【2019高校総体・優勝】自転車競技・ケイリン(女子) 埼玉県立川越工業高等学校

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【2019高校総体・優勝】自転車競技・ケイリン(女子) 埼玉県立川越工業高等学校

2019.09.24

提供:マイナビ進学編集部

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【2019高校総体・優勝】自転車競技・ケイリン(女子) 埼玉県立川越工業高等学校

3年連続してインターハイ出場を果たした埼玉県立川越工業高等学校・飯田風音さん(3年)。一昨年は3位、昨年はチャレンジャーとして挑んで一番輝くメダルを手にしました。今年は、一転して追われる立場。絶体絶命のピンチから見事な逆転劇で2連覇を達成した飯田さんと、コーチを務めた父でありプロの競輪選手である飯田威文さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 目標は、優勝よりも「力を出し切ること」
  • 仲間とコーチのサポートが力をくれた
  • 優勝は通過点。良い思い出として新たな舞台へ

2連覇の陰に父のアドバイス

【飯田風音さんインタビュー】

―― 優勝した感想をお聞かせください。

純粋にうれしかったです。決勝は、思い描いていたレース展開ではありませんでしたが、トップでゴールしたときはホッとしました。前回の優勝は、私にとってまぐれのようなもの。今回の優勝は、周りの応援やサポートと自分の力が重なり合った結果なので、本当にうれしかったです。


―― 優勝できた一番の要因は何だと思いますか?

ひとつは、目標を「優勝」ではなく「力を出し切ること」としたことです。大会前にコーチである父と話し合い、勝つことより力を出し切ることを目標としてしっかり意識できたのは大きかったと思います。

もうひとつは、慎重になれたこと。今回は体調が万全ではなかったので、父から「その分、慎重に」と言われました。ラスト1周で抜かれたときは焦りました。いつもならすぐに抜き返しに行くところ、父のアドバイスを思い出し、慎重に気持ちを立て直したことが勝ちにつながりました。


―― 苦しかった試合はありますか?

決勝戦です。ペーサー(誘導員)が離脱した後、先行できたのは理想としていた展開。ラスト1周に差し掛かったときに、観客から「わー」という歓声があがったと思ったら、外側から一瞬で抜かれてしまったんです。そのときが精神的にきつかったです。

また、大会前からコンディションが良くなかったことに加え、想像以上の暑さにも参りました。熱中症にならないよう水分を欠かさないようにしたり、扇風機の風に当たるようにしたりと気をつけました。

体力と知力を駆使。仲間の存在に感謝

―― 勝利のために一番努力したことは何ですか?

正しいフォームをキープすること。正しいフォームでこぐとペダルにしっかり力が伝わり、効率よくスピードアップできます。そのため、常にフォームには気をつかいました。今回のレースは500メートルという短距離ですが、練習では長い距離も随分走りました。その甲斐あって、苦しくなってから踏ん張ることができました。
あとは動画を見て分析もしました。自分の負けたレースでは、敗因は何か? どうすれば勝てたか?を考えたり、強い人の走りを見て良いところを参考にしたり。体も頭もフルに使いました。


―― 今回のインターハイ全体に対する感想を教えてください。

仲間との絆を再認識できた思い出に残る大会になりました。自転車競技部は部員同士の仲が良く、同学年は長年一緒に練習をしてきたのでなおさら。残念ながら全員出場とはいきませんでしたが、仲間と一緒に大会に臨めたので心強かったですね。
レースを終えた仲間が、自転車の空気を入れてくれたり、応援してくれたりして、みんなの有難さを感じました。また、やれば結果はついてくることも実感し、自信につながりました。

優勝を自信に、新たな気持ちで次の世界へ

【コーチ・飯田威文さんインタビュー】

―― 優勝後、選手にどのような言葉をかけられましたか?

「お前、すごいな」と言いました。前回、優勝しているので今回は追われる立場。周りから研究され、相当プレッシャーもあったと思います。さらに、今回は大会直前から体調を崩していたし、レース展開も予想外。抜かれたときは正直まずいな、と思いました。あのままズルズル行ったら負けてもおかしくないレース。強い精神力・的確な判断力・持前のスプリント力という総合力で勝てたと思います。後続に飲み込まれる前に抜けきれたのも良かったですね。優勝が決まった瞬間、自然と涙がこぼれました。


―― 日頃の練習ではどのようなことに注意して指導されていますか?

上半身の使い方を含めたフォームですね。彼女はもともとスケートをやっていて、そのトレーニングの一環として自転車を始めました。そのため、スケートで使う筋肉をうまく自転車でも使えるよう、サドルやハンドルの位置を一つひとつ確かめながら決めていきました。そして、筋肉のどこを使っているかを意識するよう指導しました。

親子で遠慮がない分、最初はけんかもしました(笑)。納得したことはやるということが分かってからは、話し合いを重ねながらトレーニングを進めました。分からないところは「分からない」と言ってくるので、その都度丁寧に向かい合えたこと、近くにいる分、ちょっとした体調の変化に気づけたことが良かったと思います。


―― 一言で表現するなら、どのような選手だと思われますか?

精神力が強い。そして、人相手に戦うのが得意ですね。自転車競技は、タイムを競うものと、他の選手と競り合うものがありますが、彼女は後者。闘争心を燃やすタイプなので、ケイリンは向いていると思います。3歳からレスリング、小学校5年生からスケートをしていたことが影響しているのかもしれません。


―― 今後、優勝した経験をどのように生かしてほしいと思われますか?

将来プロを目指しているので、インターハイでの優勝はあくまでも通過点だと思ってほしいですね。プロの世界は、自転車競技以外のスポーツ経験者もたくさんいて、非常にハイレベル。インターハイ優勝という実績が、時としてマイナスになることもあります。今回は、やったことが良い結果につながった。それを自信に、新たな気持ちで次の世界を目指してほしいですね。



優勝直後「お前、すごいな」というコーチの言葉に「おぉ」と答えたという飯田さん。親子ゆえの気恥ずかしさもあったのでしょう。それでもカメラを向けると肩を組んでこの笑顔。これから、競輪養成所の試験、国体と大きな挑戦が続く飯田さん。今後の活躍にますます期待が高まります。


【profile】埼玉県立川越工業高等学校 自転車競技部
コーチ 飯田 威文さん
飯田風音さん(3年)

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