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『選手の努力を間近で見て感じることができる』 湘南ベルマーレ主務・米谷崇さんインタビュー

2019.05.10

提供:マイナビ進学編集部

『選手の努力を間近で見て感じることができる』 湘南ベルマーレ主務・米谷崇さんインタビュー

Jリーグのクラブには、チームの活動がうまくいくよう陰で支える「主務」と呼ばれるマネジャー役の人がいます。どんなときもチームから離れず、選手や監督が雑事に煩わされないよう一手に引き受けているのです。

そんな「主務」の1人、湘南ベルマーレの米谷崇さんは実際にどんな仕事をしているのでしょうか。どんなことに気を揉んで、何が一番うれしいのかを語っていただきました。

この記事をまとめると

  • 練習・食事・移動などチームの事前準備は全て主務の役割
  • つらさに勝る楽しさがあるものの、練習場が水没する台風だけは×
  • 人の話をきちんと聞いてみんなに伝えることができるのが理想像

キックオフの6時間前から仕事がスタート

―― 仕事の概要を教えてください。

主務の役割では練習・食事・移動などの事前準備が大きな割合を占めています。練習で言えば練習場の予約、トレーニングの準備、練習のサポート、練習後の片付けなどです。また、監督から何か練習に関して要望があれば、それを選手やスタッフに伝えて共有します。

移動で言うと、アウェイゲームのときはスタジアムの近くのホテルに前日から泊まるので、天候・移動時間・選手の疲労などを監督やスタッフと相談しながら、スケジュールやホテルの場所、段取りなどを決めています。ときにはいつも泊まっているホテルが満室だったりすることもあり、別のホテルを実際に見に行って確認しながら予約したりもします。

食事に関しては、トレーナーと相談しながらホテルに手配します。また選手から食事に関する要望があれば、監督やクラブに伝えて叶えられるものはそのとおりにしています。他にも選手から試合日に必要なストレッチ用具などを聞き、これも可能なものは準備するようにしています。



―― 練習日や試合日のスケジュールはいかがですか?

練習日は、練習開始の3時間前にクラブハウスに来て選手を受け入れる体制を整え、トレーニングの準備をします。準備が終わったらコーチのサポートを行い、練習の時には、トレーニングをサポートします。練習が終わったら、用具の片づけ、クラブハウスの掃除などを行っています。練習日が移動日と重なっていたら、さらに移動の準備も加わりますから、もっと早くクラブハウスに来ます。

試合日は、午前中メンバーに入らなかった選手のトレーニングがあるので、その準備やサポート・片付けをします。その後スタジアムに向かい、公式戦用のチーム用具などを準備しています。試合開始6時間前にスタジアムへ行っていろいろな準備をし、キックオフ2時間前の選手の到着を受け入れます。また、試合中は何が起きても対処できるように、たとえばアイシング用の氷を用意しています。

試合後は、選手が帰った後も30分ぐらいはスタジアムにいて後片付けをしています。それからクリーニングなどの手配をして、クラブハウスに戻り荷物の片付けを行っています。大体キックオフから6時間後ぐらいで試合当日の仕事は終わりです。ナイトゲームだと業務終了が深夜になることもあります。

チームをすぐ側で見て勝利したときに喜びが

―― 仕事でつらいこと・大変なことは何ですか?

つらいことはもちろんあります。たとえば台風シーズンになると、毎日使用している練習場が水没してしまい別の練習場を急いで確保してなければいけないことがあります。大変ではありますが、でも仕事を通じてそのつらさに勝る楽しさがあるのですぐに忘れてしまいます。


―― では仕事の楽しさややりがいは?

試合に勝ったときですね。勝利に勝るうれしさはないですよ。みんなが毎日一生懸命練習しているのをすぐ近くで見ているので、勝った時にみんなが喜んだり楽しそうにしていると、本当に最高の気分になります。また選手が練習のときから真剣で、チームメイト同士でバチバチ競っていますから、それを見ていると自分も頑張らなくてはと感じさせられます。


―― 選手や監督と接するときに気を付けていることはありますか?

監督や選手とよくコミュニケーションしなければいけないので、相手がなんでも言えるような関係を築くように心がけています。何かを言われたとき、雑な応対をしないことで、相手に気持ちよく意見や要望を言ってもらえるようにしています。

全ては湘南に入って先輩から学んだ

―― どのようなきっかけで主務の仕事に就きましたか?

大学まではプロは目指していなかったものの、サッカー部でプレーしていました。大学3年生のときに湘南からコーチがいらして、主務の道を紹介してくださいました。その後、サッカーに関わる仕事がしたいと思って就職活動をしていたのですが、ぴんと来るものがなく活動を止めていたところ、コーチから声をかけていただき、湘南に入ることになりました。


―― 今の職業に就くために勉強したことを教えてください。

今の仕事につながることは全て、入ってから先輩から教えてもらったり見て学んだりしました。ゼロからのスタートです。資格も必要とされません。


―― 高校生のころの経験で現在につながっていることは?

高校時代のサッカー部の同級生がプロを目指し、努力を続けていました。その友人はプロを目指していない自分や後輩を鼓舞しながら、チームが成長するように取り組んでいました。チームの中で一緒に成長しながら仲間とサッカーをしていたら、みんなで一生懸命取り組む楽しさに気づくことができました。そのときの経験は自分の糧となっていると思います。



―― どんな人がこの仕事に向いていると思いますか?

マメな人・人の話をきちんと聞く人・温厚な人・素直な人、教えてもらうことを聞いて前向きに対応できる人です。……全て私とは逆ですが(笑)。


―― 高校生に向けてアドバイスをお願いします。

まだ明確な目標が決まっていない人もいると思います。何をすれば次につながるか、考えるのも難しい人もいると思います。だったら先のことばかり心配するのではなく、今は好きなこと、今いる友人との関係に向き合っていけばいいのではないでしょうか。それが将来につながる事があると思います。だから今は今の時間を大切に過ごしてほしいと思います。高校時代を悔いなく楽しんでください。



選手や監督が最初に要望を伝えるのは主務です。多種多様な要求を聞き、きちんと対応してチームがうまく回るよう、主務は奮闘しています。表からその仕事ぶりが見えることはなかなかありませんが、主務なくしてJリーグのチームはあり得ないといえるでしょう。米谷さんは「資格は必要ない」と語っていらっしゃいましたが、どんな人からも頼りにされるスーパーマンになろうという強い思いは必要なのかもしれません。


【取材協力】湘南ベルマーレ

【取材】森雅史/日本蹴球合同会社

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「スポーツのチームや組織で働く人」
はこんな仕事です

野球やサッカーなど、スポーツ選手が所属するクラブチームの運営に携わる仕事。広報活動やスポンサーの開拓、選手の契約の管理、経理など、業務内容は幅広い。新たな有力選手の入団交渉や、所属選手に対する処遇の変更など、チームの人事面もサポート。また、サポーターやファンの来場数を増やすために、集客方法を考案することもある。クラブチームを運営する企業に就職するケースが一般的。必要な資格はないが、スポーツが好きで、チームや選手に愛着を持って業務と向き合える人に向いている。

「スポーツのチームや組織で働く人」について詳しく見る

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