【シゴトを知ろう】自動車整備士 編

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【シゴトを知ろう】自動車整備士 編

2020.04.01

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】自動車整備士 編

高校生くらいの年齢になるとクルマに興味を持ち始める人も多いことでしょう。便利な乗り物ですが、機械である以上、故障は付き物です。今回は、高級輸入車の代名詞ともいえるメルセデス・ベンツの正規ディーラー「ヤナセ」で働く縄田大樹さんに、自動車整備士の仕事の魅力ややりがいについて聞いてみました。

この記事をまとめると

  • 自動車整備士は音に敏感。音だけで故障個所が分かることも
  • 探究心が強いほど、整備のスペシャリストになれる可能性が高い
  • 車の未来を包括的に考えていくことが、これからの整備士には求められる

長年の自動車整備の経験を生かし、若手の指導をしている

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私は現在、自動車整備に携わりながら、自動車のアフターサービスの窓口として店舗(ショールーム)に常駐しています。ショールームは修理工場を併設していて、主な現場作業として、定期点検や修理をする自動車の状況確認を朝一番で行い、現場の整備士に指示を出します。

故障には傾向があって、長年の経験から「こういった症状がある場合は、〇〇に原因がある」といったことが分かるんです。そこでチェックするべきポイントを若手の整備士にアドバイスします。

<一日のスケジュール>
9:30 出社
10:00 入庫する自動車の下調べ
11:00 現場業務(整備、スタッフへの指示や管理)
12:00 昼食
13:00 現場業務
18:00 終業、帰宅
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
壊れている物が直るわけですから、ビフォー・アフターが明確に分かります。そういった工程を経験することが楽しいですね。

詳しく言うと、故障個所を探し出してその対策をどう講じるか、どこの部品を交換すればよいか、といった具合に“答え”を見つけることです。その結果、きちんと正常に直ったときは、やはりうれしくなるものです。

Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
クルマ好きなお客様は要望の質も高いので、納得のいくサービスが常に提供できるかといったプレッシャーは日々感じています。でも、クルマ好き、イコール自動車を大切に乗られている方々なので、そういったお客様と接することは整備士としても楽しい時間です。

修理に関して言えば、走行中に感じる音の異変に気づいて来店されるお客様が多いです。音の異変は非常に感覚的なものですが、整備士はみんな一様に音に対して敏感です。そして良い整備士であるほど、さまざまな音の異変を聞き取ることができるのです。

お客様と一緒に車に乗って走行テストをすることもあります。そうすると、私たちもお客様が気になっている異音を特定することができます。正規ディーラーならば「直せないものはない」訳ですから、これはやりがいというより、責任感や使命感に近いものだと思います。

時間が経つにつれ、基礎の重要さを痛感

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
高校生の頃にバイクに興味を持ったのがきっかけです。バイクも故障しますので、お店へ修理に出すより自分で直した方が手っ取り早いと感じて、自分のバイクをいじるようになりました。

その後、自動車の免許を取りに教習所に通い始めると次第に興味が四輪にシフトしていき、卒業後は自動車の整備学校に進みました。当時はアメリカ車が好きだったので、「輸入車といえばやっぱりヤナセかな」といったイメージで応募することにしました。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
専門学校は2年制で、卒業と同時に「二級自動車整備士」の受験資格を満たす基礎知識や実技を学びました。

それでも、学んだことが仕事に生かせているなと実感するようになったのはつい最近のことで、難易度の高い修理を担当したときほど学校で学んだ基礎の大切さを痛感しています。簡単な修理であれば、診断機を当てるだけですぐに故障個所が見つかり、部品を取り換えるだけで済んでしまうことも少なくないですからね。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
バイクに興味があった高校生の頃は、単純にカスタムバイクのショップ経営者になりたいと思っていました(笑)。そこが整備士を目指した原点ですからね。

「現在の仕事につながっている」というと、レストランでウェイターのアルバイトをやっていたことも少なからず影響しているかもしれません。例えば、テーブルでオーダーを聞いて端末に打ち込むときも、「画面ばかりに集中するのではなく、お客さんの顔も見るようにしなさい」など、当時の店長に何度も繰り返し注意されました。

現在はお客様の窓口業務も担当していますが、整備のみを担当していた頃はお客様と接する機会はほとんどありませんでした。長いブランクはありますが、高校生の頃に叩き込まれた接客の基礎やおもてなしの心は、今になって生きているのかなと感じることがあります。

「クルマ好き」な人ほど、自動車整備士として成長する

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?
 
まずは自動車が好きというのが絶対条件。あとは前向きな人……というか、探究心に満ちた人が向いていると思います。例えば、一般的な四輪車のタイヤは左前輪が一番すり減りやすいんですね。この現象について「なぜ、そうなのか」「原因はどこにあるのか」ということを考えて、答えを突き詰められる人は確実に自動車整備士のスペシャリストになれます。

専門学校では、4年制で卒業後に「一級自動車整備士」の受験資格を満たすコースもあり、ヤナセの新入社員の中でも4年制を卒業した後輩が増えてきています。ただし、現場を見ていて思うのは、一級を持っているからより優れているということはなく、それよりも「クルマが好き」という気持ちが強い後輩の方が伸びるような気がします。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
絶えず自動車に興味を持ち続けてほしいです。近い将来、クルマの価値や人間との接点が変化してくると思いますし、事実すでに変わり始めています。EV(電気自動車)の普及や、携帯電話を介して起動させるシステム、あとは車自体を持たずにカーシェアを利用するといった価値観もその一つです。

自動車を取り巻く環境は日々刻々と変化しています。いま現在と、この記事を読んでくれている高校生の皆さんが就職する時期とではシーンは大きく変わっているはずです。例えば、IT化が進み外部デバイスとの連携が増えると、不具合の原因が自動車本体ではない別のところにある可能性も出てきます。そういったことに気づける知識やセンスも必要になってくるでしょう。

自動車整備士の仕事も自動車の進化に合わせて、新しい知識を蓄積していかなくてはならないので、常にアンテナを高く張っていてほしいと思います。
 
 
自動車が好きであること。そして飽くなき探求心があること。シンプルなことかもしれませんが、基礎や日々日常の気づきを大切にしてきた縄田さんだからこそ、若手整備士のよき見本として活躍することができるのでしょう。自動車整備士に少しでも興味がある人は、まずは身近な情報集めから始めて、将来就職が有利になるように知識を増やしていきましょう。
 
 
【profile】株式会社ヤナセ
千葉営業本部 松戸支店(メルセデス・ベンツ松戸)
縄田 大樹
https://www.yanase.co.jp/

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「自動車整備士」
はこんな仕事です

自動車の整備・点検、故障の修理・部品の交換・オーバーホール(分解掃除)など、車が安全に走行できるよう、専門的な知識と技術で整備をする仕事。多くの部品や電気系統など細かくチェックをしながら故障や異常を探し、部品を修理・交換する。整備不良は大きな事故につながりかねないため、事前に問題を発見して解消する重要な役割を担う、いわば車のお医者さんだ。活躍の場は自動車の整備工場や、メーカーの自動車販売会社などが多く、各専門分野を持った整備士たちが協力し合い、メンテナンスをする。

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