【全国高校生童話大賞】銀賞受賞者インタビュー

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【全国高校生童話大賞】銀賞受賞者インタビュー

2019.12.24

提供:マイナビ進学編集部

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【全国高校生童話大賞】銀賞受賞者インタビュー

宮沢賢治の故郷・岩手県花巻市で、12月14日に「全国高校生童話大賞」の授賞式が行われました。今回銀賞に選ばれたのは、全3作品。廣見結菜さん(福山暁の星女子高等学校2年)の『200円のおばけ』、岡本沙慧可さん(梅光学院高等学校3年)の『悲哀のひまわり』、大城涼佳さん(沖縄県立小禄高等学校2年)の『自販機』でした。それぞれどのような作品で、どのように制作されたのでしょうか。

この記事をまとめると

  • 幸せを食べるおばけと兄弟の物語
  • ひまわりと女の子の友情物語
  • 能力を買える自販機と自分の物語

福山暁の星女子高等学校2年 廣見結菜さんの作品『200円のおばけ』

<あらすじ>
ある日見つけたお店で、鳥かごに入った「おばけ」を200円で買った主人公。
長く入院している弟の友達として、おばけに弟と一緒にいてもらうことにしました。しかし数日経って見ると、弟はどんどん弱々しい姿に。おばけは”幸せ一つ分”を食べて生きているのですが、病院生活の中では幸せに感じることが少なく、「点滴が取れた」「お兄ちゃんがお見舞いに来てくれた」などの貴重な幸せをおばけにあげていたため、どんどん具合が悪くなってしまったのです。最後はおばけに「いろいろな人の幸せを食べてきた自分を食べることで幸せが引き継がれるから、自分を食べてほしい」と言われ、おばけを食べた弟は元気になって兄弟仲良く暮らすというお話でした。

インタビューを受ける廣見さん

インタビューを受ける廣見さん

<受賞インタビュー>

―― 優勝された感想をお聞かせください。


こんな良い賞をいただけるとは夢にも思っていなかったので、ただただびっくりしました。


―― どういうイメージで作品を書かれましたか?

小学生の夏休みは、中高生と比べると宿題も少なくてたくさん遊べるし、そんなひと時の楽しい時間のことを書きたいなと思いました。また、「おばけ」という非日常的な生き物を「買う」ことは面白いだろうなと思って書きました。


―― 執筆期間やその時苦労されたことを教えてください。

作品募集の締切日あたりが文化祭シーズンで忙しかったので、結局原稿用紙に手を付けたのは締切前日の夜9時。そこから朝5時まで書き連ねました(笑)。郵便局にも学校帰りに行き、閉まるギリギリに到着したので、その日一日は間に合うのかとドキドキしていました。

梅光学院高等学校3年 岡本沙慧可さんの作品『悲哀のひまわり』

<あらすじ>
夏休みの水やり当番で見つけた赤いしみを持つひまわり。そのしみにどことなく惨めさを感じた主人公は、まるで人と話すようにその日も次の日も「失恋したんでしょ」などと意地悪な言葉を投げかけます。しかしその次の日、ひまわりが刈られてしまったとの連絡が。急いで学校に行き、自分の家に大事に持って帰ろうとしたところ、ひまわりから「ありがとう」という声が。意地悪なことばかり言っていた主人公とひまわりとの間に芽生えた友情に、心が温まる物語でした。

インタビューを受ける岡本さん

インタビューを受ける岡本さん

<受賞インタビュー>

―― 優勝された感想をお聞かせください。


まさか賞をいただけるなんて思っていなかったので、とてもうれしかったです。頑張って良かったなと思っています。


―― 今回のテーマはどのような発想から書かれましたか?

昔からアンデルセンなどの童話が好きで、物や動物には人間みたいに意思があるのではないかと思っていました。そこからひまわりと女の子の友情という発想に至りました。
ひまわり自体は、学校からの帰り道に居酒屋の前に飾ってあった赤いひまわりの造花を見て、これを物語にしたら面白いと思って使いました。


―― 執筆期間やその時苦労されたことを教えてください。

この物語を書いていた3カ月間、学校帰りに図書館に寄って21時まで執筆活動に努めました。学校の勉強と執筆を両立させるのがとても大変でした。

沖縄県立小禄高等学校2年 大城涼佳さんの作品『自販機』

<あらすじ>
ある時不思議な自販機を見つけた主人公。そのラインナップは「幸せ」「学力」など、見たことのないものばかり。1本3,000円もする「金」という飲み物を躊躇なく買った主人公が家に帰ると、珍しくおばあちゃんからお小遣いをもらえました。その後も「運動神経」「学力」「コミュニケーション能力」など、さまざまな飲み物を購入します。しかしある時自販機の飲み物を過剰摂取することによる副作用で、得意だと思っていた画力が落ちていることに気づきます。自分らしさを失った主人公は、その後得た能力を全て放棄することを選択し、元の自分らしく生きていくというお話でした。

インタビューを受ける大城さん

インタビューを受ける大城さん

<受賞インタビュー>

―― 優勝された感想をお聞かせください。


本当にうれしいです。学校の先生方も廊下ですれ違う時に祝福の声をかけてくださったりと、まるで自分のことのように喜んでくれました。私が頑張って書いた物語が、周りの人から認められたことが本当に誇らしかったです。


―― この作品を書かれたきっかけを教えてください。

車に乗りながら物語の題材になるものを探しているときに、ふと自販機が目に入ったのがきっかけです。私の中で自販機は、夜になるとポツンと明かりが灯っていて少し怖いという印象があったので、その雰囲気に合わせた私好みの奇妙で少しゾッとするような作品が書けるのではないかと思い、この物語が生まれました。


―― 執筆期間やその時苦労されたことを教えてください。

時間に余裕のあった夏休みの約2週間で執筆をしました。苦労したことはたくさんあるのですが、その中でも特に場面転換に苦労しました。不自然にならないよう、何度も書いたり消したりしました。また、家にパソコンが無いので、打ち込み作業のために学校にバスで行く日が続いたことも大変でした。



12月の岩手県で行われた今回の授賞式。特に沖縄から参加された大城さんは、防寒用に洋服をいくつか買われたそうですが、想定よりも寒かったよう。ただ皆さん受賞式で花巻の地に来られたことを、とても喜んでいました。
小説とは違う、少し不思議な雰囲気を持った童話作品たち。受賞された作品はどれも読んだ後に考えさせられるようなものばかりでした。受賞作品は、大会ホームページでも今後紹介されます。興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。


全国高校生童話大賞
http://www.koukousei-douwa.jp/

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