世界の火山学者が長崎県を目指した理由とは?

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世界の火山学者が長崎県を目指した理由とは?

2015.06.19

提供元:マイナビ進学編集部

世界の火山学者が長崎県を目指した理由とは?

この記事をまとめると

  • 日本には火山がたくさんあり、1990年には長崎県の「雲仙・普賢岳」が大噴火を起こした
  • 雲仙・普賢岳の噴火では、フランスの有名な火山学者であるクラフト夫妻も来日した
  • 火山学者は危険な仕事だが、自然災害の予防につながる重要な存在

歴史に残る大規模な噴火をした「雲仙・普賢岳」

突如として山からマグマや火山灰が噴き出す「噴火」。これらは「火山活動」と呼ばれる自然現象の一つで、発生すれば周辺に住む人々に危険が及ぶ恐ろしいものです。

日本でも、2014年に長野県と岐阜県の間にある「御嶽山」が噴火を起こしました。それにより、多くの人が被害に遭っています。日本は噴火の起きる「火山」が多いため、今までもこのような悲劇が数多く起こってきました。

日本で起きた噴火の中でも、特に規模の大きかったのが、長崎県にある「雲仙・普賢岳」。1990年から1995年までの間、噴火し続けたのです。そしてこの噴火を調べるため、多数の研究者が長崎県を訪れたのでした。その中には、命を落としてしまった人もいます。

調査の途中に命を落とした「クラフト夫妻」

火山について研究している人にとって、実際の噴火は重要な研究材料になります。そもそも、噴火が起きること自体それほど多くなく、実際の噴火はとても貴重。そのため、火山学者とよばれる研究者のなかには、危険な地域に入ってまで調査をする人もいます。

フランス人のクラフト夫妻も、火山学者でした。2人は大学で出会った後、世界中で噴火の写真を撮り、一躍有名になります。何より、彼らが危険な地域で写真を撮って公開することで、いかにその場所が危ない状況になっているかを付近の住民に伝えることができました。彼らの写真は、安全のために役立ったのです。

クラフト夫妻も、やはり冒頭の「雲仙・普賢岳」が噴火した際に長崎県へとやってきました。そして2人は、これまでのような写真だけでなく、動画でも噴火の様子を収めます。これは、のちに貴重な資料となりました。

しかし、2人が雲仙・普賢岳で調査していた途中、突如として高温の火砕流(かさいりゅう)に襲われ、ともに亡くなってしまいました。このとき、クラフト夫妻を含め、40名以上の人たちが死亡したといいます。

亡くなってしまったクラフト夫妻でもわかる通り、火山学者の仕事は危険と隣り合わせです。しかし、彼らの研究があるからこそ、私たちの安全が保たれているともいえるでしょう。

人々の暮らしを支える「火山学者」の研究

自然災害の怖さは、私たちが生きていく上でなかなか避けることができません。特に火山の噴火については予測が難しく、それでいて危険性が非常に高いものです。

そのため、これらを研究する火山学者は危険な目にあうことも少なくありません。しかし、そういった自然現象だからこそ、彼らの研究が私たちに大きな価値をもたらします。火山学者という仕事が、人々の暮らしを支えているのです。

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「火山学者」
はこんな仕事です

火山の噴火による災害を減らすために、あらかじめ予測できるよう調査研究する仕事。大学や観測所、研究センターなどに勤務して日々観測と予測に取り組む。研究には火山地質学・火山地形学・火山岩石学などさまざまな分野があり、それぞれ専門的なアプローチで研究を行う。基本的には過去の噴火を調査し、発生メカニズムを解明しようと試みる。実際に現地に足を運んで岩石などを採取することもあり、活火山の調査には危険を伴う場合がある。災害を防ぎたいという強い信念と責任感を要する仕事といえる。

「火山学者」について詳しく見る