すりおろす? 乾燥させる? 体を温めるショウガはどうやって食べるのがベスト?

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すりおろす? 乾燥させる? 体を温めるショウガはどうやって食べるのがベスト?

2019.03.11

提供:マイナビ進学編集部

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すりおろす? 乾燥させる? 体を温めるショウガはどうやって食べるのがベスト?

寒い冬には飲み物にショウガを入れると体が芯からポカポカしますよね。皆さんが飲み物などに入れるショウガはすりおろしたものでしょうか? それとも乾燥させた粉末状のものでしょうか?

この記事をまとめると

  • 体を温かくしてくれるのは生? それとも乾燥?
  • ショウガに含まれる「ある成分」が変化する?
  • 目的に合わせてすりおろす・乾燥したものを使う

体を温めるには生?それとも乾燥させたショウガ?

実はショウガが生か乾燥しているかによって、体を温める作用が違うことを知っていますか? ショウガと聞くと、おろし金ですりおろしたショウガ、すでにすりおろした状態でチューブ状の容器に入れて売られているショウガを連想するでしょう。

ショウガは他にも乾燥させたものがあります。しかし、どれも元は同じショウガ。どうして体を温める作用が違ってくるのでしょうか?

ショウガに含まれる「ある成分」が変わると作用も変わる?

生のショウガにはジンゲロールという成分が多く含まれています。しかし、加熱や乾燥することによってジンゲロールはショウガオールという成分に変化します。

私たちはショウガを食べると体の芯から温まってポカポカしますが、これは主にショウガオールによってもたらされる効果です。つまり加熱・乾燥したショウガが体を温めると考えられます。しかし加熱しない生の状態であっても、一瞬体が温かくなるような感覚になることはないでしょうか? 

実は生の状態で多く含まれているジンゲロールは、体の表面部分を温める作用を持っています。心臓から離れた部分の血管を広げる作用があるので、手や足に血が流れやすくなり、手足の温度が一時的に上がります。しかし、最終的には手足の熱が奪われることによって逆に体を冷やしてしまいます。

つまり、乾燥したショウガは体の内部に熱を生み出し、生のショウガは手や足といった体の中心部から離れた場所を温めるという違いがあるのです。

ショウガは目的で使い分けよう

ショウガは生・乾燥させた状態では体を温める作用が違います。では具体的にはどのような時に、どのような使い方をすればいいのでしょうか? 

体を温めることを優先したいならやはり乾燥(加熱)させたショウガを使いましょう。生姜焼きなどの料理に使うのはもちろん、ショウガ紅茶といった利用方法があります。

料理などで加熱する時には80度ぐらいで加熱することが理想です。それ以上の温度で調理すると、ショウガオールが別の成分に変わってしまうので注意しましょう。

生の生姜は一時的に体温を上げるものの、その後は体を冷やすことになります。しかし、風邪で発熱してしまった場合には体の熱を冷ます作用が期待できます。風邪で熱が出た時には「生のショウガ」と覚えておくといいかもしれません。鍋や刺身の薬味として、さらに甘酢漬けといった熱を加えない方法で利用しましょう。

今回はショウガに含まれるジンゲロールという成分・性質などについて紹介しました。こういった植物に含まれる成分やその性質について、もっと自分でも研究したいと思ったら身の回りにある物質の原子・分子構造を解明する化学の分野に進んでみてもいいかもしれませんね。

【出典】
gooヘルスケア
https://health.goo.ne.jp/column/woman/kotoba/0116.html
サンスター健康道場
http://www.kenkodojo.com/column/knowledge/detail42/
永谷園
http://www.shouga-bu.com/report/pdf/shougabu_report_01.pdf

この記事のテーマ
数学・物理・化学」を解説

私たちの生活基盤である自然界で生じるさまざまな事象や物質、それらが織りなす理論が研究対象です。宇宙や生物がどのようにして誕生し、どのような構造になっているのかという、究極的な知的探究心は人類ならでは。森羅万象の構造や性質、法則と変化を探求する物理や化学、その習得に必要な数学というように、これらの学問は互いに深く関連しています。未知の領域への研究を進めながら、さまざまな原理解明をしていく分野です。

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この記事で取り上げた
「化学」
はこんな学問です

身のまわりにある物質の原子・分子構造を解明して理解し、新しい物質をつくることにもつながる学問。無機化合物の構造を解明する「無機化学」、エネルギーなどの熱力学量の観点から物質を解明する「物理化学」、新たな化合物をつくる「応用化学」など、研究範囲は広い。クリーンエネルギーや医療への活用など、人の未来にとって大切な役割を担う学問といえる。化学製品や食品、薬などの製造業へ進む人が多いが、研究職を選ぶ人もいる。

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