【シゴトを知ろう】国家公務員 編

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【シゴトを知ろう】国家公務員 編

2018.10.09

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】国家公務員 編

将来なりたい職業ランキングで毎年上位に入り続けているのが公務員。公務員といってもさまざまな職種があり、その中で国全体の政策の企画立案に関わることができるのが国家公務員です。今回は入省5年目、文部科学省(以下、文科省)の大臣官房会計課で働く畑生(はたぶ)理沙さんに、国家公務員としての働き方についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 教育業界の最前線で活躍している人たちと仕事をする
  • 国家公務員を目指したきっかけは東日本大震災
  • 高校生は今やりたいことに全力で取り組もう!

子どもたちが大人になった時の社会を見据えて教育を考える

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私は現在、文科省大臣官房会計課に所属しています。会計課は文科省全体の予算や決算、会計の総括などを行っている部署で、私は総務班の企画係長として、課全体が円滑に機能するように省内外の相手と調整する役割を担っています。

国の仕事は、それぞれの部署が担当する業務の内容が幅広く、関係する人たちも非常に多いので、それぞれの「局」や「課」ごとに全体を取りまとめる役割の「課」や「係」があります。局や課を取りまとめる仕事は、その局や課の業務について幅広く学ぶことができ、非常に勉強になると感じています。

<ある一日のスケジュール>
09:30 登庁、メールなどの確認
10:00 課内ミーティング
11:00 課内への業務の依頼
12:00 昼食
13:00 文科省内の関係課と打ち合わせ
14:00 来客対応
15:00 資料作成、省内外からの問い合わせへの対応 
18:15 終業時刻
19:00 通常業務を続けながら国会待機(*1)
22:00 待機が解除となり、通常業務に目途がついていれば退庁


*1 国会待機:国会会期中、大臣等の国会対応を迅速にサポートするため、翌日に向けた準備が必要ないと分かるまで待機すること。場合によっては深夜まで待機することもある。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

小中高等学校や大学の先生、教育委員会や民間企業の方など、それぞれのフィールドの第一線で活躍する方々とやり取りをして、毎日さまざまなことを吸収できるのは、楽しいですし自分の成長にもつながっていると思います。

また、例えば、外国語の学習指導要領(*2)の改訂を担当した際は、これからの子どもたちが活躍する2030年頃の社会の在り方を見据えながら、学校教育で育成を目指す資質・能力やそのために必要な方策などを検討したりしたのですが、そういった答えのない課題に取り組む難しさや全ての子どもたちや先生方に関わる影響力の大きさには、責任と同時にやりがいも感じています。

*2 学習指導要領:全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするために国が定めている、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の最低基準。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

例えば、改正する法令等の内容について関係する部署ととことん議論しながら案をまとめていく時や、国会や報道などで自分や自分の局課が担当する業務が大きく取り上げられた時などはとにかく忙しくて、正直この状態がずっと続いたら大変だなと思うことはあります(笑)。でも、上司や同僚、部下に助けてもらいながら、なんとかやり遂げることができています。

学生時代は小中高生に法律の授業をする経験も

文科省大臣官房会計課の部下と打ち合わせ

文科省大臣官房会計課の部下と打ち合わせ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

公務員を目指そうと思ったきっかけは、東日本大震災(2011年)の時に何もできない自分に悔しい思いをして、本当に必要とされる時に役に立てる人間になりたいと思ったからです。私の場合は、震災後に岩手県庁でのインターンシップやボランティア等を経験して、東北と東京それぞれが支えあって日本という国が成り立っていると感じ、国全体のために仕事がしたいと思うようになりました。

省庁の中でも文科省を選んだのは、震災後の復興について考える中で、この国の未来を支えていくのは人や人が創り出す価値であり、文科省が扱う4つの行政分野(教育、科学技術、文化、スポーツ)が柱になると考えたからです。


Q5. 大学では何を学びましたか?

学生時代は法律について学びました。
当時、より良い社会を作るためには、一人ひとりがその在り方について主体的に考え、行動することが大切だと考えていたので、学校外では、こども国連(*3)の活動などを通じて小中高生が社会的な課題についてフィールドワークやワークショップを通じて理解を深め解決に向けて議論する機会を設けたり、小中高校で法的な考え方を学ぶための授業をしたりしました。その中で、全ての子どもたちにアプローチしたいと感じるようになったのも、国で教育行政に携わりたいと思ったきっかけの一つです。


*3 こども国連:こども国連環境会議推進協会(JUNEC)のこと。主に日本の中学生や高校生、大学生を対象に、社会的な問題を解決する策を考えそれを実践できる人材を育成することを目的にさまざまな学習プログラムを提供している。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の時は、弁護士や国連職員などになりたいという夢を持っていました。高校生の頃から社会的な課題の解決や政治や行政に興味があったので、その意味では現在の仕事につながっていると感じることもあります。

自分で考えて、行動に移せる人材が求められる

2018年4月から全ての小学校で一部スタートした新しい外国語教育。多くの学校の授業で使用される英語のテキストは文科省が手がけている

2018年4月から全ての小学校で一部スタートした新しい外国語教育。多くの学校の授業で使用される英語のテキストは文科省が手がけている

Q7. どういう人が国家公務員に向いていると思いますか?

人の役に立ちたい、この国の社会をより良くしたいという気持ちを持ち、そのために何をすればいいのか、自分には何ができるのかを真剣に考えて、周囲の人を巻き込みながら行動に移せる人が向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

皆さんの中には自分が将来何をやりたいのか分からず不安に思う人もいるかもしれませんが、全ての出会いや経験は将来につながっていますし、頑張ったことや楽しかったことなどを後から振り返ってみると、自分が好きなことや大切にしていることはおのずと見えてきたりもします。

なので、私からアドバイスできることがあるとすれば、将来のことを考えつつも、まずは勉強や部活、友達との時間など目の前の日常や今やりたいと思うことに全力で取り組むといいと思います。それぞれのフィールドで頑張る皆さんを応援しています!


省庁で働く国家公務員が、毎日遅い時間まで仕事をしていることを意外に感じた人がいるかもしれません。ただその分、この国の在り方や国民の生活に大きく関わるやりがいが大きな仕事です。社会に貢献できる仕事をしたいと思う人は、国家公務員に目を向けてみてはいかがでしょうか。

国家公務員は、大学卒業の資格があれば選択の幅が広がります。漠然と国家公務員の仕事に興味があるのであれば、まずは目の前の勉強をしっかりとこなして大学進学を目指してみるといいかもしれません(税務職員や刑務官などの国家公務員は高卒でも就くことができます)。自分が置かれている状況に応じて、ベストな進路選択をしてみてください。


【profile】文部科学省 大臣官房会計課総務班企画係長 畑生理沙(はたぶ りさ)

文部科学省 http://www.mext.go.jp/

取材協力:文部科学省

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「国家公務員」
はこんな仕事です

各省庁や行政機関、特定独立行政法人などに勤務し、行政の運営に携わる職員。国家公務員と一口にいっても働く場所はさまざまで、財務省などの省庁をはじめ、航空管制室や特定独立行政法人などにも勤務する。配属される場所に関わらず、よりよい国にしたいという理想を持って働くことが期待され、次々と変化する社会情勢に応えられる人材が求められている。一つの分野だけを理解していればよいのではなく、ジャンルや好き嫌いを問わず、知識を吸収できる適応能力も必要だ。

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