クロマトグラフィーとアートのコラボ! 趣味で楽しんでいたことが学術企画につながった!

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クロマトグラフィーとアートのコラボ! 趣味で楽しんでいたことが学術企画につながった!

2018.11.22

提供:マイナビ進学編集部

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クロマトグラフィーとアートのコラボ! 趣味で楽しんでいたことが学術企画につながった!

大学の学園祭ではお笑いライブやミスコン、ミスターコンなど楽しい企画が盛りだくさんですが、その一方で日頃勉強していることを広く知ってもらえる場でもあります。
今回お茶の水女子大学の『第69回徽音祭』で学術企画がどのように行われているのか取材をすることができました。学術企画に参加した理学部化学科3年生の河野(かわの)奈菜子さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 子どもたちが触れた「サイエンス×アート」な世界とは?
  • 子どもたちにどうしてそうなるのか考えてほしいと体験型ブースを取り入れた
  • 学術研究は堅いものばかりではないことをアピールしたかった

誰でもどこでもできる「サイエンス×アートの世界」とは?

今回の徽音祭では9団体が学術企画に参加していましたが、ひときわ目についたのが、小さい子どもたちが一生懸命紙にいろいろな色のペンで線を書き、そこに水を落としている姿です。水を落とした紙にはペンの色がどんどん広がり、きれいな模様になっていきます。作業自体は簡単なのに、とてもきれいなアート作品が出来上がっていました。

子どもたちに説明をしていたのは、『PaperChromatographics~ルンゲの愛した染物手法~』で学術企画に参加していた河野奈菜子さんです。「考えることが大切なんだよ」と言いながら、優しく子どもたちに教える河野さん。「その色を使うんだ!」と子どもたちの豊かな発想に驚きながらも楽しそうにしている姿が印象的でした。

クロマトグラフィーという化学の手法を使ったアートの世界

河野さんが大学で所属しているのは理学部化学科で、子どもたちに教えていたアートは「クロマトグラフィー」という技法があるからできることなのだとか。どういうことなのか河野さんに詳しく話を伺いました。


-- クロマトグラフィーとは何ですか?

化学の分析をする手法の一つで、混ざっているものを分ける、ものを分けるためのものです。高校3年生の化学でも学びますが、もともとこの手法は、葉っぱの緑色の中にはどういう物質が混ざっているのかを調べるために使われました。

例えば仮に、ある一枚の葉っぱが風邪に効くといわれたとしたら、葉っぱのどの成分が身体にいいのかということを知りたいわけです。そうしたとき物質を分けるために使える手法なのです。

私たちの身の回りには混合物が多いので、混合物を分離する技術はとても大切です。私が化学の実験で使う時もクロマトグラフィーを利用して、本当にその物質が入っているのかどうかを決める材料にしています。


-- たくさんの子どもたちがいろいろな色のペンで紙に線を書き、水を垂らして広がり具合を見ていましたが、こうした体験型を取り入れたのはなぜですか?

子どもたちがやっていた手法は、クロマトグラフィーの正式な方法からかなり外れていますが、「ものって混ざっていることがあるんだね」ということをあの現象を見て考えることができればいいのかなということに重きを置いています。

私の中ではみんなに考えてほしいという気持ちが強くて、「これが答えだよ」というのはないんです。何かを見たら「どうしてそうなるのかな」とか「こうしたらどうなるのかな」ということを考えてほしいという思いで始めました。

何を研究しているのか、いろいろな人に知ってもらいたかった

-- 今回どうして学術企画に参加したのですか?

私はこれを1年半ぐらい一人で趣味としてやっているんですけど、せっかくだから個展を開いてみたいなと思ったのがきっかけです。あとはいろいろなところでイベントをやっていますが、実際にお茶の水女子大の他の学生や先生は、私が何を研究しているのか知らないだろうなと思ったので、一人で閉じこもっているわけではなく(笑)これを通していろいろなことに取り組んでいるというアピールになるかなと思いました。

あとは研究活動をしているというだけで、「すごい」とか「堅いことをやっている」と周りの人が引いてしまうことがあるんです。そうではなくてみんなにもできるような簡単なことを、ちょっとレポートにしてみただけだということを伝えたかったんです。実際にやってみると皆さんが「きれい」と言って下さるので、うれしいですね。


-- 実際に参加してみた感想はいかがですか?

私は『PaperChromatographics~ルンゲの愛した染物手法~』を通じた出会いを大事にしています。今回来て下さった子どもたちは同じことをやっているように見えますが、私からすると「あ、そういう組み合わせでやってみるのか」とか「そんなに水を垂らすんだ」とか、子どもたちから面白いことを教えてもらったりしています。あとは学術企画に興味を持ってきてくださった大人の方々からいろいろなアドバイスをいただいたので、これからの私の活動につながるなと思います。


-- 学園祭の学術企画に参加して得たものはたくさんあると思います。高校生に向けてメッセージをお願いします。

学術企画といっても、私の場合は趣味の延長線上にあったものなのですが、自分のやっていることを好きになってそれを人に発表するという機会は、一人でやっているだけでは得られないエッセンスや刺激がもらえます。学術というとお堅いイメージがありますが、お堅いイメージというのは自分で変えていくことができるので、大学生になったら自分らしい学術企画を企画してみると面白いと思います。


河野さんが1年半にわたって一人で黙々と行ってきたアートの世界は本当に美しく、しかも簡単にできるものです。これが化学の世界につながっているとはとても意外なことでした。河野さんがおっしゃるように「お堅い」イメージは自分で変えていくものなので、自分の好きなことから何か学問につながることはないか、調べてみるのもいいかもしれません。


【Profile】
お茶の水女子大学 理学部化学科3年 河野奈菜子

【取材協力】
お茶の水女子大学 徽音祭実行委員会

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