【高校総体・優勝】ボート・女子シングルスカル 静岡県立浜松西高等学校

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【高校総体・優勝】ボート・女子シングルスカル 静岡県立浜松西高等学校

2018.09.26

提供:マイナビ進学編集部

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【高校総体・優勝】ボート・女子シングルスカル 静岡県立浜松西高等学校

2018年度インターハイボート競技の女子シングルスカル(1人乗り)を制した、静岡県立浜松西高等学校の田口晴那選手。4位に終わった昨年の雪辱を果たしました。今回は、彼女がどうやって頂点にたどりついたのかをインタビュー。田口選手を3年間支えてきた上西智紀先生のお話にも注目です。

この記事をまとめると

  • ボートを楽しむことを忘れず、冷静な試合運びで優勝
  • 1人だけではない、周囲の支えを生かした戦いができた
  • 自主性を大切にした「みんなで頑張る」チームづくりが強さの源

誰よりも楽しんで迎えた、栄光のフィニッシュ

【田口晴那さんインタビュー】

―― 優勝した感想をお聞かせください。

まずは、うれしかったというのが一番大きいです。決勝では序盤から追う展開になりましたが、中盤で追いついて一気に引き離し、最後は2秒以上の差をつけてゴールできました。フィニッシュラインを越えた直後は全然信じられなかったんですが、そこから桟橋へ戻るまでに同じ静岡県のメンバーが声をかけてくれて、ようやく優勝を実感できました。


―― 優勝できた一番の要因は何だと思いますか?

出場クルーのうちで私が一番レースを楽しめたからかな、と思っています。緊張があっても、スタート合図の旗が下りたら冷静に漕げるのが自分の強み。特に決勝のレースは、艇と自分が一体になっているようなすごく良い感覚があって、「苦しいけど楽しい」という気持ちで漕いでいました。序盤で相手に出られても、気持ちに余裕があったので、「いけるな」という気持ちになれました。

「考えながら漕ぐ」練習と周囲の力で、たどりついた頂点

―― 一番苦しかった試合はありますか?

大会期間中は、暑さに悩まされました。体力を消耗しないよう、日陰のない水上でのウォーミングアップの時間を削らざるをえませんでした。特に最終日は、準決勝と決勝の2回漕がなければいけないので、体力面でのきつさはありました。

ただ、暑い中での練習は地元の佐鳴湖で十分味わってきたので、今日だけじゃないと自分に言い聞かせました。それよりも、ほかの静岡県勢も決勝に残っていたので、「みんなと上を目指したい」という気持ちのほうが上回りました。決勝は後輩も応援に来てくれて、暑いという気持ちが吹き飛びました。


―― 勝利のために一番努力したことは何ですか?

練習で「考えながら漕ぐ」ということです。ひと漕ぎごとに、艇がどう進んでいるか、きちんと推進力になっているかを考えながら練習して、進んだときの感覚を身体に覚え込ませるようにしていました。

また、私は1年生のときから、先生や先輩に自分の漕ぎを見てもらい、アドバイスを頂いていました。ダブルスカル(2人乗り)やクォドルプル(4人乗り)ではクルー同士で指摘しあえるのですが、私はシングルスカルに乗ることが多かったので、他の人に聞くこと、見てもらうことが多かったんです。おかげで、自分の気づけていないところに気づいて、技術を上げられたと思います。


―― 今回のインターハイ全体に対する感想を教えてください。

一言でいえば、楽しかったです。大会期間中は、レースのことを考えて眠れなかったこともありましたが、緊張するのはいつものこと。逆に緊張しているから、いいコンディションなんだなと思えました。同じ種目で4位に終わった去年はがむしゃらに戦っていましたが、それに比べて気持ちの余裕はすごくありました。

レース中は応援の声がよく聞こえて、それもすごく力になりました。今回は3年間の集大成という思いもありましたが、自分のためというよりは支えてくれた人のために漕げたかな、と思っています。

ボート経験なし。自主性を大切に、生徒を伸ばす

【顧問・上西智紀先生インタビュー】

―― 優勝後、選手にどのような言葉をかけられましたか?

桟橋に帰ってきたときに、「おめでとう」と声をかけました。「よくがんばった。大きく漕げていたね」という言葉もかけたと思います。1年生のころから、「1本1本を大きく漕ごう」ということを言ってきたので、三年間目指してきた漕ぎができたレースでした。


―― 日頃の練習ではどのようなことに注意して指導されていますか?

実は、私はボート競技の経験がありません。ですから、とにかく誰よりも選手を長く見ていることを意識してきました。浜松西高校ボート部OBの先生方がたくさんいらして、その方々にいろいろ教えてもらいながら、生徒の状態をよく見て、生徒が何を考えているか想像して、声をかけるようにしています。

一方で、ボート競技には先輩が後輩を教えるとか、同じ艇に乗っているクルー同士で教えあうという文化があります。そして、真面目で研究熱心というのが浜松西の選手の特徴であり、ボート部の伝統になっていますですから、その自主性を尊重しています。あとは、頑張り方が足りないと思ったら厳しく指導するくらいです。


―― 一言で表現するなら、どのようなチーム・選手だと思われますか?

「みんなが頑張っているチーム」ですね。私はずっとサッカーをやってきたのですが、スポーツはやっぱり一生懸命やるのが楽しいと思うんです。それに共感してくれる生徒に恵まれていると思います。
特に田口は、才能・素質に加えて、頑張る姿勢を持ち合わせた強い選手だと思います。


―― 今後、優勝した経験をどのように生かしてほしいと思われますか?

この経験を自信につなげてほしいですね。この結果を得るまでの過程は、これからどんな分野にも応用できます。また、勝ったのは彼女なのですが、ボートという競技に出会えたこと、インターハイという舞台があったこと、ライバルや仲間、家族など自分の可能性を引き出してくれるまわりの人がいたことが背景にあります。それに本人も気づけたはずです。この経験を、進学しても社会に出ても、生かしていってほしいですね。



ボート競技のシングルスカル種目は、誰にも頼れない孤独な戦いです。しかし田口さんは、周囲の支えや応援を自分の力に変えることができました。そして、ボートそのものを楽しめたからこそ、インターハイを勝ち抜けたのでしょう。田口さんの背中を見ながら、自主性を大切に練習を続ける後輩たちの活躍にも期待がかかります。


【profile】静岡県立浜松西高等学校
ボート部顧問 上西智紀先生
田口晴那さん(3年)

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