どうして食べ物を「さん」付けで呼ぶの? 関西に伝わる言葉の秘密を探ろう

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どうして食べ物を「さん」付けで呼ぶの? 関西に伝わる言葉の秘密を探ろう

2019.05.24

提供:マイナビ進学編集部

どうして食べ物を「さん」付けで呼ぶの? 関西に伝わる言葉の秘密を探ろう

関西には「お豆さん」「仏さん」「おはようさん」など、さまざまな物を「さん」付けで親しむ風習があります。「さん」付けで呼ぶと、丁寧な印象を受けたり親しみやすさが感じられたりする気がしませんか? どうして関西ではさまざまな物を「さん」付けで呼ぶのでしょうか。関西に伝わる言葉の秘密を探ると、その裏には長い歴史があることが分かりました。

この記事をまとめると

  • 関西では食べ物や寺社、あいさつなどさまざまな物を「さん」付けで親しむ
  • 「さん」付けの文化は、『御所言葉の名残説』が有力
  • 現代に伝わる言葉には、長い歴史が隠されていることがある

お豆さん、お芋さん……。「さん」付けで親しまれるアレコレ

関西出身の親戚や友達がいる人は、「お豆さんを煮たよ」「お芋さんを食べたよ」など、食べ物を「さん」付けで呼んでいるのを聞いたことはありませんか? 関西には豆や芋だけでなく粥を「お粥さん」、稲荷寿司を「お稲荷さん」、厚揚げを「お揚げさん」と呼ぶなど、さまざまな食べ物に「さん」を付けて親しむ風習があります。

食べ物の他にも神社や寺、店舗などに「さん」を付けるのが特徴です。例えば、神仏を広く「神さん」「仏さん」と呼ぶことにはじまり、特定の寺や神社そして全国各地に店舗を構える組合や百貨店なども、それぞれ「さん」付けで呼ばれ地域の人たちにとって身近な存在となっています。
さらに「おはようさん」「ありがとうさん」「おめでとうさん」など、あいさつにも「さん」付けをすることも……。
皆さんの中には、これらの言葉遣いに親しみやすさや優しさを感じる人もいるかもしれませんね。

関西に根付く「さん」付けの文化は、「御所言葉」が由来?

関西独特のこのような風習は、いつから始まったのでしょう。
その由来には諸説ありますが、中でも有力だと考えられているのが「御所言葉」の名残であるという説です。

御所言葉とは、別名「女房言葉」ともいわれ、かつて宮中や公家に仕えた女官などが使用していた言葉を指します。京都御所に仕えた女官たちは、自分たちが食べる物と公家が食べる物を区別するため、公家の食物には敬意を示して語尾に「さん」を付けたり、食べ物に「お」を付けたりして呼び分けていました。その呼び方が庶民に広がり、現代にも残る言葉として定着したと考えられているのです。

現代に伝わる言葉には、長い歴史がある

食べ物やあいさつ、動物など、さまざまな物を「さん」付けで親しむ関西の言葉。これらは地域ならではの風習ですが、そこからは長い歴史や当時の生活文化を読み取ることができます。
私たちが当たり前のように使っている言葉の中には古くからのしきたりや生活の名残が隠されていることがあるのです。あなたの住む地域で親しまれている言葉の歴史をのぞいてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

昔から伝わる言葉や地域で愛されている方言などを調べてみると、その土地の歴史や当時の人々の生活を知ることができます。言葉に隠された時代背景に興味を持った人は、「語学(日本語)」を学んでみてはいかがでしょうか? 日本語の奥深さをさらに感じられるかもしれませんよ。

【出典】
NIKKEI STYLE|お豆さん・天神さん…関西人はなぜ「さん」付けが好き?
https://style.nikkei.com/article/DGXNASIH0900A_Q3A110C1AA2P00

NIKKEI NET Kansai|<?追跡>食べ物や寺社に「ちゃん」「さん」付けーー優しい響き、角立てぬ京の知恵
http://parts.nikkei.co.jp/kansai/news/news007209.html

神戸新聞NEXT|神戸っ子、コープさんだけなぜか「さん」付け
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201801/0010861395.shtml

この記事のテーマ
語学・外国語」を解説

世界中にはさまざまな言語が存在します。言語は思考の原点ですから、それだけ多くの考え方が世界にはあり、言語の数だけさまざまな文化が存在するということです。世界中の人々が幸福に生活するためには、相互理解が欠かせません。その架け橋となるのが語学です。言語の成り立ちや文法、発音などの構造的な特徴を追究し、外国語を習得してコミュニケーション能力を高めることで、国際人としてのグローバルな視野を養います。

「語学・外国語」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「語学(日本語)」
はこんな学問です

自国の言葉である日本語を、世界の言語の一つと考えて、客観的に学ぶ学問。構造や成り立ち、変化、地域性など日本語の特質を研究する。日頃は無意識に使っている日本語や周囲を取り巻く日本文化を客観的に捉えることで、日本語を正しく教える能力なども含めて、幅広く正確な表現力を身に付ける。また、言語と文化の関わりを客観的に分析することで、日本文化を世界に発信していく役割など、異文化コミュニケーションにもつながる力を養う。

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