【シゴトを知ろう】通訳 編

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【シゴトを知ろう】通訳 編

2019.11.28

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】通訳 編

異なる言語を話す人たちの発言を翻訳して伝え、意思疎通を助ける「通訳」というお仕事。ビジネスやスポーツの現場、時には国際会議のような重要な場所で、さまざまな業界の人々とスマートに仕事をこなす通訳の仕事に憧れている高校生も多いのではないでしょうか? 今回は、12年の通訳経験があるフリーランスの通訳者・山下えりかさんに、仕事の内容ややりがいについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 良い通訳に必要なのは、日々のトレーニングと入念な事前準備!
  • 中学の頃から「将来は絶対に英語を使った仕事をする!」と決めていた
  • “常に自分の技術を磨き、妥協せず学び続けられる人”が通訳に向いている

良い通訳に必要なのは、日々のトレーニングと入念な事前準備!

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私の仕事は、日本語と英語の通訳です。仕事の形態はフリーランスと言って、会社には所属せず、エージェントと呼ばれる「通訳と通訳を必要としているお客様とを仲介する会社」に登録をして仕事の依頼を受けたり、または個人で仕事を受けたりする個人営業です。企業や団体から通訳の依頼を受け、指定された日に指定された場所に出向いて通訳をします。

フリーランスの通訳の場合、毎日決まった時間に決まった場所で仕事をするのではなく、日によって仕事時間も仕事場所も変わります。ここではよくあるスケジュールのパターンを紹介します。

<一日のスケジュール>
9:00 クライアント(お客様)と待ち合わせ
9:30 仕事の事前打ち合わせ
10:00 通訳
12:00 昼食
13:00 通訳
15:00 小休憩
15:20 通訳
17:00 業務終了、帰宅

この他、日帰りの韓国出張で「午前2時に自宅出発、翌日午前2時に帰宅」というハードスケジュールがあったり、通訳の必要な時間が短い仕事では「現地に到着してから30分間だけ通訳をして解散、帰宅」というイレギュラーなスケジュールがあったりと、さまざまです。
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいはなんですか?
 
通訳の仕事をしていると、たまに、発言者の考えていることが手に取るように分かり、話の先が読めて、まるでその人と自分の頭の中が繋がっているような感覚になることがあります。そんなときは、聞く人が分かりやすい、正確で流れのある良い通訳をすることができます。

これができるのは、毎日のトレーニングと勉強を欠かさず、事前準備をしっかりした結果です。努力が報われてお客様に最高のパフォーマンスを届けられるこの瞬間がとても楽しく、何よりもやりがいを感じます!

通訳メモと辞書

通訳メモと辞書

Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
私は通訳のスキルを維持するために、毎日欠かさずシャドーイングというトレーニング(英語または日本語を聞きながら一拍遅れて同じ内容を同じ言語で声に出して繰り返す練習)をしています。そして毎日必ずニュースや新聞をチェックしたり、分からない単語はその都度調べたりと、仕事のために必要な勉強もしています。これを毎日続けていると、続けることの大変さを感じることがあります。

また、仕事の内容によっては事前に猛勉強しなければならないこともあるので、これも苦しくなることがあります。しかしながら先ほどお話ししました通り、これは良い仕事をするために必要なことなので、大変でも頑張れますよ。

中学の頃から「将来は絶対に英語を使った仕事をする!」と決めていた

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
アメリカの大学在学中に、漠然と将来どんな仕事をしたいか考えるようになり、まずは自己分析をしました。

「自分の好きなこと、したいことは何?」をはっきりさせたところ、「英語がとにかく大好き」「英語を最大限に生かせる仕事がしたい」「仕事は日本でしたい」という3点が私の中で大きかったので、その3点を満たせる仕事を探すことに。

そして「日本で英語と離れずにいられる仕事はなんだろう?」と考え、そこで「通訳」か「翻訳」かなと、残り2択の段階まで絞りました。

2つは近しい職業ではありますが、通訳は「聞く」と「話す」がメインの仕事。翻訳は「読む」と「書く」がメインの仕事です。そのどちらが好きかといえば、「聞く」と「話す」だったので、最終的に通訳を目指すと決めました。


Q5. 大学では何を学びましたか?
 
アメリカのカンザス州にある大学に進学して、関心のあったマスメディアを専攻していました。現地の学校で現地の学生と同じ授業を英語で受けていましたので、生きた英語を学ぶことができ、とても良い経験になりました。

日本に帰国してからは、東京の通訳者養成機関で通訳技術を学びました。毎日のシャドーイングはこの頃から続けています。

また、通訳の勉強を進めて行く中で、専攻だったマスメディアに限らず、経済学や文学など、大学で学んだ様々な知識に助けられることがたくさんあり、「通訳に必要ない知識はない」ということを教えられました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

あります。私は中学生の頃から英語が得意で、中学3年生の頃の担任の先生に勧められたこともあり、高校で留学することを決めていました。そして、留学前から「将来は絶対に英語を使って仕事をする」とも決意していました。

実際に高校で留学し、受け入れ先の学校で受けたジャーナリズムの授業が面白かったため、帰国して日本の高校に戻って来た当時の私の夢は「国際的なジャーナリストになること」でした。これがきっかけとなり、大学はマスメディア学部に入ると決めました。

その後様々な経験をして目指す仕事は変わりましたが、「英語が好き」「英語で仕事がしたい」というこの時の夢や気持ちは間違いなく今に繋がっています。

“常に自分の技術を磨き、妥協せず学び続けられる人”が通訳に向いている

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
自分に厳しく、常に向上心を持って学び続けられる人です。

私のように「英語が好きだから」という理由で通訳を志す人は多いと思います。もちろん「好きなことを頑張って仕事にしたい」という目標を持つことはとても良いことです。しかしながら通訳は言葉ができるだけでは務まりません。

通訳には、外国語の力以上に母語(日本語)の力が不可欠です。またその他にも、さまざまな分野の専門家の話を理解できるだけの知識・読解力・思考力・表現力・発想力、そして基礎的な通訳技術(話を正確に記憶する力・内容を正確に再現する力・瞬時に要点を見極める力・通訳用のメモ取りの技術)など、多くのスキルが必要です。

これらの力を妥協せずに日々磨き続けられる人にこそ、向いている仕事だと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
通訳に興味のある高校生の皆さん。英語を含め、今学校でやっている勉強に全力で取り組んでください。

まず英語についてですが、「日本人が英語をできないのは日本の英語教育がダメだから」という言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。しかしそれは間違いです。

私は中学1年生から英語の勉強を始めました。そして高校受験に向けて、中学2年の2学期から英語の教科書の暗唱を始め、中学卒業時には中学校3年間分の教科書を全て暗唱していました。これが私の英語の基礎です。このおかげで、高校留学では現地での会話に困ることはほとんどありませんでした。

高校留学後に日本の学校で受けた大学受験用の英語教育も同じです。中学の基礎の上に高校で習う英語を積み上げることで、「日常会話レベル」を脱し、アメリカの大学でも十分通用する英語力を身につけることができました。高校での英語学習は、通訳に必要な高く正確な英語力を育てるためにも、とても大切な学習機会といえます。

英語以外の教科については、国語は母語の力を高めるため、その他の教科も知識として、いつか必ず役に立ちます。好き嫌いせずに、なんでも学び吸収してください。



今回のインタビューで印象に残ったのは、山下さんのたゆまぬ努力の姿勢。12年もの間、通訳としてさまざまなシンポジウムや講演会でご活躍されているということで、十分な技術を持っていらっしゃるのは明白ですが、そんな山下さんでも毎日欠かさずトレーニングをされているということで非常に驚きました! 通訳は、いつまでも成長を続けられる、非常に取り組みがいのある職業だということが、しっかり伝わってきたインタビューとなりました。


【profile】山下えりか
https://www.erikayamashita.com/

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「通訳」
はこんな仕事です

異なる言語を話す人たちの会話を仲介する仕事。国際会議や国際セミナーをはじめ、放送や商談、法廷など通訳の現場はさまざま。グローバル化が進み、日本を訪れる外国人はますます増え、ビジネスの面でも海外とのやり取りが注目されている。通訳の仕事は、異なる言語を話す相手同士がビジネスを円滑に進めるには必要不可欠であり、ニーズは増えるものと考えられる。現在、通訳として活躍する人の多くがフリーランスとして派遣会社に登録している。中には正社員で通訳者を抱える企業もある。

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