【高校総体・優勝】弓道 愛知県立成章高等学校

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【高校総体・優勝】弓道 愛知県立成章高等学校

2018.10.04

提供:マイナビ進学編集部

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【高校総体・優勝】弓道 愛知県立成章高等学校

弓道競技女子個人の部で見事インターハイ優勝を果たした河合琴音さん。成章高校としては1985年以来、なんと33年ぶりの快挙です。河合さんは弓道を高校生から始めたそう。これまでどのように練習を積み重ねてきたのか、そして高い集中力が求められる勝負の場にどんな心がまえで臨んだのか、河合さんと顧問の齋藤洋志先生にお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 順位や相手を気にせず、冷静に一射に集中したことが勝因
  • 明確な目標を定めることで、自分がどう努力すればいいのかが見えてきた
  • 丁寧にひたむきに「射癖」をなくしていくことが強さの秘密

過去の失敗があったからこそ、優勝へつながる一射を引けた

【河合琴音さんインタビュー】

―― 優勝した感想をお聞かせください。

優勝を目標にしていたのでうれしさはもちろんありましたが、「まさか私が優勝できるなんて!」という驚きでいっぱいでした。私以上に、先生や部活の仲間、両親の方が喜んでくれていました。


―― 優勝できた一番の要因は何だと思いますか?

何よりも冷静でいられたことだと思います。これまでの試合では自分が優勢になると気が緩み、それが原因で失敗して負けることが多くあったんです。実際、今回も相手が外したことで一瞬気が緩んでしまい、「次を中(あ)てれば優勝」という場面で決められませんでした。

だからこそ、その次の優勝がかかったシーンでは、順位や相手のことは気にせずに射ると決意。たまたま私が先に引けたことでより集中力も増し、そこで中てることができました。

練習で打てるのは20射だけ。限られた時間を最大限活用した

―― 一番苦しかったのはどの場面ですか?

実は、インターハイ中はコンディションが良くありませんでした。これまでの試合なら、それにつられて気分も落ち込み、「どうせ中たらない、良い結果が出ない」という気持ちになっていたと思います。

今回は、「結果に一喜一憂しない。感情に揺さぶられないようにしよう」と決めていたので、コンディションの割に苦しいと感じた場面はありませんでした。過去の経験があったからこそ、「調子が良くなくても気持ち次第でプラスに持っていける」と切り替えることができたのだと思います。


―― 勝利のために一番努力したことは何ですか?

練習は絶対に休まないこと。自主参加の朝練にも欠かさず参加していました。ただ、弓道部は59名の大所帯で、普段の練習では一人20射までという制限があります。だからこそ一本一本集中して射ることを大切にしていました。

また、自分の悪い癖はただ射ているだけでは分からないので、友達に動画撮影をしてもらい、間違った方法で引いていないかなどを綿密にチェックして改善することも心掛けました。


―― 今回のインターハイ全体に対する感想を教えてください。

弓道に初めて触れた高校1年生の頃は何の目標も持っておらず、試合に出ても活躍できませんでした。当時の顧問の先生に「明確な目標があれば努力の方向が見えてくる」と言われてからは、全国出場を目指すことにしたんです。すると、なんとなく練習していてはだめだということが分かってきました。動画撮影をして動作を確認するなどの方法も、きめ細やかな練習をするために考えたんです。

その結果、3年生最後の大会でインターハイ優勝。これまでの練習の積み重ねを結果に残すことができて、本当に良かったです。それは、私に方向を示してくれた先生をはじめとする、いろいろな人たちの支えがあったからこそだと思っています。

とにかく基本に忠実に。「個性が無いこと」が弓道の強さになる

【顧問・齋藤先生インタビュー】

―― 優勝後、選手にどのような言葉をかけられましたか?

弓道は厳かに行われる競技です。河合の優勝が決まった直後も感情を表に出さずにいようと気を張っていたのですが、優勝を告げるアナウンスの途中で感極まって涙が溢れてしまって……。先に河合から「そんなに泣かないで」と慰められてしまい、言葉を掛けることができたのは自分が落ち着いてからでしたね。

というのも、私自身、高校から弓道を続けていた選手の一人だったんです。実績は地区大会止まりだったので、おめでとうという喜びはもちろんのこと、自分ではとても来ることのできなかったインターハイという舞台に連れてきてくれてありがとう、という感謝の気持ちを伝えました。


―― 日頃の練習ではどのようなことに注意して指導されていましたか?

弓道部の顧問は私を含めて3名いて、そのうち1名は外部の方。主に技術面を指導していただいています。私は主に練習に取り組む姿勢や試合に対する心がまえなど、精神面のサポートが役割です。

普段の部活では一人あたりの練習時間が限られているので、まずはみんなが平等に練習できることを第一として、遅刻などをしないよう声掛けをしています。大会に向けてはどんな試合でも的までの28mの距離と36cmという的の大きさは変わらないこと、普段の練習通り正確な動作をすれば大舞台にも怯える必要はないことなどを伝えています。

また、弓道は経験値がものを言う競技ですから、選手の負担にならない範囲で少しでも多く練習試合を組むようにもしていますね。


―― 河合さんを一言で表現するなら、どのような選手だと思われますか?

「丁寧」です。動画で自分の射を見直すという練習法だけでなく、道場にある鏡で自分が弓を引いている姿を何度も確認したり、先生や仲間にアドバイスを求める姿勢は誰よりもひたむきです。射の一本一本にかける思いも、人一倍強いのではないでしょうか。

弓道は他のスポーツとは違い、個性が無いことが強さに直結します。すなわち、基本に忠実であること、「射癖」をなくすことが非常に大切なんです。そういう意味では、河合はいつも丁寧に基本を繰り返して自分の癖を消すことで、確実に実力を積み上げているのだと感じます。


―― 今後、優勝した経験をどのように生かしてほしいと思われますか?

私自身、弓道を通して最も役立っていると感じているのは集中力です。受験も、弓道をやっていた大学受験期の方が、高校受験期よりも学業にしっかり集中できていました。また、これまで一緒に練習を積み重ねてきたかけがえのない時間と仲間とのつながりは大人になっても心の支えになるものなので、ずっと大切にしてほしいですね。


確かな目標を志し、そこに向かってコツコツと努力を積み重ねてきた河合さん。その一方で、「優勝できたのは、自分を支えてくれた人たちがいるから」という感謝もしきりに語ってくれました。河合さんは大学生になってもずっと弓道を続けていくつもりだそう。齋藤先生の「弓道は基本に忠実であることが何より大切」という言葉の通り、これからも基本を大事にしながらひたむきな姿勢で練習に取り組む河合さんが目に浮かぶようです。

【profile】愛知県立成章高等学校 弓道部
齋藤 洋志 先生
河合 琴音 さん(3年)

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