【2019高校総体・優勝】ウエイトリフティング 石川県立飯田高等学校

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【2019高校総体・優勝】ウエイトリフティング 石川県立飯田高等学校

2019.10.29

提供:マイナビ進学編集部

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【2019高校総体・優勝】ウエイトリフティング 石川県立飯田高等学校

インターハイの男子ウエイトリフティングは、81kg級・67kg級の階級で石川県立飯田高等学校が優勝を飾りました。お話を伺ったのは、81kg級で、2位とわずか1kg差で個人優勝した宮下一樹くんと、去年の62kg級に続き、今年は67kg級を制した山下立真くん。選抜大会で2位だった雪辱を果たすために行った練習や、試合時の思いなどを、浅田久美監督のお話とともに紹介します。

この記事をまとめると

  • 「これだけやった」と思える日々の練習が試合時の精神力を支えた
  • 自分の弱みと向き合って努力したことが、個人優勝につながった
  • 先生の熱い思い、真摯に努力する選手たちによって優勝を獲得した

日々の練習の積み重ねや、仲間たちの存在が優勝を引き寄せた

【選手インタビュー】

―― 優勝した感想をお聞かせください。

宮下:接戦でしたが、1本1本集中して挙げる練習をしてきたので試合でも集中できました。今年こそ優勝することを目指していたのでよかったです。

山下:個人優勝ができてうれしかったのと、ほっとした気持ちがありました。試合が近づくとプレッシャーから焦りが出てしまって、気持ちが落ち着きませんでした。でも、試合までに自分の成績が良くなってきたことやチームの一体感が高まってきたことで、持ち直すことができました。


―― 優勝できた一番の要因は何だと思いますか?

宮下:春の選抜大会(全国高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会)では2位で、悔しい思いをしました。その気持ちを忘れずに練習したことが、今回の優勝につながったと思っています。技術的には、一度肩まで引き上げてから頭上に差し上げる「クリーン&ジャーク」で、肩の入り方が悪かったので、毎日繰り返し練習してきました。

山下:普段の練習どおりのパフォーマンスができたことが良かったと思います。自分はまわりの雰囲気で調子が変わってしまうので、部員や同県の選手たちが声をかけて盛り上げてくれたことが大きな力になりました。

「やれることはやった」と思える練習が気持ちを強くした

―― 一番苦しかった場面はありますか?

宮下:3人での接戦だったのでプレッシャーがありました。特に1本目を取る前のプレッシャーが大きかったです。試合の前日は不安でしたが、試合では「これだけ練習してきたから大丈夫」という気持ちで、いつも通りの動きをすることを意識して挑めました。

山下:自分と同じ記録を持っている下関国際高校の前田陽選手との戦いはきつかったです。絶対に自分が取るという気持ちは常に持つようにしていました。個人優勝2連覇がかかっていたので、まわりからライバル視されている雰囲気は感じていました。でも、自分が強くなるという気持ちで記録を伸ばすことが一番だと考えていました。

―― 勝利のために一番努力したことは何ですか?

宮下:体重を増やすことに力を入れました。1回の食事量を増やすことが苦手なので、食事の回数を増やしました。学校にはお弁当に加えておにぎり3つを持って行き、休み時間などに食べていました。

山下:自分はとくに上体が弱かったので、肩回りを中心に鍛えました。上体が弱いと動作が安定しません。また、まわりからも肩回りが小さいと言われていました。まだまだ鍛え方が足りませんが、ジャークの動作が安定してくるようになりました。


―― 今回のインターハイ全体に対する感想を教えてください。

宮下:地域の方々から「おめでとう!」と声をかけてもらえて優勝した実感がわきました。たくさんの方々に支えてもらったことに感謝しています。とくに、体重を増やすために食事を工夫してくれていた母には感謝です。

山下:個人優勝も団体優勝もできて、とても良い思い出になりました。来年のインターハイでも優勝したいです。そのために、気持ちを切り替えて練習していきます。プレッシャーに負けない自信をつけるため、しっかりと練習に打ち込みます。

将来を見据えた、愛情のこもった指導が選手たちの力を引き出した

【浅田久美先生インタビュー】

―― 優勝後、選手たちにどのような言葉をかけられましたか?

去年のインターハイでは、主軸選手が競技中に負傷。途中棄権するという突然のアクシデントに見舞われ、残念ながら団体2位に終わりました。先輩の無念さをひと時も忘れずに取り組みつかみ取った今年の優勝は、何物にも変えがたい最高の瞬間でした。普段から「練習は結果を出すための根拠づくり」と言ってきましたが、それだけのことを選手たちとともにやってきたという自負はありました。

山下選手には、優勝後に「プレッシャーに負けず力が発揮できてよかったな。」と声をかけました。宮下選手は、これまで2位で終わってしまうことが多く、今回もスナッチを終えて2位だったとき、またそうなるのではないかと不安がよぎりました。しかし結果は、彼が高校に入って初めての優勝。これまでいろいろな故障を乗り越えてたどり着いた優勝だっただけに本当にうれしかったです。

―― 日頃の練習ではどのようなことに注意して指導されていましたか?

選手への声掛けを意識しています。慢心が見られるときは、「たくさんの練習を積み重ねて今のレベルになっただけのこと。あなた達くらいの選手はいくらでも育成できる」と声掛けすると、選手ははっとした顔になりますね。

挙げ方は、至ってノーマルな飾り気のないフォームを教えています。いまは変な癖をつけず、体が出来上がった時に選手自身が挙げ方をアレンジすれば良いと考えています。また、道具を大切にする気持ちを持たせています。それは、試合で挙げる1本1本を大切にすることにつながってくるはずです。


―― 一言で表現するなら、どのような選手だと思われますか?

宮下選手を一言で表現すると「剛」。身体能力が高くがっちりした体つきで、パワーで上げる選手です。山下選手を一言で表現すると「柔」。突出した身体能力を持っているわけではありませんが、身体のしなやかさが武器です。それと2人とも“ウエイトリフティングが好き”という気持ちは誰にも負けない強さがありますね。


―― 今後、優勝した経験をどのように生かしてほしいと思われますか?

選手たちがさまざまな思いを持って試合に挑み、やっとつかみ取った優勝です。この経験は、一生どのようなことにも通用すると思います。今後、壁にぶつかったときにも「負けないぞ」という気持ちに変えて、乗り越えていってほしいと思います。



日頃の練習に加え、自分の弱みと向き合い、必要なことを考えて真摯に努力し続けた両選手。熱い情熱を持って選手と向き合ってきた浅田先生。それぞれの日々の小さな積み重ねが今回のインターハイでの優勝という大きな成果に結びついたのだと思います。選手たちと先生の一体感がある雰囲気が魅力的でした。


【profile】石川県立飯田高等学校 ウエイトリフティング部
浅田久美 監督
宮本一樹 選手(3年)、山下立真 選手(2年)

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