限られた設備の中でよりよい照明環境を作り出す ~バンドPAN・照明エンジニア~

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限られた設備の中でよりよい照明環境を作り出す ~バンドPAN・照明エンジニア~

2018.12.18

提供:マイナビ進学編集部

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限られた設備の中でよりよい照明環境を作り出す ~バンドPAN・照明エンジニア~

ライブを効果的に盛り上げる役割を担っているのが照明です。スポットライトに照らされてアーティストが登場した瞬間、とても気分が上がったという経験がある人もいるのではないでしょうか。

今回は、照明エンジニアとしてPANのライブを担当されている武森妃美さんに、ライブ当日照明の準備がどのように行われるのか、お話しいただきました。

この記事をまとめると

  • ライブ以外にも使用される大きい会場での準備は時間がかかることが多い
  • PANのライブを担当することで、いろいろなタイプのライブハウスで経験が積めた
  • 照明の仕事は、本番を迎えるまでの下準備に時間がかかる

会場の大きさによって、準備の時間が倍以上かかることもある

――ライブ当日、現場に到着されてからの仕事の流れを時間と共に教えてください。
 
18時から開演する場合、13時には会場に入って、仕込みや作業を行います。具体的には灯体(*1)を吊ったり、色を入れたりする仕込み作業や立ち位置にライトを合わせたり、ビームをきれいに合わせたりする作業などがあります。

その後サウンドチェックを行い、リハーサルが行われます。リハーサル中にバンドの立ち位置が想定とズレていたり、照明の電球が切れてしまったりしたときは手直しを行います。そしてライブが終わった後は片付けを行い、22時には退館するようなイメージです。

大規模な会場の場合、その分仕込みの量も増えるため、入り時間が早まります。ライブハウスには基本的に灯体が吊ってあるのですが、大規模でライブ以外にも使われるような会場の場合は、灯体の設置など一から全て準備しなければならないため、時間は倍以上かかります。

*1 灯体:ステージを照らすライト。セットに吊るされている場合が多い

1人分の照明しかない! メンバー全員のスポットライトを調整することも

――仕事をされる上で気を付けていることを教えてください。

PANの場合、ボーカルはハンドマイクでステージ上を動き回ることが多いので、動き回っても見えるように照明を調整したり、バラード等の落ち着いた曲、各々演奏が一時的に止まる部分がある時は、事前にメンバーと打ち合わせして立ち位置にいてもらうようにしています。


――過去の仕事で大変だったエピソードはありますか? 

PANのツアーではいろいろな場所へ連れて行ってもらいました。初めて行く会場が多かったので、仕込みの方法や照明器具の明るさを調整する調光卓など、いつもと設備が違う環境で経験値を積むことができました。例えばボーカルを照らすスポットライトしかない会場だったら、他の仕込みを削って他のメンバーも照らせるようにスポットライトを作れないか、余りの灯体を使ってカバーできないかなどと調整することもありました。

照明エンジニアの仕事は下準備が大切

――1カ月に何本程度のライブを担当されていますか? 

休みは月に5日間なので25本ほど担当しています。ライブ当日の業務以外には、音源を聞いたり、図面を作ったり、管理しているライブハウスのメンテナンスなどをしています。

図面というのは照明の仕込み図を描いたものですが、会場の規模が大きくなればなるほど必要になります。建築士さんが家を建てるときに作る図面と一緒で、どこに何をどう仕込むのかという情報を描き込みます。

照明以外の仕事ではその月の請求書やシフトを作ったり、交通費をまとめたりなどの事務的な作業をしています。


――照明の仕事の中であまり知られていない内容はありますか? 

照明はライブ当日の作業だけでなく下準備にいろいろと時間がかかります。バンドからライブで演奏する音源をもらって聞いたり、図面を描いたり、また行く場所によって準備する内容が異なってきます。どの作業をとっても結構な時間が必要です。



武森さんに照明エンジニアとして必要なスキルは何ですかと質問をしたところ、「やる気と元気、そしてあとは忍耐力です」という答えが返ってきました。設備が違うライブハウスごとにいろいろ考えて準備をしなければならないのは、確かにやる気と元気がなければできないことかもしれません。皆さんもライブへ行った時は、会場の照明がどんなふうになっているのかチェックしてみてはいかがでしょうか。


【Profile】
照明エンジニア 武森妃美

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台照明」
はこんな仕事です

ホールや野外ステージにおいて、演劇やコンサート、ショー、公演会などの催事をライティングで視覚的に演出する仕事。最近はコンピューター制御のムービングライトの需要が高まり、プランナー、デザイナー、オペレーターといった照明スタッフはもとより、演者や演出家、装置家、カメラクルーらとの連携がいっそう必要となっている。芸術系大学や専門学校を卒業後に劇場や照明会社に就職するほか、アシスタントとして経験と実績を重ね、独立する人も多い。公益社団法人日本照明家協会による技能認定も実施されている。

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