【シゴトを知ろう】歯科技工士 編

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【シゴトを知ろう】歯科技工士 編

2020.01.06

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】歯科技工士 編

子供の頃に歯の矯正装置を付けていた人や、虫歯の治療で詰め物を入れた経験のある高校生は多いのではないでしょうか? それらを作っているのは、医療技術の専門職である歯科技工士の方々。歯は、ほんの少しかみ合わせが変化するだけで、食生活や表情に影響が出てしまう繊細な器官ですから、そこに手を加える歯科技工士には高度な技術が求められます。

今回は、歯科技工所「QLデンタルメーカー株式会社」の代表取締役社長である石原孝樹さんに、仕事の内容ややりがいについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 歯科技工士は、人の人生に深く関わることのできる職業である
  • 患者の希望に添えなければ、商品はゼロから作り直しになってしまう
  • 技術やデザインセンスが指名につながるので努力しがいがある

自分たちの作った商品で患者の人生を明るくできることがうれしい!

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
虫歯になった患者さんや、歯をきれいにしたい患者さんのために、フルオーダーメイドの詰め物や被せ物を作る仕事をしています。弊社は入れ歯や矯正アイテムは扱っておらず、金属を使わずセラミック製品にこだわった、詰め物や被せ物専門の歯科技工所になります。

仕事の流れとしては、まずクリニックから患者さんの歯型が送られてくるので、その歯型に石膏(せっこう)を流して模型を作ります。次に “トリミング”といって、模型を分割して治療したい歯だけをきれいに削り出す作業。そして、トリミングした歯の形に合うような詰め物・被せ物のデータをパソコン上で作る“デザイン”という作業が続きます。

その後、外部の会社にデータを渡して、詰め物・被せ物の原型を作ってもらいます。それを弊社が引き取って、きれいに色を塗って専用の機械で焼き、微調整をして完成・納品という流れです。焼くというのは、陶芸などをイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

<一日のスケジュール>
8:30 始業、トリミング開始
10:00 デザイン開始
12:30 デザイン終了
昼休み
14:30 形態修正(形の微調整)、ステイン(色の調整)
18:30 終業

職場風景

職場風景

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
虫歯治療でクリニックに来られる患者さんもいれば、歯にコンプレックスがあり審美治療で来られる患者さんもいます。その患者さんたちの多くが、我々の作った詰め物や被せ物で、表情や性格が明るくなったことを知るとうれしいです。

中には、直接会ったことのない我々に、感謝の気持ちを伝えてくださる方もいらっしゃいますし、その人の人生に大きく関わる職業だと実感することで、やりがいも感じられます。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
患者さんとやりとりするのはクリニックにいる歯科医師さんですが、歯科医師さんと患者さんのコミュニケーションがうまくいかず、必要な情報がしっかり歯科技工士まで届かないという事態が発生することがあります。

そうなると、患者さんのニーズに合った商品が出来上がらず、最初から作り直しになることもあります。それを防ぐためには、日頃からクリニックとよくコミュニケーションを取り、情報伝達の齟齬が起きないように、お互いに信頼関係を築いていくことが重要だと感じています。

何かを作る仕事がしたくて、たまたま目についた歯科技工士を目指すことに

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

もともと、手先が器用で何かを作るのが好きだったことがきっかけです。ただ、世の中に数あるものづくり系の職業の中で歯科技工士を選んだのは、言っていいのかわかりませんが、正直、たまたまなんです……(笑)。

高校3年生のとき、一般の大学も受験していたんですが、「やっぱり手に職つけたい・専門職を目指せる学校に行きたい」と考えを改めました。すぐに専門職の本を調べて、たまたま歯科技工士の仕事が目につき、「おっ、手先の器用さが生かせそうだし、これがいいや!」と……(笑)。

結局そのまま、合格していた大学には行かず、歯科技工士になるための知識を学べる専門学校に行くことにしました。


Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
専門学校では2年間、歯の形や構造を覚える解剖学をはじめ、歯に関する専門的な知識を学びました。臨床の授業もありましたし、実際の歯科技工士がやっているような実務的な作業なども学ぶことができました。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
子どもの頃から、漠然と社長になる夢がありました。これは私の家柄の影響といいますか、家族がそれぞれ社長職を経験していまして、そんな家族の背中を見て育ったせいか、気づいたら私も社長になりたいと考えるようになっていました。ちなみに、家族から「お前も将来社長になれよ」みたいなプレッシャーは全くなかったです(笑)。

高校生の頃、具体的にどんな業界の会社で社長になってみたい、というビジョンは持っていませんでしたが、結局、今の会社で社長になれていますので、夢はつながっているといえそうです。

これからは職人タイプではなく、社交的なタイプが成功していく

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
まずは、ものづくりが好き、ということが一番かと思います。

性格的なことでいうなら、ある程度、社交的な人が成功するのではないかと考えています。昔はそれこそ、黙々と仕事に打ち込む職人気質のような人がいいという風潮があったかもしれませんが、やはり、歯科医さんとの密なコミュニケーションがいい仕事につながるはずですので。

 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
歯科技工士が作る商品は、基本的に全てフルオーダーメイド。担当する歯科技工士の技術やデザインセンス次第で、いろいろなクリニックや患者さんから指名をいただけるので、とてもやりがいがある仕事です。

また、歯は毎日使うものであり、その人の表情の大部分に影響する部位なので、芸能関係をはじめとする人から見られる職業の方だけでなく、全ての患者さんたちの治療後の人生を変えられるような職業といえます。

ぜひ、興味のある人は、技工所の会社見学などされてみてくださいね。
 
 
クリニックに通っている人はいても、詰め物や被せ物を作っている仕事とはどういうものなのか、知らなかった人も多いのではないでしょうか。
石原さんのお話から伝わってきたのは、「人の一生を左右する商品を作っている」という誇りと喜び。陰ながら人の幸福のために力を尽くしたいと考えている人には、おすすめの職業といえそうです。


【profile】QLデンタルメーカー株式会社 代表取締役社長 石原孝樹
https://www.qldm.co.jp/

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「歯科技工士」
はこんな仕事です

歯科技工士とは、歯科医師の指示書や患者の歯型をもとに義歯などをつくる仕事。それらの加工や修理などメンテナンス作業も担当する。入れ歯や差し歯は、人の身体の一部となる大切な器官。歯型だけでなくかみ癖までも考慮し、患者一人ひとりに合わせた正確な義歯をつくるための精巧な技術が求められる。主な活躍の場は、歯科医院や大学病院をはじめ、歯科材料メーカーや歯科研究所などに及ぶ。歯科医師との連携により仕事を進めるが、キャリアを積むことで独立も可能である。

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