【シゴトを知ろう】司書 編

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【シゴトを知ろう】司書 編

2019.09.30

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】司書 編

自治体が運営する公立図書館をはじめ、企業や大学の図書館などで、本の選定や分類・貸し出し・返却業務を行う「司書」というお仕事。高校生の皆さんは、学校の課題をこなすため図書館を利用する機会があると思いますが、探している資料が見つからないとき、パパッと探し出してくれる司書さんはとても頼もしい大人に見えますよね。今回は千葉県立中央図書館で司書の仕事をしている松崎萌さんに、仕事の内容ややりがいについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • やりがいを感じるのは、利用者の望んだ情報を見つけられたとき
  • 中学の頃に司書を志し、司書専門の学科のある大学へ進学
  • 司書を目指すのなら、世の中の全てのことに興味を持っておくといい

やりがいを感じるのは、利用者の望んだ情報を見つけられたとき

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私は、主に来館者や県内図書館からの質問に、図書館の本や雑誌記事などを使って回答する仕事を担当しています。これを「レファレンス(参照・照会)業務」といいます。

その他にも、県内図書館向けのレファレンスの研修会を企画したり、国立国会図書館が運営しているサイトにレファレンス事例を提供したり、調べ物に役立つ読み物としてパスファインダー(調べ方案内)を作成したりしています。

勤務は通常勤務と遅番勤務がありますが、通常勤務時のスケジュールは以下の通りです。現在は育児休暇制度を利用しているので、午前1時間、午後1時間短縮で勤務しています。

<1日のスケジュール例>
9:30 出勤、メールチェックや書類作成などの事務仕事
10:00 カウンターで接客、レファレンス業務(来館者の質問への回答、電話やメール、FAXで来る質問の調査など)
11:30 昼食
12:30 カウンターで接客、レファレンス業務(研修会や資料展示の準備をしたり、会議に出席したりすることも)
16:15 退勤

Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?
 
図書館をご利用いただいている方々の望んでいた情報を見つけられたときです。

夏休みは自由研究の調べ物などで小学生の皆さんがいらっしゃるのですが、普段使い慣れていない検索機に悪戦苦闘しているのをよく見かけます。「こうして調べるんですよ」とご案内するのですが、自力で本を見つけたときのキラキラした顔を見ると、この仕事をやっていてよかったと感じます。

またレファレンス調査の中で「こんなことについて書いてある本があるんだ!」と未知の世界を発見したときも、この仕事の奥深さを実感しますね。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんな時ですか?
 
膨大な資料を調べなければいけないときや、自分の専門外の分野を調べなければならないときも大変ですが、質問を受け付ける際の接客対応に難しさを感じます。質問を受ける際に回答期限などを伺いますが、ついでにいろいろ聞き出そうとしすぎると、相手が煩わしさを感じてしまうこともあるので、接客については日々悩むところです。

中学の頃に司書を志し、司書専門の学科のある大学へ進学

Q4. 今のお仕事を目指したきっかけを教えてください。

昔から本を読むのが好きだったこともそうですが、小学生の頃、家の近所に新しい図書館ができて、きれいで快適な場所で本を読めるのが楽しくて図書館のヘビーユーザーになったことがきっかけです。


Q5. 今のお仕事に就くために、どのようなことを学ばれましたか?

中学生くらいから「司書になりたい!」と思い、それを母に伝えたところ、司書の資格が取得できる、司書専門の学科がある大学を調べてくれて、その大学に進学しました。そこで、図書館に関する歴史や現状、図書館法や著作権法など関連の法律、情報検索の方法やプログラミングなどを学びました。

仕事として図書館司書に就くことの難しさを知り、関連業界への就職を考えたこともありましたが、夢を諦めきれず、卒業後は他の図書館で臨時職員として働きながら、公務員試験と司書の勉強をしていました。

就職後も司書の専門講座や講習会などに参加し、日々勉強しています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在のお仕事につながっていると感じることはありますか?
 
ダイレクトにつながっています。高校で図書委員会に入ったとき、学校司書の先生に「司書になりたいんです」と言ったら応援してくれて、司書の仕事についていろいろ教えてくれたり、参考になる本を薦めてもらったりしました。

司書を目指すのなら、幅広い世界に興味を持ってほしい

Q7. どういう人が司書に向いていると思いますか?
 
図書館の本は、人によって意見が分かれる問題について、それぞれの立場の本を置くように配慮されています。働く人も、さまざまな立場に立って物を考えられる、柔軟な人が向いていると思います。

一方で、図書館は後世へ資料を残すという役割もありますので、流されない頑固な人、物事を簡単に諦めない人も向いているのではないでしょうか。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

本だけでなく新聞・雑誌・インターネット・SNSなど、あらゆるところで情報が発信されています。その中で自分に必要な情報は何か、信憑性の高い情報はどうすれば探せるか、どういう情報を取捨選択するかということを意識する習慣をつけると、将来に役立つのではないかと思います。

また図書館は、言ってみれば世の中の全てのことが収まっている場所なので、もし司書を目指すのであれば、本のことだけでなく、世の中でどんなことが起きているのか、幅広く興味関心を持ってほしいですね。



インタビューで特に興味を引かれたのは、『図書館の本は、一つの問題に対して意見が偏らないよう、いろいろな立場に立った本を並べるようにしている』というお話。当たり前のことのようにも聞こえますが、非常に絶妙なバランス感覚のなせる技なのではないでしょうか。一つ一つの本に繊細な配慮がされていることが分かると、図書館の本を見る目も新鮮なものになりそうです。

司書に興味を持っている人は、本を愛する気持ちだけでなく、分け隔てなくさまざまな分野に目を向ける習慣を身につけておくといいですね。


【profile】千葉県立中央図書館読書推進課 松崎萌

この記事のテーマ
教育」を解説

教育機関や子ども向けの施設で、教育指導に関わる仕事を目指します。小・中学校や高等学校の教員を目指す場合、大学や短期大学の教職課程で学ぶ必要がありますが、専門学校の中にも、提携する大学や短期大学の通信教育を受けて、教員免許状を取得できる学校もあります。語学教師や臨床心理士など希望する職種により、必要な資格や免許が異なります。

「教育」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「司書」
はこんな仕事です

図書館や政府機関、企業の資料室などで必要な本や新聞、CDなどを選定・収集・分類し、貸し出し・返却業務を行う仕事。大量にある書籍に、規則に沿った特定のコードを付け、コンピューターなどを使って記録・整理することも重要な仕事となる。情報化社会となったことで資料を効率よく探す手伝いをする司書のニーズは上昇傾向にある。大人だけでなく、子どもに対しては読み聞かせ会の企画運営を実施するなど、より多くの地域の住民に本を利用してもらえる環境づくりも行っている。

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