【シゴトを知ろう】国家公務員 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】国家公務員 ~番外編~

2018.10.10

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】国家公務員 ~番外編~

学校教育の制度やカリキュラム、交通整備や治安維持、販売される食べ物の水準規定や消費税など、日本で生活する上で密接に関わってくる制度やルールが定められる過程において、国家公務員の存在は不可欠です。そんな重要な仕事を担っている国家公務員の仕事について、文部科学省(以下、文科省)の大臣官房会計課で係長を務める畑生(はたぶ)理沙さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 1〜3年のサイクルで部署異動し経験を積む
  • 霞ヶ関は眠らない!? 本省勤務の職員なら避けては通れない「国会待機」とは?
  • 夜間中学の仕事に携わり、義務教育の大切さを痛感した

会計課に所属しながら文科省のリクルート活動もしている

前部署の初等中等教育局国際教育課外国語教育推進室のメンバー

前部署の初等中等教育局国際教育課外国語教育推進室のメンバー

――どのくらいのペースで異動があるのでしょうか?

平均すると大体、1~3年に1度部署の異動があることが多いのではないかと思います。
例えば私は入省5年目ですが、現在所属している会計課は、大臣官房人事課(省内研修の企画立案など)、初等中等教育企画課(初等中等教育局全体の総合調整や国会対応など)、初等中等教育企画課教育制度改革室(小中一貫教育の制度化や夜間中学の設置促進など)、国際教育課外国語教育推進室(外国語の学習指導要領の改訂など)に続き、5つ目の部署になります。


――会計課に所属しながらリクルート活動も担当されているそうですが、どのような仕事をされているのでしょうか?

説明会を企画したり職員訪問で学生さんとお話ししたりして、文科省の使命や魅力について伝え、同時に、一人ひとりが自分自身を見つめ直しながら文科省で働くことについて考える手助けをすることが私の役割だと考えています。

リクルート活動では、自分が担当する業務を超えてお話しすることになるので、省全体のことを考えたり、自分の仕事について見つめ直す良い機会になります。何よりエネルギーいっぱいの学生さんたちとお話しするのは非常に楽しいです。この記事を読んで国家公務員や文科省の仕事に興味を持ってくださった方がいれば(笑)、大学生になったらぜひ説明会やインターンに参加してみてください。

国会期間中の帰宅時間は、“質問の通告”次第

――国会会期中は通常業務を行いながら国会待機されるそうですが、国会待機とは具体的にどのようなことをするのでしょうか?

翌日に国会で質疑を行うことが決まると、文科省に質問する予定の議員事務所から質問内容の要旨などについて連絡があります。翌日の国会で大臣等に対して自分が担当する業務について質問されることが分かれば、翌朝までに答弁する際に参考となる資料を作成するなど準備する必要があるため、全ての質問者についてその必要がないことを確認するまで、通常業務を行いながらが待機することになります。

用事がある時や通告される可能性が低い時は、携帯電話でいつでも連絡が取れるようにして体制を縮小するなど、さまざまな工夫もしています。


――明け方に帰宅しても、朝は通常通りに登庁するのでしょうか?

連日国会対応を行う部署では、答弁資料の作成などを担当する遅番と翌朝の大臣等へのご説明などを担当する早番とに分かれて対応したり、国会対応で帰宅が遅くなった場合は退庁した時間を基準に一定の時間を空けてから登庁するようにするなど、それぞれの部署で持続可能な体制づくりに取り組んでいます。

子どもたちの可能性を伸ばせる学校を作りたい

――これまで携わった仕事で最も印象的だったものを教えてください。

1つを選ぶのは難しいのですが、夜間中学の設置促進を担当した時のことは非常に印象に残っています。夜間中学という言葉を初めて聞く人も多いかもしれませんが、元々戦後の混乱期に昼間働かざるをえない子どもたちのために作られた夜間学級のことで、現在は全国で31校と数は少ないのですが、戦争や不登校などさまざまな理由で義務教育を修了できなかった人や日本語の学習を希望する外国籍の人などが一生懸命学んでいます。

私は当時広報を担当しており、実際に夜間中学に足を運び、いろいろな生徒さんたちから話を聞く中で、一人ひとりの人生にとって学びが持つ意味がいかに大きいかを実感しました。

また、形式的には中学校を卒業していても、不登校や虐待等により中学校の大部分を欠席していたような場合には、実質的に義務教育を十分に受けられていないものとして、夜間中学への再入学を認める通知を出したのですが、その検討に向けた議論の中で、制度の面からも義務教育の機会を保障することがいかに重要であるかを改めて考えさせられました。


――予算や制度などに縛られず、理想の学校を作るとしたらどんな学校を作りますか?

あくまでも私個人の思いですが、全ての子どもたちが自分自身の可能性を最大限に伸ばしていけるような学校を作りたいです。具体的には、テクノロジーや家庭学習の時間を上手に活用しながら学校では知識の習得にかける時間をできるだけ短くして、社会とのつながりを考えることができる地域や大学と連携した全教科横断的な課題解決型学習や、好きなことや得意なことに思いっきり取り組むことができる部活動や課外活動と連携した自由研究などを中心にカリキュラムを作成したいです。

小中高一貫校にして早い段階で基礎的な知識を定着させるのもいいですし、子どもたちが一流のヒトやモノにアクセスできるように、学校外の人たちや企業等とも積極的に連携していきたいです。考え出すと止まらないですね(笑)。


高校生の皆さんは、政治や行政という言葉に固くて難しい印象を抱くかもしれません。しかしそれらは私たちの生活を支え、より良い暮らしをしていくために必要不可欠なものです。

1億3千万人あまりの国民がどうやったら幸せに暮らせるのかについて日々考えているのが国家公務員です。国家公務員の仕事には、教育や医療、外交、防衛などさまざまな分野がありますので、国家公務員として働きたいと思っている人は、自分がどのような分野に興味があるのかを考えることから始めてみてはいかがでしょうか。


【profile】文部科学省 大臣官房会計課総務班企画係長 畑生理沙(はたぶ りさ)

文部科学省 http://www.mext.go.jp/

取材協力:文部科学省

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「国家公務員」
はこんな仕事です

各省庁や行政機関、特定独立行政法人などに勤務し、行政の運営に携わる職員。国家公務員と一口にいっても働く場所はさまざまで、財務省などの省庁をはじめ、航空管制室や特定独立行政法人などにも勤務する。配属される場所に関わらず、よりよい国にしたいという理想を持って働くことが期待され、次々と変化する社会情勢に応えられる人材が求められている。一つの分野だけを理解していればよいのではなく、ジャンルや好き嫌いを問わず、知識を吸収できる適応能力も必要だ。

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