけではなく、脚本家・演出家としても多くの作品を生み出してきました。舞台や演劇を総合的な視点で見てきた村松さんに、舞台俳優の仕事の魅力や、やりがいについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 資格がない仕事。生き残っていくために日々技術を磨き続ける
  • 大学時代、劇団に飛び込んで演出助手としても経験を積んだ
  • 焦らずに、自分のロマンを信じ続けて

資格のない仕事だからこそ、技術を磨き続けていきたい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私は、「村松みさきプロデュース」という団体で、俳優としてだけではなく、脚本家・演出家としても活動しています。2019年で活動は13年目になり、書いた脚本の数は100本を越えました。このように総合的に舞台に関わる俳優は珍しくなく、「劇作家」とも呼ばれます。仕事内容としては、自分で書いた台本を軸に、多くの俳優さんにご出演頂き、それを演出、プロデュースするという形です。
また、公演の前には舞台稽古を行います。1カ月の中で、2週間は台本を持った立ち稽古、演出家とのディスカッション、その後の2週間でセリフを覚えて実際の動きなどを頭に入れていきます。

<一日のスケジュール>※舞台稽古のある日
10:00 起床
11:00 ブログの更新・エッセイ執筆・スタッフさんとのメールのやり取り
17:00 舞台の稽古
21:00 役者さんたちとご飯
23:00 次回作の構成・執筆
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

18歳のとき、とある舞台を観に行く機会があり、そのときに客席に座っていたのが、俳優の渡辺いっけいさんでした。「すごい! ドラマに出てる人だ!」と、びっくりして固まってしまったのですが、またお会いしてみたいと願っていた数年後に、いっけいさんが出演する舞台作品にスタッフとして関わることができたんです。またその数年後には、対談までさせてもらうことになり、私のような駆け出しの作家とも分け隔てなく仕事をして下さるいっけいさんの心の広さに感動すると同時に、とてもご縁を感じましたね。こんな風に憧れの先輩と出会うことができることや、仕事を通じて、一つ一つ夢を叶えていく瞬間が私にとってはとても魅力的ですし、「もっともっと頑張ろう」と大きなやりがいを感じます。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
演劇の世界は固定給ではなく、なかなか生活が安定しない傾向があります。時には、自分の生活や尊厳を守るために、演劇を手離さなくてはならない期間もあります。私自身も、私の仲間も、多くの俳優と呼ばれる人たちが、本業以外のアルバイトをしています。しかし、「何がいつどう役に立つか分からない」というのが演劇や舞台の面白いところ。アルバイトで得たことが、その後の役作りにも生かされた経験があります。

大学の座学と劇団の経験 学んだ日々が糧となり今がある

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

私が演劇の道へ入ったのは脚本を「書く」ことからでした。
私の生まれ育った土地は、自然が多く、とても緑が綺麗なところで、そこで見た山や川・祭り・人々の営みなどを舞台上に再現したい、という思いから、筆をとったのがきっかけだったように思います。

私自身は大学進学後、3回生のときに、「自分の脚本を自分で演出し、自分も役者として出演する」というスタイルに挑戦し、それがそのまま13年目を迎えた、という印象です。

 
Q5. 大学では何を学びましたか?

大学では、講義や論文執筆などを通して、演劇や舞台芸術について4年間みっちり勉強しました。同時に、学校外では劇団の演出助手をやっていました。その劇団のお芝居に大きな感銘を受けた私は、「お手伝いさせてください!」とお手紙を書き、飛び込むかたちで関わらせていただくことになりました。

2019年4月 中野の劇場HOPEにて自身の脚本・演出舞台「春のガラス窓」より

2019年4月 中野の劇場HOPEにて自身の脚本・演出舞台「春のガラス窓」より

Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生からではなく、小学生の頃から、とにかく舞台関係の仕事につきたい、ということしか考えていませんでした。覚えているのは、小学生のとき自治会のイベントで、私が書いた脚本を使ってお芝居を披露したこと。とても好評で、近所の老人ホームからも「再演してくれ」と声があがったんですよ (笑)。私は、この頃に得た喜びやうれしさを手離せないまま大人になったのかもしれませんね。

10年後何が起こるか分からない 自分のロマンを信じ続けて

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
常識的な人であろうとする人が向いていると思います。表現するということは、決してモラルや常識を突き破っていくということではなく、それを守った上でより豊かな方向へ導くということだと思っています。そして俳優は、「多くの人の悲しみや弱さ・心のひだ」を表現できることが重要だと私は思っています。そのためにもより多くの人に寄り添える感覚が必要です。
また、常に自分なりのロマンを信じ続けるということも大切です。ロマンは夢とも言い換えられるかもしれません。10年後にはそれまでやってきたことの中から何か一つでも芽が出るかもしれない、ということを信じて日々を懸命に頑張ること、それがロマンを信じるということだと思います。

Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
とにかく焦らないこと、早い段階でふてくされてはダメです。15年後なんて、誰にも分からないですから。そして、周りの人たちを常に大切にしてください。こう言うと、俳優という華やかな職業のイメージに対してすごく地味なアドバイスばかりと思われるかもしれませんが、人と人とのつながりが巡り巡って自分を助けてくれる瞬間があるのもまた事実です。
この先、演劇のことで悩んだら、あなた達より先に苦労した先輩たちの苦悩や、私が信じたロマンを思い出してみてください。きっとそれが自分を励ますきっかけになると思います。
 
 
「演劇人」として生きていくため、日々の地道な努力や人との関係づくりを積み重ねてきた村松さん。そのおかげで、今、「自分にしかできない仕事」をできるようになった実感があると言います。舞台俳優という華やかなイメージの裏側には、まず人としての常識や精神力を磨いていく必要があるのだと教えていただきました。
 
 
【profile】脚本家・演出家・俳優 村松みさき
http://misaki-produce.main.jp/


メイン画像撮影 穂坂瑠美

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台俳優」
はこんな仕事です

演劇・ミュージカルなどの舞台上で演技をして報酬を得る仕事。観客を前に生で演技をすることがほとんど。オーディション合格後、台本読み合わせ、立ち稽古、衣装合わせ、リハーサルなどを重ねて本番を迎える。出演料を得るためには、商業として成立し得る作品に出演する必要があるが、スポンサーが付き、チケットが確実に売れる劇団や興行ばかりではなく、テレビ・映画俳優、タレント、歌手などと兼業している舞台俳優も多い。

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