ガスが植物を育てる! そしておいしくさせる?

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ガスが植物を育てる! そしておいしくさせる?

2019.06.25

提供:マイナビ進学編集部

ガスが植物を育てる! そしておいしくさせる?

ガスといえば都市ガスやLPガスといった燃料としてのガスを思い浮かべますよね。しかしガスにはあまり知られていない、さまざまなパワーがあるのです。

この記事をまとめると

  • 農作物の収穫量を増やすガスがある
  • 農作物の栽培にも必要不可欠になった炭酸ガスとエチレンガス
  • ガスはもはや燃やすだけの存在ではない

ガスは燃料以外の使い道もある

皆さんはガスに育てられている植物があることを知っていますか? ガスが植物を育てると聞くと、これまでに私たちのイメージが覆ってしまいそうですね。

実は農業の分野においては、すでにガスは必要不可欠な存在となっています。ガスには農作物の収穫量を増やし、実を大きくするといった効果があるのです。それでは実際にどのような種類のガスが農業で利用されているのでしょうか?

もはやガスは農業には欠かせない存在

まず、植物の生育をサポートするガスとして知られているのが「炭酸ガス(二酸化炭素)」です。植物は成長するためのエネルギーを得るために光合成を行っています。光合成を行うためには、太陽の光と水以外にも二酸化炭素が必要です。

しかしながら、ハウス栽培などのように締め切った空間の中では二酸化炭素はすぐになくなってしまいます。つまり光合成もストップ、植物の成長も鈍ってしまうのです。
そこでハウス内に炭酸ガスを入れることによって、植物を効率よく育てることを可能にしました。

この炭酸ガスによる栽培がおこなわれている農作物には、モヤシ・カイワレ大根・ナス・キュウリ・ピーマン、果物ではイチゴやメロンで利用されています。バラ・蘭といった花の栽培にも使われています。

またリンゴと他の果物を一緒に置いておくと、他の果物が熟れやすいという話を聞いたことがありませんか? リンゴは熟れていく間に、多くの「エチレンガス」を発生させています。エチレンガスにはリンゴそのもの、またリンゴの近くにある野菜や果物を熟れさせる・腐らせる作用があります。

このような性質を持つエチレンガスが最も利用されているのは、バナナの追熟です。バナナは痛みの激しい果物なので、まだ実が青い段階で収穫して日本に輸入されます。日本に届いた青いバナナを、エチレンガスの充満している倉庫に入れることで熟すのを待ちます。ミカンなどでも同じように追熟するためにエチレンガスが使われています。果物以外ではアスパラガスの生産でも利用されています。

炭酸ガス、エチレンガスといったこれらのガスは、もはや日本の農業においては欠かせない重要な存在となっているのです。

海外ではこんな使われ方も

チューリップの栽培で知られるオランダでも、室内で農作物を栽培しています。しかし日本と異なり、非常に広大なスペースの室内で作物の栽培が行われています。そのためハウス内の温度を一定に保つために、大きな発電施設を設置していることも珍しくありません。もちろんハウス内の農作物を育てるのに必要な電気を作り出すためですが、電気が余れば他に売ることもあります。

またこの大型の発電機が電気を生み出す過程で排ガス(二酸化炭素)を発生させます。そこでこの二酸化炭素を大気中に放出させずにハウス内に取り込み、農作物の品質向上につなげているのです。

地球の温暖化の原因ともなっている排ガスですが、二酸化炭素も使い方次第では、農作物の品質や収穫量に大きく貢献できるということですね。

ガスは燃料として利用する以外でも、必要な存在になって行くと考えられます。地球上に存在するさまざまなガス、そしてそれぞれのガスの利用方法を研究してみたいと思うのなら、エネルギー・資源工学の分野で詳しく学んでみてはいかがでしょうか?

【出典】
Iwatani(岩谷産業株式会社)
http://www.iwatani.co.jp/gas-ene/energy/use_env_green.html
全国農業協同組合連合会
https://www.zennoh.or.jp/gas/farming-gas/index.htm
オルディ株式会社
http://sendo-tamotsu.com/whatis.html
マイ大阪ガス
https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/w-energy/report/201804/index.html

この記事のテーマ
地球・環境・エネルギー」を解説

私たちの暮らす地球では、火山噴火、地震、台風、干ばつなど、人類にとっては有害な現象がいまも続いています。こうした現象を研究・解明し、うまく折り合いをつけていくことが必要です。また、豊かな生活を求めるあまり、限りある地球資源を枯渇させてしまったり、自然環境を破壊してしまうことは、人類の絶滅を意味します。こうしたことを防ぐためには、技術系の学問だけではなく、政治や行政などに関する幅広い知識も必要な分野です。

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この記事で取り上げた
「エネルギー・資源工学」
はこんな学問です

金属や鉱物資源、石油・石炭・ガス・地熱などのエネルギー資源など、有用だが限りある天然資源を効率的に活用し、環境保全にも配慮する方法を探る学問である。研究分野には、役立つ可能性のある物質の中から有用な資源を分離する方法を扱う「分離工学」、ガス・石油・地熱などを有効に活用するためのエネルギーの変換技術を研究する「エネルギー変換工学」、水質や空気の汚染度の計測と浄化のための対策法について研究する「計測工学」などがある。

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