【第26回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2019」・優勝】和歌山県立神島高等学校

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【第26回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2019」・優勝】和歌山県立神島高等学校

2019.10.16

提供:マイナビ進学編集部

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【第26回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2019」・優勝】和歌山県立神島高等学校

高校写真部の全国一を決める、全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」。この大会で、3年連続の優勝を見事果たしたのは、和歌山県立神島高校の写真部です。北海道で行われた本戦大会に出場したのは、宮﨑美奈さん(3年)、岡崎ひなたさん(2年)、伏見凛音さん(2年)の3人。今回は2年生のお二人にお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 和歌山県の神島高校が、写真甲子園で3年連続優勝!
  • 練習の成果を発揮し、本戦の北海道では生き生きと撮影
  • 写真を通じて得たものは、人とのつながりや自身の成長

今年も白熱! 北海道を舞台にした「写真甲子園2019」

写真甲子園には毎年、全国の高校写真部やサークルからたくさんの応募作品が届きます。今年はなんと約500校もの応募校の中から、初戦審査会・ブロック審査会を経て、上位18校の優秀校を選出。本戦大会は7月30日から、夏の青空が澄みわたる北海道で4日間に渡り開催されました。

本戦では3人1組のチームで、「共存」「いとなみ」「北海道のいい人、いいところ」という各日のテーマに沿って撮影を行い、8枚組の作品を作ります。公式のWEBサイトには各校の写真が掲載されていますが、どれも高校生らしい創造性や感受性を感じられる作品ばかりです。

2019年の大会を制した和歌山県立神島高校は、写真甲子園の本戦に5年連続出場し、3年連続の優勝を果たすという快挙を達成! 作品に込めた思いや写真の魅力を伺いながら、優勝に至るまでの軌跡を追いました。

事前のプレッシャーをはねのけて見事優勝

岡崎さん

岡崎さん

―― 優勝された感想をお聞かせください。

伏見:2年連続優勝というプレッシャーを感じていたので、結果が発表された時には、ほっとして思わず涙が出ました。3人で練習してきたことが報われて、本当にうれしかったです。

岡崎:私は結果が分かった瞬間、うれしくて笑顔になりました。でも表彰式が終わったあと、神島高校の校歌と一緒に写真のスライドが流れた時には、感動して涙が出てきました。


―― 写真をはじめたきっかけ、大会に出場したきっかけは何ですか?

岡崎:私が写真を始めたきっかけは、お父さんが持っていた一眼レフです。本格的に撮影していたわけではありませんが、小さな頃からカメラを触るのが好きでした。そして中学3年生の時、「神島高校が写真甲子園で優勝した」という新聞記事を読んで驚き、私も神島高校の写真部に入って写真甲子園に出場したいと思っていました。

伏見:私は写真部に入るまでカメラを触ったことがなかったので、最初はカメラの使い方も、どう撮ればいいのかも、全く分かりませんでした。撮影時のカメラの設定については、今もまだ注意されることがあります(笑)。

作品作りで意識したのは、人々の「自然な表情」

―― 作品について教えてください。

岡崎:北海道で開催された本戦では各日、チームの3人で午前中に写真を撮り、午後は選ぶ作業を行って、8枚組の作品に仕上げます。その中で私が一番気に入っているのは、ホームステイ先の子どもたちを撮った写真です。最初は少し距離を感じていたのですが、「一緒に鬼ごっこをしよう」と言って仲良くなり、その瞬間の動きや躍動感を写真におさめることができました。大会が終わって帰るときに子どもたちがすごく泣いてくれて、そんな思い出ごと今でも印象に残っている一枚です。

岡崎さんが撮影した一枚

岡崎さんが撮影した一枚

伏見:北海道は人が優しくて、景色もきれいだったので、それを写真で伝えたいと思いました。私が一番好きなのは、朝の食卓風景を撮った写真です。地元の方たちを撮影するために、周辺のお家を一軒一軒訪ねたのですが、ご自宅の中にまで快く迎え入れていただいて、帰り際にはおいしいおにぎりまで作ってくださいました。

また、とあるお店で偶然出会ったおばあちゃんの写真は、表情がとても気に入っています。私がお店で撮影している時に偶然入って来られて、「撮っていいよ」と優しく言ってくださって。その時のおばあちゃんの優しい笑顔やきれいな光を、写真に上手くおさめられたのではないかと思います。

伏見さんが撮影した一枚

伏見さんが撮影した一枚

―― 撮影するうえで一番こだわったところはどこですか?

岡崎:一番こだわったのは、人の表情です。自然な表情や動作を撮るために、自分からたくさん話しかけるよう心がけました。

伏見:私も北海道の皆さんの自然な表情を撮れるようにこだわりました。意識したのは、光の見方です。自然な表情をいい光のなかで撮れるよう、シャッターチャンスを逃さないようにしました。また本戦の1日目はカラー、2日目はモノクロという指定がありますが、最終日は各校が自由に選択することができます。カラーの場合どうしても色に惑わされてしまうのでモノクロにしたのですが、そのおかげでより一層、撮影させていただいた方たちの良い表情がはっきりと伝わったのではないかと思います。


―― 優勝できた要因は何だと思いますか?

伏見:先輩や顧問の先生のおかげだと思います。先輩たちの上手な写真や撮り方などを間近で見て、学ぶことが多かったですし、たくさんのことを吸収できました。

岡崎:地元の和歌山では、写真甲子園に行くことを想定して、ずっと練習をしてきました。出場する前は、これまで練習してきたことを十分に出し切りたいと思っていましたが、北海道ではそれ以上の写真が撮れて、最高の作品になったと思います。「優勝したい」という思いと、毎日たくさんの写真を撮ってきたことが、優勝につながったと思います。


―― 大会に挑む中で一番努力したことは何ですか?

岡崎:大会では3人で撮影したたくさんの写真の中から、8枚の写真を選んで作品を作ります。私は写真をセレクトするのが苦手で、最初は自分の意見をうまく言うことができませんでした。だから大会に出場する前に、チームの3人で何度も写真を撮り、8枚組の作品を作る練習を重ねました。

伏見:写真部の中から大会に出場する3人が決まった時、先生からは「一人だけ写真が違う」と言われました。もちろん完全に同じでなくても構いませんが、2人と全く雰囲気の違う写真だと、8枚組にした時に合わなくなってしまいます。だから私は程よい“アクセント”になれるよう、2人の写真を何回も見て、写真の構図や切り取り方など良いところを吸収しながら練習しました。

写真は人と人とのコミュニケーションから生まれる

伏見さん

伏見さん

―― 普段はどのような活動を行っていますか?

岡崎:それぞれ個人で写真を撮りに行ったり、誰かをモデルにして撮影したりしています。撮影した写真を部室にあるパソコンに取り込むと、先生が見てコメントをくれます。週末にはみんなでテーマを決めて撮影し、写真についてプレゼンしたり1人ずつ意見を言ったりすることもあります。

伏見:夏休みなどの長期休みには、学校の野外活動棟に寝泊まりして、合宿も行っています。


―― 勉強との両立で工夫している点はありますか?

伏見:私はアルバイトもしているので、夏休みは部活とバイトで予定がびっしり埋まってしまい、写真甲子園の大会後に夏休みの宿題を慌ててやりました(笑)。普段の宿題や小テストのための勉強は、夜に時間を作って取り組んでいます。

岡崎:勉強をしなきゃと思いつつ、写真を撮りたくなります(笑)。3年生の先輩が抜け、私が部長を務めるようになってからは、写真を撮るだけではなく部長としてやることもいろいろあって大変です。でもそんな時は、自分が今やるべきことをノートに書いて、整理するようにしています。


―― 大会全体の感想・来年への意気込みを教えてください。

伏見:写真部に入る前、私は人前で話すことが苦手で、事前に文章を考えてから意見を伝えることしかできませんでした。でも写真甲子園ではプレゼンをしたり、審査員の方から質問を受けて、その場でとっさに答えたりしなければなりません。それが本番では意外と緊張せずに楽しくできて、人として変われたような気がしています。

来年は4年連続の優勝がかかっています。今年よりもさらにプレッシャーが大きいと思いますが、優勝を目指したいと思います。

岡崎:本戦は3日間連続で作品を作って審査会を行うので、普通だったら大変だと思うかもしれません。でも私は、大好きな写真のことをずっと考えていられるのがうれしくて、写真を撮ることも、北海道の人たちと出会えたことも、全てが本当に楽しかったです。

今年の大会では先輩が率先して引っ張ってくれましたが、来年は自分が3年生として、そして部長としてリードしていかなければなりません。これまでにリーダーを務めた経験があまりないので、先輩のようにうまくできるか不安もありますが、自分の写真を撮ることと合わせて頑張っていきたいと思います。



本戦では写真の補正を行わないため、写真の色味や構図まで、瞬間的に切り取る必要があります。しかしそうした技術的なことよりも、被写体との距離感や現場の空気感にこだわっていたと伺い、だからあんなにも人の温かさを感じる作品に仕上がったのかと胸を打たれました。
4連覇という夢を目指し、これからも彼女たちのシャッターは切られ続けます。

【profile】和歌山県立神島高等学校 写真部
岡崎ひなた(2年)、伏見凛音(2年)

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