【シゴトを知ろう】公正取引委員会審査官 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】公正取引委員会審査官 ~番外編~

2019.02.20

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】公正取引委員会審査官 ~番外編~

公正で自由な経済社会を維持するための法律「独占禁止法」。この法律に違反していないかを責任持って調査するのが、公正取引委員会の役割です。

公正取引委員会で審査専門官として働く樋口和也さんに、仕事の具体的な内容や審査専門官ならではの「あるある」な話について伺いました。

この記事をまとめると

  • 行政処分はあらゆる面で影響が大きいため、調査に時間をかける必要がある
  • 文章を作成する機会が多いため、他の人が書く文章が気になってしまう
  • これからも審査専門官として成長していきたい

一つの案件にかける期間は、1年から1年半

―― 案件が発生するのはどういう時ですか? 

一般の方からの申告(情報提供)や、私たちから積極的に行う調査活動によって事件が始まるのが一般的です。


―― 一つの案件に対して、どのくらいの期間調査を行うのですか?

もちろん事案の性質で異なることはありますが、一般的に1年から1年半ほどかかります。

公正取引委員会は、調査の結果に応じて「排除措置命令(*1)」や「課徴金納付命令(*2)」などの行政処分をすることがあります。命令を受けた企業は、経済活動の影響を受けるため、調査を行う私たちはその分慎重な調査が必要となります。

*1排除措置命令:独占禁止法違反をした事業者に違反行為をやめさせるために必要な措置をとること。再発防止を決議し、研修などによる従業員への周知徹底を求めるなどの指示が行われる。

*2課徴金納付命令:独占禁止法違反をした事業者の違反防止を目的とし、課徴金を国庫へ納付するよう命じること。

文章を作成するときに「など」と書くのはNG!?

―― この仕事ならではの「あるある」なことはありますか?

公正取引委員会に勤務しているからかどうかは分かりませんが、文章を作成する機会が多い役所なので、インターネットニュースや新聞に載っている文章が気になってしまいます。

一番気になるのが、「など」と表現されているときです。仕事で供述調書を作るときには、いかようにも受け取れてしまう文章はよくありません。私自身もグレーではなく、白か黒かどちらかに寄せた文章を作るようにという指導は、入局当初から受けてきました。そのため、「など」と書いてあると、そこには何がふくまれているのかつい気になってしまうのです。


―― 公正取引委員会で働いているからこそ知ることができたことはありますか?

取調べを行う役所なので、入局前は目つきが鋭い人や屈強な人たちがいるというイメージがありました。しかし実際には若い審査専門官もいますし、女性の審査専門官もいます。入局してイメージが変わったなと言う印象がありました。

他の省庁のことは分かりませんが、公正取引委員会は人数が少ない省庁なので、わりと若い頃から重要な業務に関わるチャンスが回ってくるようなところがありますね。

これからも審査専門官として組織の役に立ちたい

―― 休日はどんなことをして過ごしていますか?

休日は子どもと公園巡りをしています。育児をする上で妻にいろいろと負担がかかっているので、なるべく土日は妻を一人にしてあげたいなと思っています。私自身、子どもと一緒に遊んでいると「もうこんな動きができるんだ」と新たな発見があって癒やされていますね。


―― 今後の目標を教えてください。

事情聴取の場でもっとうまく話を引き出し、組織の役に立つことで、さらなる成果を上げていきたいです。少しでも役に立つ仕事ができれば審査専門官として本望だと思っています。



樋口さんに語っていただいたように、公正取引委員会が下す行政処分は企業にとって大きな影響があり、場合によってはそれを不服に思った企業が訴訟を提起することもあるのだとか。そうした時のためにも日頃から慎重に調査を進めていくことが大切なのだそうです。

上手に話を引き出せる審査専門官になっていきたいと語る樋口さんのように、社会の役に立ちたいと考えている人は、将来の仕事の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。


【profile】公正取引委員会事務総局 審査局 第五査室
審査専門官 樋口 和也

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「公正取引委員会審査官」
はこんな仕事です

日本は自由な市場経済だが、一部の企業が利権を牛耳ることがないよう、独占禁止法が設けられている。公正取引委員会は内閣府の組織で、経済取引において独占や談合、不公正な取引や広告などが行われていないかを厳しくチェックするためにある。審査官は、マーケットのリサーチや消費者からの通報をもとに疑いのある企業を審査し、必要なときは会社への立ち入り調査も実施。取引に関する書類調査、事情聴取の上で違反行為を洗い出し、勧告や審判を行う。大学の法学部出身者が「国家公務員採用試験」を受けて就くことが多い。

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