【第19回 全国高等学校ファッションデザイン選手権大会・優勝】岡山県立岡山南高等学校

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【第19回 全国高等学校ファッションデザイン選手権大会・優勝】岡山県立岡山南高等学校

2019.09.10

提供:マイナビ進学編集部

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【第19回 全国高等学校ファッションデザイン選手権大会・優勝】岡山県立岡山南高等学校

全国の高校生たちがファッションデザインを競う全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(ファッション甲子園)。19回目の開催となる今年は岡山南高校の守本・藤田チームが優勝を勝ち取り、最終審査会出場34チームの頂点に輝きました。作品のテーマは「UNIT」。立体と平面からなる三角形のユニット折り紙を組み合わせ、現代風“和の衣装”を完成させました。使用した折り紙は約2,400枚! 気の遠くなるような作業を、一つひとつ手作業で縫い付けた力作です。

この記事をまとめると

  • 「UNIT」は、現代風“和の衣装”への挑戦
  • ずっと追いかけてきた三角形のモチーフ
  • 一つひとつの組み合わせが一つになって完成するデザイン

“高校生らしい瑞々しい感性”で頂点に立つ

19回目の熱い夏を迎えた、ファッション甲子園。毎年全国から多数の応募が寄せられ、「高校生らしい瑞々しい感性」を審査基準に、ファッション業界をリードするカリスマ審査員の皆さんによって、厳正なる審査が行われてきました。
実は本当に力が試されるのは、5月の一次審査を通過してから。今年度、2,771作品の中から選ばれた34作品は、応募したデザイン画をもとにモデルが着用できる衣装に仕上げ、8月の本審査にのぞまなければなりません。制作期間は約3カ月。衣装もモデルも全て高校生チーム自身が担います。悩んだり喜んだり、勉強との両立に悪戦苦闘しながら、作品を完成させていきます。

優勝した岡山南高校の作品は、日本の伝統的文様の連続性・規則性に魅力を感じて制作されました。三角形のユニット折り紙を組み合わせ、色のコントラストを大切に“現代風の和の衣装”をイメージして作られた作品。チームのお2人に今のお気持ちや、作品への思いなどをうかがいました。

2400枚の折り紙の文様で“連鎖”を表現

―― 優勝された感想をお聞かせください。

守本:実は優勝する気で来ました。初挑戦でデザイン画も1枚だけしか出していません。本当はもう1枚出そうと思っていたのですが、時間がなくて。この作品は一見布に見えますが、折り紙でできています。細かなモチーフや刺繍は全て手縫いで、それを丁寧につけていきました。紙を使ったものですが袖の柔らかい感じとか、地布の黒と折り紙の赤のコントラスト、白もそうですが遠くからでも目立つので自信がありました。優勝してうれしいのですが、緊張のせいか正直まだ実感がありません(笑)。

藤田:この作品が出来上がるまでには他の学年の子たちも一生懸命手伝ってくれ、遅くまで残ってくれました。自分たちで別に作っているものもあるのに「手伝ってあげるよ」と言ってくれて。みんなで一緒に作った衣装を代表としてモデルで歩かせてもらって、自分の中では今までで最高のウォーキングができて、それで優勝できたことがうれしいです。モデルに選んでくれた守本さんや先生方、手伝ってくれたみんなに恩返しができたかなと思っています。


―― どういうイメージでデザインを考えましたか。

守本:高校2年生の時にファッション甲子園の存在を知ってから、ずっと三角形のモチーフをデザインしたいと思っていました。3年生で応募する際に案を練り直し、最終的に三角の折り紙をいっぱい使った細かい作品にしようと決めました。最初は布で作ろうと考えましたが、それだと衣装が重くなり過ぎてしまうので紙を使うことにしたんです。


―― このテーマにしたきっかけは?

守本:私たちのテーマは「UNIT」です。こういった形の組み合わせを「ユニット折り紙」と言うので、そこから取りました。三角形のパーツは3つの折り紙を立体的に組み合わせてできていて、一つひとつの組み合わせがパーツになって、それらを組み合わせて全体を完成させています。800個ある立体パーツそれぞれに3枚ずつ使っているので、合計で約2,400枚の折り紙が使われていることになります。


―― 作品の出来栄えはどうですか。

守本:後ろが少しクシュとなってしまいましたが、袖が一番綺麗に仕上がったので、そこは満足しています。作品の三角形のパーツはクラスメイトに手伝ってもらいながら、モデル担当の藤田さんと2人で仕上げていきました。製作期間は7月中旬から始めて約1カ月ほど。一番難しかったのは、三角形を布に縫い付けるところでしたね。立体的に見せるために、折り紙一つひとつに接着芯を貼って、縫っても取れないように工夫しています。


―― このデザインで伝えたかったことは何ですか?

文様や日本らしさもですが、三角形の折り紙3つを縫い合わせて大きなパーツができていて、その一つひとつから衣装ができるという「まとまり」とか「連鎖」を感じてもらえたらと思います。

クラスメートは仲間でありライバルでもある

―― 苦しい、つらいと思ったことはありますか?

守本:デザインするのが嫌だと思ったことはありません。ただ、いろいろなコンテストに挑戦していますが、「デザインが被らないかな」とか「これでできるかな」といった不安はいつもあります。私たちは服飾デザイン科なので、クラスメートみんながすごいデザインをする人たちばかりなんです。仲間でありライバルなので、いつも意識して負けないように頑張っています。ファッション甲子園もデザイン画が春休みの課題になっていて、みんなで応募したものなんです。


―― デザインをするうえで、何からインスピレーションを受けていますか。

守本:私はインスピレーションとかはなくて……。歩いている時に急に思いついたりして、それをメモしています。


―― ステージを歩いてみてどうでしたか?

藤田:激しい緊張はしませんでした。ランウェイでは衣装がどれだけ綺麗に見えるかを、特に心掛けて歩きました。主役はあくまでも衣装なので、自分を目立たせるのではなくて衣装を目立たせるようにポージングを考えて本番に挑みました。


―― 副賞のパリ研修で何をしてみたいですか。

守本:私はファッションデザイナーを目指しているので、将来に役立つようなものを見て回りたいですね。

藤田:ファッションの道には進まないのですが、デザインには大いに興味があるので、大好きな芸術鑑賞、特に美術館に行けたらいいなと楽しみにしています。



洋服の歴史がある国とは違った視点で、“日本ならではの文様”を現した作品が評価された岡山南高校チーム。細かく緻密な手の込んだ作りでありながら、ランウェイでのウォーキングでは着物のような袖が柔らかく揺れる様子が綺麗に映えて、“新しい表現”として多くの観客を魅了したことが高得点につながりました。今後のお2人の成長が楽しみですね。

【profile】岡山県立岡山南高等学校 服飾デザイン科
デザイン:守本紗菜(3年)、モデル:藤田萌子(3年)

ファッション甲子園
http://www.f-koshien.com/

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