東大・駒場祭で楽しく体験! 昔と今の木造建築

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東大・駒場祭で楽しく体験! 昔と今の木造建築

2019.12.09

提供:マイナビ進学編集部

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東大・駒場祭で楽しく体験! 昔と今の木造建築

日本最大規模の学園祭「第70回駒場祭」が、東京大学駒場キャンパスで11月22日〜24日に開催されました。個性的な展示が毎年話題になりますが、今回は「木造建築」の展示に注目し、学生さんに展示内容や木造建築の魅力について聞かせていただきました。

この記事をまとめると

  • 歴史的な木造建築から、未来の木造建築までを研究する研究室
  • 高層ビルや大規模建造物を「木」で建てる時代が来るかもしれない
  • 「大きなものを作りたい」「街の景色を変えたい」という思いが動機に

寺院から高層ビルまで。木造建築のおもしろさや最前線がわかる展示

今回お話を伺ったのは、東京大学 生産技術研究所腰原研究室に所属する修士1年の姚 至謙(よう しけん)さんと呉 南崎(ご なんざき)さん。「木造建築」をテーマに幅広く研究している研究室ですが、お二人は特に、現代の木造建築の技術革新や普及に興味があるようです。
地震の多い日本では、木造建築は火事で延焼しやすいという理由で規制がかけられていた時代がありました。今はその規制は緩和されつつあります。また、最近は新しい木材が開発されて材料も調達しやすくなり、木で大きな建造物を建てようという流れも起きているようです。

錦帯橋の縮小模型

錦帯橋の縮小模型

今回の展示テーマは「遊ぼう木造建築」。五重塔や錦帯橋などの歴史的建造物の縮小模型や、木でつくった商業施設や高層ビルの見本など、建築好きには興味深い展示ばかり。木のおもちゃのコーナーでは夢中で遊ぶ子どもたちの姿も。
お二人には研究内容や、進路を決めたきっかけなどのお話も伺いました。

木造建築で街の風景は変わる。世界も変えられるかも!?

―― 今回の展示制作で苦労した点や工夫した点は?

呉:僕たちの研究室は毎年駒場祭で展示させてもらっていますが、常に新しいものを導入しようと考えています。今年は五重塔の縮小模型を展示したり、地震に強いといわれる五重塔が地震時にどういう揺れ方をするのかがわかるCG映像をつくり、展示しました。

姚:五重塔の模型の土台は、13年前に研究室のOBが制作したものです。今回は新たに2階より上の部分を学生たちで作りました。

五重塔のCG映像

五重塔のCG映像

―― 普段はどんな研究をされていますか?

姚:僕は現代の木造建築に興味があり、CLT(Cross Laminated Timber)という素材を用いた建築の研究をしています。CLTというのは木の板を繊維方向に直交するよう重ね、接着剤で貼り合わせた新しい材料です。これにより大きさ・厚みのある木のパーツを作ることができます。CLTを壁材や床材などに使う提案を企業とともに進めています。

呉:木造建築は、技術は進んでいますが、なかなか普及が進んでいないという面もあります。その理由の一つに、設計に時間がかかることが挙げられると思います。僕はその時間短縮に貢献できるよう、お手本となるモジュールを設計し、提案するための研究をしています。

CLTを持ち説明するお二人

CLTを持ち説明するお二人

―― 木造建築の魅力とは?

姚:木は人に温かい印象を与えるので、好まれることが多いですよね。鉄筋コンクリートや鉄骨で建てられることの多い高層ビルや大きな建造物も、木で建てれば街の雰囲気が変わって面白いんじゃないかと思います。

呉:実際に木造の高層ビルを建てようという企業の計画も進んでいるようです。街に大きなビルが木造で建つと目立ちますし、話題になると思います。日本は国土の7割が森林。日本にたくさんある材料を使って建造物を作ることができれば、日本の林業が活性化するというメリットもあります。

ものづくりが好きでチャレンジ意欲のある人におすすめ

―― お二人が建造物に興味を持たれたきっかけは?

姚:建築は生活に不可欠なもの。人間の基本的なニーズです。どうしたらきれいに家を建てられるか、ちょっとでも強く建てるにはどうしたらよいかという課題に、昔からいろいろな人がチャレンジしてきました。そこに自分の力を入れることで、もしかしたら街の風景を変えられるんじゃないか、世界を変えられるんじゃないかと思ったことがきっかけです。
僕は台湾出身で、大学で建築を学び、大学院から日本に留学しました。木造建築を学ぶなら、技術が進んでいるアメリカかヨーロッパか日本が選択肢に挙がりますが、特に興味を持っていた日本に来ました。

呉:小さい頃からものを作ることが好きで、大学では演劇のサークルに入り、大道具を作っていました。もっと大きなものを作りたいという気持ちが高まったのと、建築方面に進んだ先輩に話を伺う中で魅力を感じたこともきっかけになりました。東京大学では3年生から学科に分かれるのですが、僕は建築学科へ進みました。

―― 将来建築を学びたいと考えている高校生へメッセージをお願いします。

姚:手を動かすことが好きだったり、自分の想像力を使って新しいものを作りたいと思うなら、建築はおすすめですよ。

呉:大きなものを扱うという点で、建築はそれなりに大変な分野です。完成までに何年もかかります。それだけに、完成したときの達成感は他では味わえないほど大きなものになると思います。大きなものを作りたいという人にはおすすめの分野です。



木造建築は古くからあるもので、今も進化している分野。「街の風景を変えたい」という大きな夢を抱くことができるのも魅力ですね。木造建築の今と昔の両方を知ることができる腰原研究室の展示。来年はどんな新しいものが見られるのでしょうか?


【profile】東京大学 生産技術研究所腰原研究室
姚 至謙(修士1年)、呉 南崎(修士1年)

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