売り上げに直結! ショーウインドーや店内の飾り付けのプロがいる!
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この記事をまとめると
- ショーウインドーやお店の飾りつけをする仕事が「ディスプレイデザイナー」
- ディスプレイデザイナーは、テーマに合わせて売り上げにつながる飾りつけを考える
- 「デザイン」と「マーケティング」、両方の知識が必要になる仕事である
ショーウインドーの飾りつけをしている「ディスプレイデザイナー」
大きなイベントがある時期になると、百貨店や駅ビルの入り口にあるショーウインドーのディスプレイが一斉に変わります。クリスマスなら大きなクリスマスツリーが飾られたり、バレンタインならチョコレートをイメージした飾りつけがされたりと、ショーウインドーを見れば季節の変化が分かるほど。きれいに飾られたディスプレイを見ると、「もうすぐクリスマスだからプレゼントを買わなくちゃ」なんて思ったりしますよね。
そういったショーウインドーの飾りつけを担当しているのは「ディスプレイデザイナー」という人たちです。今回は、そんなディスプレイデザイナーの仕事についてご紹介します。
テーマに合わせて、「売れる」ディスプレイを考える
ディスプレイデザイナーの仕事内容は、百貨店や商業施設など、さまざまな空間を装飾することです。お店だけでなく、展示会や美術館などのディスプレイを手掛けることもあります。
ディスプレイのデザインを考えるときに大切なのが、テーマに合わせた飾りつけをすること。たとえば、クリスマスシーズンなら、「今年のクリスマスのテーマはホワイトクリスマスです」といったように、商業施設によってコンセプトが決まっています。そのコンセプトやテーマに合わせて、どんなディスプレイをするか決めていくのです。「ホワイトクリスマス」というテーマを生かすためにどんな照明を使ったらいいのか、どんな小道具を組み合わせて魅力的に見せるか、といったことを考え飾りつけを行います。
しかし、ただきれいに飾りつければいいわけではありません。重要なのは、ディスプレイがきれいにまとまっているということだけでなく、売り出したい商品や展示物が魅力的に見えるかということ。お客さんが飾られている商品を見て、「ここで買いたい!」と思うようなディスプレイを考えなければならないのです。美しさと同時に、売り上げへの貢献も求められる仕事です。
ディスプレイデザイナーになるためにはどうすればいい?
ディスプレイデザイナーになるためには、美術系の学校や空間デザインを学べる学校で、知識を身につけることが近道です。また、どうすれば商品を売ることができるかというマーケティングの知識を身につけておくのもいいかもしれません。ディスプレイデザイナーとして仕事を行う上で、きっと役に立つはずです。
実際に現場でディスプレイを作る時には、閉店後の深夜に作業が行われることが多いため、体力も必要になってきます。そうやって苦労しながら飾り付けたディスプレイが、道行く人たちの注目を集めたときに、ディスプレイデザイナーは喜びを感じるのかもしれませんね。
みなさんも友達や家族と買い物に行くときには、ぜひ駅ビルや百貨店などのショーウインドーのディスプレイに注目してみてください。今まで気付かなかった、ディスプレイデザイナーのこだわりを発見することができるかもしれませんよ。
この記事のテーマ
「建築・土木・インテリア」を解説
人が活動し、生活する環境を整備する仕事です。建築や土木に関する分野と、インテリアコーディネイトなどのデザインに関する分野などがあります。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニング、CADの習得など。依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。
この記事で取り上げた
「ディスプレーデザイナー」
はこんな仕事です
百貨店などのショーウインドーは、お客の購買意欲を高めるために重要な役割を果たしている。このショーウインドーの展示を手掛けるのが、ディスプレーデザイナーである。展示するのはクライアントの新商品、お薦め商品、イベントなどにマッチした商品などさまざまで、これらを限られた空間の中で照明や配置の工夫によって、いかに魅力的に見せるかがデザイナーの腕の見せどころになる。必須ではないが、関連資格に国家資格の「商品装飾展示技能士」がある。
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