【全国高校囲碁選手権大会・個人戦優勝】埼玉県立浦和高等学校

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【全国高校囲碁選手権大会・個人戦優勝】埼玉県立浦和高等学校

2018.10.02

提供:マイナビ進学編集部

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【全国高校囲碁選手権大会・個人戦優勝】埼玉県立浦和高等学校

囲碁の高校日本一を決める、全国高校囲碁選手権大会。今年個人戦で優勝に輝いたのは、埼玉県立浦和高等学校3年生の林 朋哉君です。技術だけでなく精神的な強さも必要とされる囲碁。大会の感想とともに、普段の練習や勝つための心構えなどについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 「ゆるまず行く」という強い気持ちが勝利につながった
  • 練習の基本は人と打つこと。強い相手との対局はとても勉強になる
  • 対戦相手は皆実力が互角かそれ以上。その中での優勝はとても嬉しい

ずっと目標にしていた選手権大会での優勝

―― 大会で優勝された感想をお聞かせください。

全国高校囲碁選手権大会で優勝することが、高校に入ったときからの目標でした。今回3年生という最後のチャンスで優勝を達成できてとても嬉しいです。

実は中学生のときにも全国大会優勝の経験があるのですが、高校生になってからは個人戦であまり良い成績を残せていませんでした。今回優勝できて「やっと勝てた」という気持ちが大きいです。


―― 優勝できた一番の要因は何だと思いますか?

精神的にゆるまずに対局に臨めたことだと思います。去年の選手権大会で、苦しい展開で劣勢に陥っていたとき、相手が少しミスをしたことがありました。でも、自分の精神的なゆるみのせいでそのチャンスを取り逃がしてしまい、結果的に敗退してしまったんです。相手がミスをしたかどうかの判断を間違えると、逆にこちらが一気に負けてしまいます。そのときは負けが怖くて受けに回ってしまい、「あのチャンスを捉えていればもしかしたら勝てたかもしれない」ととても後悔しました。そのため今回の大会では、どの対局でも「迷ったらゆるまずに行こう」と思っていました。

精神的なゆるみがピンチを招いてしまった準々決勝

―― 一番苦しかった試合・瞬間はありましたか?

準決勝の相手はこれまで何度も対戦したことがある強い選手で、今回の大会でも「きっと彼と打つことになるだろうな」と意識していました。対局では途中僕がリードを奪うことができたのですが、そのときについ気持ちがゆるんでしまったんです。そこを攻め込まれて一気に形勢が逆転し、「これはまずい。負けてしまうかもしれない」と思いました。何とか勝つことができたものの「精神的にゆるむと後で苦しくなってしまう」と痛感した対局でした。


―― 普段はどのように練習されていますか?

やっぱり基本は「人と打つこと」だと思います。毎日囲碁の本を読んだり詰碁(*1)を勉強したりしていますが、「もっと練習したいな」と思ったときは対局数を増やすようにしています。僕はどちらかというと、インターネットなどより人と対面して打つ方が集中できるんです。もちろん部員同士でも打ちますし、以前日本棋院の院生だったときにお世話になった先生方に教えていただくこともあります。また、囲碁部ではOBの方々がプロ棋士をお招きして、定期的に指導碁をお願いしています。自分より強い人と打つと、やっぱりすごく勉強になります。

最近はAIの登場によって、これまで悪手とされていた手が再評価されるようになってきました。棋譜(*2)を見て気になったものは、その後の展開を自分で考えてみたりしています。

(*1)詰碁(つめご)。石の生き死にを問題にしたもの。
(*2)棋譜(きふ)。対局者が行った手を記録したもの。

序盤が不利でも後半に盛り返す「逆転力」が強み

―― 勝利のために一番努力したことは何ですか?

大会前にはとにかく対局数を増やしました。人と対局できないときはインターネットでも打ち、実戦感覚を取り戻すようにしました。あとは練習のときから大会を想定して、「ゆるまずに行こう」ということを意識していました。


―― ご自身の強みは何だと思われますか?

不利な局面になってもギリギリ食らいついていって、最後で逆転できるところだと思います。本当は最初から不利にならないことが一番いいのですが、僕は序盤があまり得意ではありません。でも序盤で力をためて、中盤以降ひっくり返すことができるのが、自分の強みだと思っています。中学生のとき指導を受けていた先生から「逆転する力が強い」と言っていただき、それから自分でも意識するようになりました。対局の中で少し劣勢になっても自分のスタンスは崩さず、「後半に盛り返そう」という気持ちで打っています。


―― 大会全体を通した感想を教えてください。

敗退してしまった去年まで同様、今年の大会も強い相手が多かったです。とくに準々決勝以降は実力が互角か、僕よりも上の人たちばかりでした。そういう強い相手と戦えたことはもちろん、その中で勝つことができて本当に嬉しいです。また今回の大会は団体戦で、部員の“癖”が見えたシーンもありました。気付いたところをお互い指摘しあい、次の大会につなげていけたらと思います。僕も今回の経験を生かして、もっと強くなれるように頑張ります。


決勝トーナメントでは対局全てで「中押し勝ち(対局途中で相手が投了すること)」となった今回の大会。でも林君は「それはかなり厳しいせめぎ合いの結果。一歩間違えたら僕が負けていたかもしれません」と言います。「囲碁以外では消極的になってしまうことも多いんです」という意外な一面も見せてくれた林君ですが、対局では「ゆるまずに行く」という強い気持ちが勝利につながっているのですね。


【profile】埼玉県立浦和高等学校 囲碁将棋部
林 朋哉君(3年)

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