【2019高校総体・優勝】女子サッカー 十文字高等学校

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【2019高校総体・優勝】女子サッカー 十文字高等学校

2019.10.02

提供:マイナビ進学編集部

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【2019高校総体・優勝】女子サッカー 十文字高等学校

沖縄で開催された令和初の女子サッカーのインターハイ(全国高校総体)で、悲願の初優勝を成し遂げた十文字高等学校。この輝かしい経験をあくまでも通過点ととらえ、冬の選手権を見据えるキャプテンの三谷和華奈さん(3年)、副部長の原田えなさん(3年)、決勝ゴールをきめた月東優季乃さん(3年)、そして昨年からチームの指導にあたっている野田明弘監督にお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 80名という部員の力を結集して令和初のインターハイ優勝
  • 練習メニューは選手から提案し、部員全員での練習が自信につながった
  • さらなる進化を目指して突き進む選手たちと監督

十文字・80名の全部員の力を結集!

【選手インタビュー】

―― 優勝した感想をお聞かせください。

三谷:優勝カップを受け取った瞬間に、実感がわきました。チームが一丸となって結果が結びついたことは、今後の人生においても、とても印象深い思い出となると思います。

原田:80人という部員の数は、日本の女子サッカー部の中でも多いと思いますし、自分たちの強みになったのではないかと感じました。優勝を経験できてうれしいです。

月東:大会前から、十文字のインターハイでの歴史を塗り替えることを目標に掲げていました。今回、沖縄で達成できたことも誇りに思います。サッカー人生において、とても貴重な経験ができたと思います。

―― 優勝できた一番の要因は何だと思いますか?

三谷:練習も「日本一」を意識しながら取り組みました。たとえ練習試合だとしても、メンバーそれぞれがしっかり勝ちにこだわってきたところに、本番でも勝負強さが出せたのかなと思います。

原田:昨年のインターハイは初戦敗退。その悔しい思いは、インターハイでしか取り返せないと思っていました。技術が通用していない箇所をしっかり見直し、技術を磨きました。全員で意識しながら練習に取り組めたことが良かったと思います。

月東:一番は、サポートの応援です。80人という部員数は、メンバーに入れない部員が多いということ。でも逆に言えば、サポートの人数の多さこそが、十文字の強みなのだと感じています。試合中の苦しい時間も、背中を押してくれて、サポートの分まで頑張らなければという強い気持ちをピッチで表現できました。

キャプテンの提案で取り入れた体幹トレーニング。一緒に過ごした時間が自信につながった

―― 一番苦しかった試合はありますか?

三谷:どの試合も楽ではなかったですし、どのチームもレベルの高い選手ばかりでした。その中でも印象に残っているのは、2戦目の神村学園戦です。何度もチャンスを作れていたにも関わらず、決めきることができませんでした。結果的に、延長とPKにもつれ込む苦しい展開になってしまいました。このようなところが、今後の自分たちの課題でもある一方で、サポートも含め、みんなで最後まであきらめないで集中できたことは成長につながったと思います。

原田:私も、全部の試合が簡単ではなかったですし、強豪校ぞろいのインターハイは苦しいことの連続でした。特に決勝の日ノ本学園(以下・日ノ本)は、主導権を握ることが本当に難しいと感じた試合でした。クーリングブレイクやハーフタイムを迎えるたびに流れが変わってしまうという状況で、自分たちのペースをつかめないまま後半に入り、点が入るまではずっと苦しい時間が続きました。

月東:楽な試合が一つもなかったのは、私も同じ気持ちです。決勝の日ノ本は、夏の強豪校でもあり、チームとしての一体感がありました。守備でも前線のプレッシャーがきつく、前線の選手も常にゴールを狙ってくる……。そんな中で、途中、原田がケガでピッチを離れる場面があり、10人で戦わざるえない状況になりました。でも戻ってきてくれた時は、安定感と安心感が追い風になったのを感じました。

―― 勝利のために一番努力したことは何ですか?

三谷:昨年は、体の強さ、そして走力が足りていないという反省がありました。そこで、今年から体幹トレーニングや走り込みを練習メニューに取り入れました。内容はもちろんですが、全員で集まってやることに意味があり、一緒に過ごした時間が自信にもつながりました。

原田:「自分たちのサッカーを確立させるには、どうしたらいいのか?」という視点で、監督が試合の分析をしてくれるんです。終わるたびにプレーの動画を見て、ウイークポイントを次の試合で生かせるように、コツコツ繰り返していく中で、自然とコミュニケーションが増えていくのを感じました。それが、いい方向へつながったのかなと思います。

月東:今年は、監督が自主練習の時間を多くとってくださったことも勝利につながったと思います。全員が個人技のレベルをアップさせて、課題を克服できるようにするためです。自主練習も、1秒すら無駄にしないように効率よく効果的に行ってきました。十文字は朝から放課後まで練習できる環境があるので、全員が練習時間以外でも努力できたという点も大きいです。


―― 今回のインターハイ全体に対する感想を教えてください。

三谷:部員とスタッフの連携がとても良かったと思います。そして、校長先生をはじめ先生方、生徒の皆さんも、学校でパブリックビューイングを開いて応援してくださったと聞きました。本当にいろいろな人に支えられていると改めて気づかされました。この環境を当たり前と思わず、感謝の気持ちを持って次の選手権へ生かしていきたいです。

原田:インターハイのサッカーでは一番になれましたが、正直サポートは足りない部分もありました。決勝戦で戦った日ノ本は、部員の皆さんが、寮で一緒に生活をしていて、連帯感が格段に上だと感じました。私たちの強みでもある80人の部員も、相手の応援の迫力に正直負けている部分があったと思います。選手権に向けては、サッカーでも応援でも、王者として相応しいチームになりたいです。

月東:優勝できたからこそ、多くの支えがあったことに気付かされました。特に沖縄での設営、運営に携わってくださった金武町の方々のおかげで、毎試合全力で挑むことができたと思っています。本当にありがたかったです。沖縄の地で優勝できたこともうれしく思っています。インターハイに関わられた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

夢や目標に向かって、逆算しながら決断していける人になってほしい

【野田監督インタビュー】

―― 優勝後、選手たちにどのような言葉をかけられましたか?

今年はシーズン当初から日本一という目標を掲げてきました。暑い中の連戦、勝ち抜いて結果を残してくれて、「本当にありがとう」という気持ちです。十文字のサッカー部には昨年からコーチで携わり、今年から監督として指導に当たってきました。昨年は夏冬ともに同じ相手に負けてしまい、悔しい気持ちは選手と一緒でした。自分たちのサッカーをしなければならないという反省に向き合いながら、素晴らしい結果を残してくれたことは、私にとってもいい経験になりました。


―― 日頃の練習ではどのようなことに注意して指導されていましたか?

十文字高校の伝統であるサイド攻撃のアグレッシブさに磨きをかけ、ゴールに向かう中で、相手を見ながら自分で判断してプレーするスタイルを、練習の中で強く求めてきました。体幹や走り込みといったフィジカルのトレーニングは、キャプテンからの強い要望があってメニューに取り入れました。それが、すぐに効果があったかは分かりませんが、自分たちで主体的に発信して、練習に取り組んだことは、メンタルの強化や自信にもつながったと思います。

あとは高校生の部活なので、人として当たり前のことをきちんとする。挨拶・言動・全てを意識しながら、普段の生活を送るように指導してきました。

―― 一言で表現するなら、どのようなチームだと思われますか?

「まだ成長段階にあるチーム」でしょうか。シーズン当初から掲げていた「日本一」という目標に対しての達成感はありますが、インターハイは選手権へ向けての通過点として位置付けています。部員全員で試合に行くのが十文字の伝統でもあるので、メンバーとサポートと、立場こそ分かれてはしまうものの、80人で過ごす意味をしっかり理解していくことも大切だと捉えています。短期決戦のインターハイと違い、選手権は組織の総力が試されるからです。

インターハイのように一発勝負で何があるか分からないという状況ではなく、一人一人の力が試される局面が増えます。冬に勝ったチームが真の日本一という感覚が私にも選手たちにもありますし。そういう点で、まだまだ進化をしているチームと言えると思います。


―― 今後、優勝した経験をどのように生かしてほしいと思われますか?

目標を個人、そしてチームで定めて、本気で取り組んだ結果が、今回の優勝に結びつきました。どんなことにも誠実にとらえて生活し、行動する。そして自分が思い描く夢を叶えることやチャンスをつかむことにつながった今回の経験は、進学し、さらに社会へ出たときにもきっと通じると思っています。日常生活をおろそかにしていたら、プレーにも出ます。スポーツによって形成された人間として当たり前のことは、将来、いろんな場面で役に立つのではないでしょうか。

進路に関しても、「選択肢はなるべく多く持つように」と、日ごろから伝えています。夢や目標へ向かってどう進むかは、常に逆算しながら決断することです。好きなことに夢中になって頑張ることは大事ですが、サッカーだけでは視野が狭くなってしまいます。いろんな人と交流することで知識や視野が広がります。それで最終的にサッカーで生きていこうという決断になるかもしれませんし、違う道を考えるかもしれません。

一つのことを貫く大切さと広い視野を持って生きるバランス感覚を、部活動を通して培ってほしいと思います。



80人の部員全員で過ごす尊い時間をとても大切に考えている、十文字高等学校の女子サッカー部の選手たちと監督。サッカーは普段の生活とリンクすると考えていらっしゃる野田監督の思いが、組織力の強さにもつながっているように感じました。


【profile】十文字高等学校 女子サッカー部
野田明弘監督
三谷和華奈さん(3年)、原田えなさん(3年)、月東優季乃さん(3年)

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