『栄養士は元気を提供する仕事』 アスリートを支えるスポーツ栄養士の仕事とは

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『栄養士は元気を提供する仕事』 アスリートを支えるスポーツ栄養士の仕事とは

2019.01.10

提供:マイナビ進学編集部

『栄養士は元気を提供する仕事』 アスリートを支えるスポーツ栄養士の仕事とは

体づくりやパフォーマンス向上の要となるのが、食事や栄養です。スポーツ栄養士のこばたてるみさんは、プロスポーツチームをはじめ、個人選手・学生やジュニア選手など、さまざまなアスリートへの栄養サポートを行っています。お仕事の内容や、ご自身の学生時代などについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • プロスポーツ選手をはじめ、さまざまなアスリートを食でサポート
  • スポーツ栄養学の仕事に就くため、関連機関に自分からアプローチ
  • 栄養士は元気を提供する仕事。明るく元気な人が向いている

選手のコンディションを栄養面から整える

―― お仕事の概要を教えてください。

公認スポーツ栄養士として、プロスポーツチームや個人選手の栄養サポートを行っています。例えばJリーグ・清水エスパルスの栄養サポートをするためチームに伺った日は、まず練習を見学して選手のコンディションをチェックします。そしてレストランのスタッフと打ち合わせして昼食メニューを確認し、昼食時には選手に直接ビュッフェメニューの選び方をアドバイスしたり、選手からの相談を受けたりしています。その後はチームスタッフやトレーナー・マネージャーなどとの打ち合わせも行います。
その他にも個人選手の場合は、普段食事をつくる選手の奥様にメニューのアドバイスをしたり、国内外の遠征に帯同したりすることもあります。また、ジュニア選手の場合はご本人や保護者の方向けにセミナーを行いながら、グループワークなどで栄養への理解を深めていただくケースもあります。
サポートする選手の競技はサッカーをはじめ、野球や競泳・陸上などさまざまです。競技特性による違いも考慮しながら、栄養面から選手のコンディションを整えるお手伝いをしています。


―― 仕事の楽しさ・やりがいはどういうときに感じられますか?

選手からの「ありがとう」の一言が、何よりも大きな喜びです。以前ある個人選手のサポートをしていたとき、その選手の記録が思うように伸びない時期がありました。落ち込む選手の姿に私も苦しさを感じていたのですが、その後本来のパフォーマンスが復活して「実はあのとき、とても心の支えになった」という言葉をいただき、心から「やっていて良かった」と思いました。また、高校生など若い選手の場合、こちらの話になかなか素直に耳を傾けてもらえないことも。そのときは私もその選手と同じスポーツを始めて、「食事のことは私がアドバイスするけど、競技のことは教えてほしい」と距離を縮めるようにしました。すると選手もだんだん理解してくれて、「アドバイスをしてほしい」と言ってくれるようになったんです。そういう一つひとつのことが、私にとってとても大きな励みになっています。


―― 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

まだ個人で仕事をしていた頃、メンバーが100人くらいいる大学生チームの食事サポートを担当したことがあります。約100人の食事調査を1週間でフィードバックしなければならず、睡眠時間を削って必死で作業をしました。そのときは本当に大変でしたが、選手たちから「ありがとう」「コメントをもらって頑張れた」という声をいただき、苦労も一瞬で吹き飛びました。一生懸命やっていると選手たちに伝わることも多く、大変なことがあっても「やって良かった」と思います。

スポーツ経験と「食べることが好き」という思いからスポーツ栄養士へ

―― どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

小学生からバスケットボールに打ち込み、高校では全国優勝を目指すくらいの強豪チームに所属していましたが、骨折してスタメンから外れるようになってしまいました。そこで「卒業後はバスケットボール以外の道に進もう」と考え、食べることが好きだったこともあり、管理栄養士を目指して短大の食物科に進学しました。短大時代は独学でスポーツ栄養学を勉強し、周りのアスリートに食事のアドバイスをしたりしていました。また、フードコーディネーターの先生のもとでアルバイトをしていて、大学の運動部での料理セミナーを手伝ったこともあります。
短大卒業後は銀行で3年ほど働きましたが、「私にしかできない仕事がしたい」「お金ではなく夢を追いたい」という気持ちが強くなり、スポーツ栄養学に関わる仕事に就こうと決意。スポーツクラブや公共施設など、いろいろなスポーツ関連施設に片っ端から電話をして問い合わせました。でも当時はまだスポーツ栄養学に対する認知度も低く、全て断られてしまったんです。そこで厚生省(現在は厚生労働省)に電話をしたところ、健康と栄養の研究機関を紹介され、非常勤職員として働くことに。そこから、アスリートへの栄養サポートという仕事の第一歩を踏み出しました。


―― 短大・大学では何を学びましたか?

短大の食物科では栄養学の基礎を学ぶことができました。厚生省の研究機関で実務経験を積み、管理栄養士の国家資格も取得。その後、学士を取得したいと思い、大学の食物学科の通信課程に編入しました。通信大学では課題やテストが非常に厳しく、大変な面もありましたが、卒業したときは「やり切った」という自信がつきました。


―― 高校生のときの経験で、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

小・中・高は本当にバスケットボール一色。高校にはスポーツ推薦で入学し、1年365日のうち360日はボールをついているような生活でした。自分自身のスポーツ経験は、現在仕事をする上でも非常に大きいと思います。スポーツの楽しさや厳しさ、ケガの苦しみなどは、私も経験してきたのでよく分かります。私自身にスポーツ経験があることで、選手や指導者の方々にも、より共感を持って話を聞いていただけるのではないかと思います。

ベストを尽くせば自ずと道は拓けてくる

―― どういう人がその仕事に向いていると思いますか?

明るく元気な人。スポーツに限らず、栄養士というのは元気を提供する仕事だと思います。自分が元気でなければ、相手を元気にすることもできませんよね。私も食事のアドバイスをするだけでなく、フルマラソンやゴルフをするなど積極的に運動しています。
また、競技特性などの知識はもちろん必要ですが、スポーツ経験がなくても問題はないと思います。ただ選手の気持ちが分かるという点では、スポーツ経験がある人の方がよりプラスになるかもしれませんね。


―― 高校生に向けたメッセージをお願いします

自分のやりたいことに向けて、今できる限りのベストを尽くしてください。そうすれば、きっと自ずと道が拓けていくはずです。またスポーツ栄養士を目指すなら、積極的にスポーツの現場へ足を運んでほしいと思います。選手との距離感が遠いと競技をしっかり理解できず、的確なアドバイスを行うこともできません。まず「現場を知る」ということが、とても大切だと思います。


当時まだ一般的ではなかったスポーツ栄養学に関わる仕事に就くため、厚労省にまで直接問い合わせたというこばたさん。自分の夢に向けて進む、その行動力はさすがです。「運と縁には恵まれているんですよ」と笑いながら語ってくれたこばたさんですが、きっとご自身の行動力が、運を引き寄せているのでしょうね。


【profile】株式会社しょくスポーツ代表取締役 公認スポーツ栄養士・管理栄養士・健康運動指導士
こばた てるみさん
https://www.shoku-sports.jp/

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「管理栄養士」
はこんな仕事です

管理栄養士の仕事は、特定の給食施設で栄養指導を行う栄養士の管理・指導をすること。栄養士の上級資格となる国家資格で、定められた数を超える食事が提供される施設には管理栄養士を置くことが法律で定められている。栄養士は健康な人の栄養指導をするのに対し、管理栄養士は一人ひとりの健康状況や体質に合わせた栄養指導を行う。そのため病気を患った人の食事指導の他、フィットネスクラブでダイエットに取り組む人へのアドバイスや、アスリートの食事面のサポートなど活躍の場は多岐にわたる。

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