スーパーの野菜はなぜ全部同じ形なの? その秘密は種にあった!

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スーパーの野菜はなぜ全部同じ形なの? その秘密は種にあった!

2019.01.25

提供:マイナビ進学編集部

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スーパーの野菜はなぜ全部同じ形なの? その秘密は種にあった!

スーパーで野菜を買うとき、値段や産地の他に気にするのは、色ではないでしょうか。トマトならできるだけ赤く熟したもの、キュウリなら緑色が鮮やかなものを選びたいですよね。その反面、大きさや形はほぼ同じなので「大きいものを」「形がきれいなものを」という視点で選ぶことはあまりありません。スーパーで売られている野菜の大きさがほぼ同じなのは一体なぜでしょうか。

この記事をまとめると

  • スーパーで売られている野菜は同じ形と大きさをしている
  • 作物の種はF1種、在来種、固定種の3種類がある
  • 農学部では年々減少している在来種や固定種の価値や種子の特徴を学ぶことができる

家庭菜園で作る野菜はふぞろいになりやすい

庭や学校で野菜を育て収穫したり、田舎の祖父母や親戚が育てた野菜を送ってもらう経験をした人は多いでしょう。手作りの野菜は、大きさがふぞろいで形がいびつになりがちですが、作った人のぬくもりを感じられ、ひときわおいしくいただけます。

それらの野菜と比べ、スーパーに並んでいる野菜は、ほとんど同じ大きさ・同じ形です。たくさん収穫した中から似たような大きさ・形のものだけを選別して出荷しているとしても、揃いすぎているため何か特殊な方法で栽培しているのだろうかと不思議に感じたことがあるかもしれません。

スーパーに並ぶ野菜が同じ見た目なのは、家庭菜園の野菜と栽培方法に違いがあるわけではなく、種が違うからなのです。種には3つの種類があり、どの種を使うかで完成する形や味が変わるのです。

同じ大きさの野菜ができるF1種は流通用、味に個性がある在来種・固定種は家庭菜園用

種には、F1種、在来種、固定種の3種類があり、スーパーで売られている野菜はF1種で栽培された野菜です。

F1種は人工的に作られた雑種の種で、一代限りの収穫を目的としています。野菜の種を取るとき、別系統の野菜を掛け合わせると、一代目は両親の優勢形質を引き継ぐために大きさと形が揃います。また、一代目の雑種は早く成長し、たくさんの実をつけます。そのため、大量生産・大量消費を求める現代社会の需要とぴたりと合い、多くの農家がF1種を使った野菜を栽培するようになりました。

ただしこのメリットが現れるのは1代目のみ。そのため、農家は毎年新しいF1種を買わなくてはいけません。

一方、従来からある種が固定種と在来種です。かつて、農家はたくさん作った野菜の中から、とても良くできた野菜を選び、種を採取して、その種から次の野菜を育ててきました。このサイクルを繰り返すと野菜の個性が定着し、その土地の気候や風土に最も適した野菜に少しずつ変化していきます。何世代にもわたり「一番良くできた野菜」から種を採取し続けた結果、肥料や農薬をほとんど必要としない「その土地に合った野菜」に進化していくのです。

固定種・在来種の野菜は大きさや形が不ぞろいですが、その土地で栽培するのに最も適していて育てやすく、味わいも個性があり豊かだといえます。

昭和30年頃まではほとんどの農家が固定種・在来種で野菜を作っていました。皆さんの祖父母が「昔の野菜はもっと味が濃かった」「トマトは青臭かった」「にんじんは泥の香りがした」と話すことがあるかもしれません。それは固定種・在来種で作られた野菜の味なのです。

種の種類や特徴を学ぶなら農学部へ

固定種や在来種は、土地に合った野菜で農薬をあまり必要としないため、積極的にこれらの種を選択している農家もいます。地域の食文化と密接に関係している伝統野菜も、固定種や在来種で作られた農作物です。しかし、固定種や在来種は年々種類が減っていて、絶滅の危機に瀕しています。

このように、その土地独自の伝統野菜や在来種の野菜の価値、特徴については、農学部でさらに詳しく学ぶことができます。興味のある人は進路の一つとして考えてみてはいかがですか?

【出典】
種を考える くらしの良品研究所 無印良品
https://www.muji.net/lab/food/130515.html
固定種・在来種とは?八ヶ岳の無農薬野菜販売【大和ファーム】-固定種・在来種の微生物栽培・オーガニック-山梨県北杜市
http://yamato-farm.com/
野菜の種「固定種・在来種」と「F1種」 その違いとは? NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20170130_488287.html?PAGE=1#container
カトリケの農園の紹介:千葉県 食べチョク
https://www.tabechoku.com/producers/20004

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農学」
はこんな学問です

品種の改良や病害虫対策をはじめとする栽培技術、事業として継続させるための農業経営、行政による支援のあり方を問う農業政策などを通じて、人と自然の共生のための方法を研究する学問である。研究分野は広く、食料としての生物を環境にマイナスの影響を与えることなく継続的に確保する方法を研究する「資源生物科学」、食品・農業・化学工業などの生物活用現場で起こる問題をバイオ技術によって解決する「応用生命科学」などがある。

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