【シゴトを知ろう】公正取引委員会審査官 編

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【シゴトを知ろう】公正取引委員会審査官 編

2019.02.19

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】公正取引委員会審査官 編

皆さんは「独占禁止法」という法律を知っていますか? 学校の授業で聞いたことがある人もいると思いますが、日本のような資本主義の社会において、公正かつ自由な経済活動がなされるように企業が守るべきルールを定めたものです。その独占禁止法に違反する企業を取り締まっているのが、公正取引委員会です。

今回、公正取引委員会の審査局に所属をする審査専門官の樋口和也さんにお話を伺いました。公正取引委員会ではどのような仕事をされているのでしょうか?

この記事をまとめると

  • 審査官は出張が多く大変だが、証拠を見つけた時などやりがいも大きい
  • 就職をする時に重要視したのは、仕事にやりがいを感じられるかどうか
  • 進学するにしても就職するにしても、自分の考えを貫いてほしい

「これだ!」という証拠を見つけた時にやりがいを感じる

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私が所属している審査局では、企業が独占禁止法に違反をしていないかの調査を行っています。具体的には企業に対する立入検査や、企業からの押収品の中に証拠となるものがないかの調査、違反行為に関わったとされる人からの事情聴取を主に行っています。基本的には一つの事件を複数名で担当する、チーム制で動いています。

私はこれまで携わっていた事案で出張をすることが多かったので、そうした場合の一般的なスケジュールをご紹介します。

<一日のスケジュール>
9:00 所属勤務地に登庁後、出張先へ移動
13:00 企業を訪問し、事情聴取を実施。聴取後は伺った内容を供述調書にして先方に確認をしてもらう
18:00 上司に電話で報告をした後、現地を出発して帰庁
22:00 退庁


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

企業からの押収品から証拠となるものを調査するのですが、その中に「これだ!」という証拠を見つけ、それが最終的に違反行為を立証するため役立った時はやりがいを感じます。また思いがけない事実が解明できるような証拠を見つけた時はうれしいです。

その他にも事情聴取を行った際、「電話をもらったとき、本当はあなたに会うのは断ろうと思っていたけれど、あなたの電話対応がすごく良かったので会うことに決めた」と相手の方に言われた時はうれしかったですね。私たちは違反行為の取調べをするので、話をしたくない人もいるわけですから、最初の電話対応は特に気を使っています。


Q3. 仕事で大変だと感じることはありますか?
 
事情聴取の際に話を伺う方は、私よりも年上の場合が多いので、そういった方々と対等に話をするための信頼関係・人間関係を短い時間の中で築かなければいけないのは結構大変だと思います。「この審査官に話したくないな」と思われないように、失礼のない話し方をするように注意をしています。

また私たちはさまざまな業界に対して調査をしているので、各業界の知識を身に付けていく必要があります。それまで担当していた事案と次に担当する事案の業種が畑違いのこともありますから、新たに一から知識を身に付けなければいけないのは大変です。

身内に公務員がいたので、高校生の時から興味があった

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?
 
身内に公務員が多かったこともあり、高校生の時から漠然と公務職に就きたいという思いがありました。でも当時公正取引委員会のことは、学校の授業やテレビの報道で耳にしたことはあっても具体的な業務についてはよく知りませんでした。その後就職活動をしていく中で、どのような国家機関があるのかを調べ、たまたまその時に公正取引委員会の報道が続いたということもあって興味を持ちました。

就職をするにあたって、この先社会人として約40年間身を置くことを考えると、やりがいを感じられる職場がいいと思っていました。公正取引委員会の活動は結果がテレビなどで報道されますし、多くの消費者に影響を及ぼすことにつながると思い,自分の仕事が社会に貢献できるところに魅力を感じて、面接を受けてみようと思ったのがきっかけです。


Q5. 学生時代は何を学びましたか?
 
専門学校に2年間通い、公務員試験の科目を中心に学びました。また社会に出ても困らないように、電話対応や社会におけるマナーも学びました。


Q6. 高校生のときの経験が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の時から公務職に就きたいという思いがあったため、高校卒業後は公務員試験の科目を中心に学ぶことができる専門学校を選択しました。結果としてその選択は間違っていなかったと思っています。社会に出ても同じだと思いますが、目的意識を持つということは大事なのかなと思います。

勉強の方法を高校時代に学んでおくと、社会に出てから役に立つ

Q7. どういう人が公正取引委員会の仕事に向いていると思いますか?
 
独占禁止法が適用される産業・業界に限りはありません。そのため私たちはありとあらゆる分野の企業が調査対象となりますので、どんなことにも興味を持って取り組める人が向いているのかなと思います。

私自身、高校時代を振り返ってもう少し勉強の方法を学んでおけばよかったなと思っています。高校時代は試験のために勉強をしてしまいがちですが、「これはどういう意味があるのか」ということを考えて興味を持つことが大切です。今、いろいろな業界を勉強する必要がありますが、時間のない中で学ぶ必要があるため、効率的な勉強の方法を知っているかどうかはとても大切だと感じています。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
高校生の皆さんの多くは卒業後、就職か進学かという選択になると思います。就職を目指す人は、この先長く働く環境を考えるわけですから、じっくり考えてほしいです。大学を卒業して就職する人よりも何年か早く社会経験を積むことで有利になる部分もあると思います。進学する人は、学生生活でしかできないこともたくさんあると思うので、学生のうちにいろいろな経験を積んでほしいですね。

公正取引委員会は、高校を卒業して入局された方も多く活躍されています。もし興味を持っていただければ、ぜひとも選択肢の一つとして考えていただければありがたいです。



公正取引委員会で働く審査専門官というと、眼光鋭い強面の方なのかとイメージしていましたが、お話をしてくださった樋口さんはとても柔和な印象でした。しかし調査の時は引き締めるべきときはビシッと決めるメリハリをつけているのだとか。社会貢献できる公正取引委員会の仕事に興味を持った人は、さらに詳しく調べてみてはいかがでしょうか。


【profile】
公正取引委員会事務総局 審査局 第五審査
審査専門官 樋口 和也

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「公正取引委員会審査官」
はこんな仕事です

日本は自由な市場経済だが、一部の企業が利権を牛耳ることがないよう、独占禁止法が設けられている。公正取引委員会は内閣府の組織で、経済取引において独占や談合、不公正な取引や広告などが行われていないかを厳しくチェックするためにある。審査官は、マーケットのリサーチや消費者からの通報をもとに疑いのある企業を審査し、必要なときは会社への立ち入り調査も実施。取引に関する書類調査、事情聴取の上で違反行為を洗い出し、勧告や審判を行う。大学の法学部出身者が「国家公務員採用試験」を受けて就くことが多い。

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