【シゴトを知ろう】楽器職人 編

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【シゴトを知ろう】楽器職人 編

2020.01.15

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】楽器職人 編

音楽の演奏をするときに使われるさまざまな楽器。その楽器を作る仕事をしている人たちが「楽器職人」です。楽器を作るときにどのようなことにこだわっているのか、どのようにしてその職業に就いたのかなどを株式会社カノウプスでドラムを作っている菊川丞太さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • シェルの塗装の仕方だけでも、ドラムの音の鳴り方は変わる
  • 良い音やお客様が求める音を実現させるためには、多くの経験が必要
  • ドラムが好きという気持ちが、ドラムを作る仕事にもつながっている

作ったドラムを使っていただいているのを見るとうれしい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

カノウプスでは、ドラムを作る工程がいくつかに分かれていて、職人がそれぞれ分担して一つのドラムを作っています。私は現在、「シェル」と呼ばれるドラムの胴の部分が形作られた後の加工作用を担当しています。シェルにシートを貼り付ける「カバリング」と呼ばれる作業や、シェルに部品を取り付けるための穴を開ける作業、「オイルフィニッシュ」と呼ばれる塗装の作業を行います。塗装の仕方だけでもドラムの音の鳴り方が変わるので、お客様からの指示をしっかり確認して、カノウプス各ドラムの設計基準に従って正確に製作しています。

<一日のスケジュール>
09:45 出社、掃除
10:00 朝礼、部署の会議
10:20 事務作業、製造依頼の指示書の確認
10:40 製造作業
14:20 昼食
15:20 製造作業
18:50 事務作業
19:00 帰宅

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
完成したドラムをお客様に使っていただいているのを見るとうれしいです。私が作ったドラムを専門学校時代の恩師に使っていただいたり、専門学校に導入していただけたりするのも、喜びを感じます。

良い音や、お客様が求める音を実現させるためには、経験が必要となります。ドラムの素材の特徴を勉強し、加工をする技術を身に付けて、試行錯誤を繰り返します。設計通りの音が出せると、やりがいにもつながりますね。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
繁忙期が不定期なので、納期が集中してくると大変なことはありますが、好きなドラムを作る仕事なので、あまりつらいと感じるようなことはありません。

専門学校で楽器について学んだことで楽器自体に興味を持った

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
ドラムのプレーヤーを育成する専門学校に通っていたのですが、途中から楽器自体に興味を持ち始めました。卒業してからは、専門学校で機材を管理する部署でメンテナンスを行うアシスタントをするようになりました。その専門学校の先生がカノウプスのドラムと専属契約を結んでいるエンドーサーで、その先生の紹介でカノウプスに入社し、ドラムを作ることになりました。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
専門学校では、ドラムのプレーヤーとしての技術、楽器についての知識などを学びました。卒業したら、プロのドラマーを目指すのが一般的なのですが、私は授業の中で楽器の説明を聞いているうちに、楽器のほうに興味を持つようになりました。専門学校で学んでいるときは、ライブやレコーディングの現場などでドラムをチューニングする「ドラムテクニシャンになりたい」と思う時期もありました。
 

Q6. 高校生のとき抱いていた経験が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校のときからドラムを習い始めました。プロのドラマーに憧れ、ドラムが好きという気持ちが、現在のドラムを作る仕事にもつながっています。ドラマーとして身に付けた技術や、ドラムについての知識を持っているからこそ、今の仕事もより専門的にお客様のご要望に応えられていると思います。

他の人に負けないものを見つけて突き進む

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
やはりドラムや楽器が好きな人が向いていると思います。そして、手先が器用で几帳面な人。同じものを何個も作るので、根気強い人。集中して作業を行える無口な人が向いていると思っています。シェルの素材となる木は、同じ種類の木でも一つずつ違うものなので、同じ色で着色していても色の載り方が異なってきます。作業をしながら見分け、微調整を施していきます。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
高校生は進路に悩む時期だと思います。私もドラムの専門学校に行きたいと言ったとき、最初は親と担任の先生に反対されました。ミュージシャンという職業は先行きが不安定なことが多いので、大人が心配するのは当然だと思います。しかし、熱意をもって説得したところ、親にも担任の先生にも理解してもらえました。理解いただいた親や担任の先生に巡り会えて本当に良かったですし、感謝しています。

また、他の人に負けない何かを一つでも持っておくこともいいことだと思います。自分が得意な物事を周りに発信しておくと、いつか誰かが助け舟を出してくれる場合もあります。私の場合は、ドラム集めが趣味で、プロのドラマーにも負けないくらい、ドラムをたくさん持っているということです。また専門学校時代は、ドラムの雑誌をよく読んでいました。その負けないというものが、夢につながるものならば、なおさらいいと思います。どんなことでもいいので、ぜひ探して、突き進んでみてください。


日本や世界のスタープレーヤーも使っているカノウプスのドラム。良い音や音楽を追求している人たちが求めるドラムを作っている菊川さんも、こだわりが強く、仕事にも真剣に向き合っていると感じました。プレーヤーを目指していた時期もある菊川さんだからこそ、ドラマーの気持ちを理解し、作れる音があるのかもしれません。
 
 
【profile】株式会社カノウプス 菊川丞太

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「楽器職人」
はこんな仕事です

音楽の演奏に欠かせない楽器をつくる専門の職人。ラフスケッチから製図、材質選び、演奏してみての微調整まで、一つの楽器を仕上げるには実にたくさんの細かな工程がある。実際に自分の手で組み立てや塗装などを行う人もいる。量産モデルの原型をつくる仕事と、個人の注文に応じてオーダーメードの楽器をつくる仕事がある。また、楽器のカスタムやメンテナンス、修理などを専門にする職人もいる。職場は楽器メーカーの商品開発部門やリペア工房など。歴史的価値の高い楽器を手がける職人の技術は文化遺産といえる。

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