毎年“国境”が変わる? 綱引きで県境を決める県があるらしい!

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

毎年“国境”が変わる? 綱引きで県境を決める県があるらしい!

2018.10.17

提供:マイナビ進学編集部

毎年“国境”が変わる? 綱引きで県境を決める県があるらしい!

国盗り合戦は戦国時代の話じゃなかった!? もし、あなたの住む街の領土が「綱引き」で奪われてしまったら?
実は、とある地域では「県境」を賭けて、綱引き勝負がされているそうです。いったいどこの県同士が戦っているのでしょうか。

この記事をまとめると

  • 綱引きによる「峠の国盗り綱引き合戦」が行われている
  • 綱引きが一大イベントへと成長し、地域活性化に貢献
  • 大人の真剣な遊びが隣町同士の交流を深めている

県境を賭けた綱引きで町おこし

毎年10月の第4日曜日、長野県と静岡県の県境に位置する兵越峠で「峠の国盗り綱引き合戦」というイベントが開催され、人気を集めています。ルールは至ってシンプルで、信州軍(長野県)と遠州軍(静岡県)が1チーム10人による綱引き3本勝負を行い、2勝した方が勝ち。勝った県は相手県に県境を1m広げることができます。「長野に海を」「静岡に諏訪湖を」を合言葉に、両軍が真剣勝負する、この国盗り合戦。2016年に行われた第30回大会までの戦績は、信州軍17勝、遠州軍13勝で、信州軍が4つ勝ち越し。これまでに信州軍が県境を4m伸ばしています。
今年の開催は10月28日。近くに住んでいる人は、見に行ってみてはいかがでしょうか。

両町の強い絆と深い交流を生んだ綱引き

古くは信州と遠州を結ぶ街道の宿場街として栄え、交流も盛んだった、長野県旧南信濃村(現:飯田市南信濃)と静岡県浜松市旧水窪町(浜松市水窪町)。「峠の国盗り綱引き合戦」は、両町にかつてのような深い交流がなくなったことを嘆く地元住民の「交流を取り戻したい」「地域を活性化させたい」という思いからスタートしました。大会開始当初は観客も少なく、地元住民で和気あいあいと行われていたこの大会でしたが、テレビで取り上げられたことをきっかけに全国的に有名になり、観戦者が年々増えています。

観戦者が増えると、峠の雑木林が伐採されて綱引き広場と名付けられた会場が設置されたり、大会当日はバザーや物産展が行われたりするようになり、毎年大賑わい。地域活性化に貢献し、町おこしとしての役割を十二分に果たす一大イベントへと成長しました。また、回を重ねるごとに両軍も綱引きの練習に力が入るようになり、合戦は本気さを増していきました。本当に国境を奪い合っているわけではありませんが、真剣になればなるほど両町の絆は強くなり、交流もどんどん深くなっていきました。

合戦場となっている峠の歴史的背景とは?

綱引きの合戦場となっている、県境のヒョー越し峠(兵越峠)は戦国時代、甲斐の武田信玄が天下統一を目指し、遠州攻略のため兵を進めたことから名づけられた峠です。遊びとはいえ、この土地で国盗り合戦が行われているのは偶然ではないのかもしれません。このように、地域の祭りや風習を深く調べてみると、歴史的・文化的背景を紐解くことができます。

日本や世界の地域風習を研究するのが文化人類学。さまざまな地域や社会で行われている文化的活動を、実際にそこに入って生活することや、関係者にインタビューすることで細かく調査し研究する学問です。まずは身近なところから、あなたの住む地域のお祭りなどを調べてみると、知らなかった地域の歴史が分かるもしれませんよ。

【出典】
信州遠山郷 秘境の旅|切なる祈りをユーモアに託して真剣勝負
http://tohyamago.com/experience/tsunahiki/

サントリー|峠の国盗り綱引き合戦
https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_cca/detail/2014c2.html

水窪情報サイト|『第31回 峠の国盗り綱引き合戦』は、10月22日です!
https://www.misakubo.net/

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「文化人類学」
はこんな学問です

世界各地のさまざまな社会や地域で日常的に行われている文化的な活動を、実際にその社会や地域に入っていき、一緒に生活してみたり、インタビューすることなどを通じて細かく調査し、研究する学問。調査の対象は、伝統的な風習を守る部族社会から、現代的な地域社会まで、非常に多岐にわたる。また、国内の文化も調査の対象として重要である。学問的な特徴としては、文献による研究よりもフィールドワーク(現地調査)に重きを置く傾向がある。

「文化人類学」について詳しく見る

あなたの適性にあった学びや仕事が見つかる

適学・適職診断

無料

進学・適職診断を受ける