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社会へ羽ばたく“真の強さ”を備えた人材育成を目指して

2019.09.13

提供:マイナビ進学編集部

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社会へ羽ばたく“真の強さ”を備えた人材育成を目指して

この記事をまとめると

  • 理念の体現として「創生学部」を新設 新たな風を吹き込むために
  • 「地元新潟」と「世界」との繋がりが学生を大きく成長させる
  • インターンシップや学会参加を通して“真の強さ”を学んでほしい

新潟大学長 髙橋 姿
1950年群馬県生まれ。1976年新潟大学医学部医学科卒業。医学博士(専門分野:耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)。新潟大学医学部附属病院講師を経て、1995年聖マリアンナ医科大学助教授、1998年新潟大学医学部教授、2001年大学院医歯学総合研究科教授。新潟大学医歯学総合病院医療安全管理部長、医学部長、大学院医歯学総合研究科長、医歯学系長などを歴任し、2014年2月より現職。国立大学協会副会長、理事を務めるなど、日本の高等教育の発展にも尽力している。

理念の体現として「創生学部」を新設 新たな風を吹き込むために

私たち新潟大学は、教育理念である「自律と創生」、そしてスローガンとして掲げる「真の強さを学ぶ。」の実現を目指した人材教育に取り組んでいます。真の強さとは、タフさとしなやかさの両方を意味します。変化のスピードが速い現代においては、目先のことに反応するばかりではなく、強い芯を持つことが重要です。自分の中に明確な基準があれば、予想外のことが起こっても対応できる。そんな人材を育成したいと考えています。

そこで本学では「自律と創生」という理念を体現すべく、2017年に37年ぶりの新学部である「創生学部」を設立しました。履修選択では学生の主体性を重んじる「到達目標創生型学位プログラム」を導入。学生自身がキャリア形成をイメージして課題と目標を定め、22分野の「領域学修科目パッケージ」の中から選択して履修していくというものです。
創生学部の雰囲気は、まさに新風です。一期生たちの入学直後、彼らの前で私から話をする機会がありました。最後に手を挙げて発言した学生が「水曜日の午前中に履修できる授業がない」と、大学側の不備を指摘したのです。私からは「大学は受け身で学ぶ場ではないから、空き時間は前日の授業の疑問点について調べたり、明日の授業の準備をしたりするのに活用してください」と伝えましたが、新設学部のため改善すべき点もあり、鋭い指摘だったと思います。そんな彼らがどんな人材に育っていくのか今から楽しみです。そして、臆することなく発言する創生学部の雰囲気が他学部にも広がっていくことを期待します。
また、創生学部の設置と同じ時期に自然科学系3 学部(理学部・工学部・農学部)を改組しました。各学部を1学科体制とし、これまで縦割りとなっていた学科の枠をとびこえて学ぶことができるプログラムを作ったのです。自然の中には山があり里があり海があるように、学問の領域もまた縦割りに分断できるものではなく、すべてが繋がっています。たとえば農学は自然科学の1分野ですが、土壌を知るためには地質学が必要ですし、肥料を知るためには化学の知識が欠かせません。このような横の広がりをもつために、佐渡島というフィールドにおいて自然全体をトータルで学ぶこともできる、農学部と理学部を融合した学位プログラムを作りました。壁を取り払うことで、すでにあるものから新しい組み合わせが生まれる可能性が広がる。近頃さかんに言われるオープンイノベーションもこういった学び方から生まれるものと考えています。

「地元新潟」と「世界」との繋がりが学生を大きく成長させる

本学は前身となる共立病院の設置から約150年、新制国立大学として創設されてからは70年の歴史があります。その長い歩みのなかで、私たちはこれまで数多くの人材を輩出してまいりました。卒業後に県外に出る学生もいますが、新潟の企業を訪問すると卒業生が経営幹部として活躍しているケースも珍しくありません。そういう意味で、本学は地域の企業や自治体にも貢献しているといえるでしょう。ですが、優秀な学生を卒業させてあとは勝手に活躍してもらうというのでは、社会貢献を果たしているとは言いがたい。今まで以上に卒業生の活躍を知ったり、連絡を取り合ったり、繋がりを深めていくことが重要だと考えています。そこで、2016年からは私自身が県内の全市町村や民間企業を訪問し、地域とのつながりや産学連携の絆を深めるよう尽力しています。

さらに「新潟大学サポーター倶楽部」を設立しました。企業や個人を会員に、一口が少額の寄付を無理なく継続していただくための仕組みです。現在まで130以上の団体・個人に加入していただき、多くの方からのご支援を賜るとともに、地域とのつながりを実践しています。

日本海側の歴史ある総合大学として、本学は国際的な視野を持って海外と接し、グローバル人材を輩出していく責任があると考えています。ロシア・モンゴル・韓国・中国・東南アジア諸国――これらの地域との繋がりを強化し、新潟から日本海エリア、そしてその周囲から世界へと、学内のさまざまな教育・研究コンテンツを展開する「環東アジア地域教育研究拠点構想」を掲げました。本学にはこれまで育んできた環東アジア地域との繋がりが多数ありますが、まとめて発信するための仕組みがありませんでした。そこで要となる研究組織として「環東アジア研究センター」を設立したり、海外の大学などで活躍する本学の卒業生等に「リエゾンプロフェッサー」の名称を付与したりと、国際ネットワークの強化を進めています。
海外を経験することで学生が大きく成長する例は枚挙にいとまがありません。1年間北京に留学していた学生は、みるみる中国語が堪能になり、中国の大学の学長が来日された際には通訳を務めてくれました。「環東アジア地域教育研究拠点構想」の推進によって、これからも本学はグローバルに活躍する人材の輩出を促進していきます。

インターンシップや学会参加を通して“真の強さ”を学んでほしい

創生学部の「フィールドスタディーズ(学外学修)」やインターンシップの活動も順調に成果が見えています。どんな業界や仕事が向いているかはっきりしていない1~2年生の段階で、学生達が企業や自治体など、学外のフィールドに赴き、インターンシップなどを経験することで、フラットな状態で自身の適性を見極めてもらうとともに、自分自身の将来やキャリアに目を向けてもらうことが目的です。また、学生自身が課題発見の視点から取り組むため、主体性を養うことができます。
私たちがよく言われるのが「新潟大学は、まじめで大人しい学生が多い」という言葉です。もちろんすべての学生に当てはまるものではありませんが、私自身も学生と接していて、真面目だと感じます。皆、熱心に勉強しているし、留学すればきちんと成果を持ち帰ってくる。一方で「積極的に前に出て意見を述べること」が足りないように感じることもあります。例えば、誰かが自分と同じ意見を言ったとしても、黙っているだけでは何も伝わりません。自分も同じように考えていると発信する必要があるのです。「異論がない」と「何も考えていない」は全く違うことですから。そういった理由から、私自身は学会に出席する学生に対して「必ず質問しなさい」と指導しています。自分の研究領域であれば、その経験から何かしら質問が思い浮かぶはず。それをきちんと質問してディスカッションすればいいのです。そして質問や発言の内容がよければ、その場にいる他の研究者に名前を覚えてもらえるかもしれませんし、次のシンポジウムに招いてもらえる可能性だって広がります。そして同じ分野の仲間ができれば研究活動の励みになります。自分を表現することは、それだけ大切なことなのです。
まだ全てが理想通りにできているわけではありませんが、私たちは「真の強さ」を育める大学となるように取り組みを加速している最中です。本学の学生たちが、「自律と創生」を体現できる人材として成長し、社会に羽ばたいてくれることを期待しています。 


新潟大学 https://www.niigata-u.ac.jp/
新潟大学は、高志(こし)の大地に育まれた敬虔質実の伝統と世界に開かれた海港都市の進取の精神に基づき、自律と創生を全学の理念に掲げています。日本海側ラインの中心新潟に位置する大規模総合大学として、環東アジア地域を基点に世界を見据え、教育と研究及び社会貢献を通じて、世界の平和と発展に寄与することを全学の目的としています。そのため、世界に誇れる教育と研究の拠点を構築し、新潟大学の総合力を活かした学位プログラム(人材育成目標に基づいてカリキュラム設計された教育プログラム)に基づく教育を行います。学士課程では、広い教養と確かな専門性を有した問題解決型人材を養成します。また大学院においては、専門性の深化とともに、異分野の融合も可能とする教育研究を推進することで、国際社会のニーズに応えられる中核的人材を輩出します。研究面では、脳研究など強み特色ある特定の分野の研究を重点支援することで、大学全体の研究力を高めます。教育研究により得られた成果は、広く産業界や行政との連携を通じて社会に還元し、地域の活性化に貢献していきます。

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