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10分で乗り物酔いを解消するメガネが存在する!?

2018.12.11

提供:マイナビ進学編集部

10分で乗り物酔いを解消するメガネが存在する!?

車やバス、飛行機での旅行、船釣りといったレジャーの楽しい気分を台無しにするのが、乗り物酔い。酔い止めの薬も市販されていますが、「酔いやすいから、あまり乗り物に乗りたくない」と乗る前から不安な人も多いはず。そんな人のために、かけるだけで乗り物酔いを解消できるメガネが登場しました。このメガネの仕組み、乗り物酔いのメカニズムについて詳しく調べてみました。

この記事をまとめると

  • 乗り物酔い解消のメガネが発売された
  • 乗り物酔いの原因は自律神経系や平衡感覚の乱れ
  • 三半規管を鍛えるには子どもの遊びが最適

乗り物酔いを解消するメガネが発売

乗り物酔いを経験したことのある方は多いのではないでしょうか? できることなら、移動時間も楽しく過ごしたいですよね。実は乗り物酔いのメカニズムを研究したことにより、乗り物酔いを解消するメガネ“Boarding Ring(ボーディングリング)”が、フランスで発売されたことをご存じですか?

メガネのフレームの正面と側面に4つのリングが付いており、リングの中に青い色のついた液体が半分入った、なんとも不思議な形のこのメガネ。見たこともない形状なので、かけている姿はあまり想像できませんが、効果は絶大だそうです。

使い方は簡単で、乗り物酔いが始まったらメガネをかけるだけ。装着後6分ほどで効果が現れ、その効果はメガネを外してからも持続します。実際に試した結果、乗り物酔いに悩まされる人の約95%に効果が見られたそうです。日本でも販売が始まったら、多くの人の悩みを解決してくれることになるでしょう。

乗り物酔い対策には精神的安心も重要

ではそもそも、乗り物酔いはどんなメカニズムで起こるのでしょうか? このメガネを発明したユベール・ジャナン氏は、視覚から得られる揺れと、内耳で平衡感覚を司る三半規管で感じる揺れが異なることで起こる乗り物酔いの原理に着目して、商品の研究に取り組みました。医学的に「動揺病」、「加速度秒」とも呼ばれる乗り物酔いは、乗物の揺れや不規則な加速、減速の反復が、内耳の三半規管や前庭を刺激することによって起こります。

ですが、このメガネは視界に入ってくる液体が揺れることで三半規管が察知する揺れとの不一致を修正し、知覚と感覚の混乱をなくし、乗り物酔いを解消することができるのです。

また、視覚や嗅覚から入ってくる情報と耳が感じる情報のズレやそれによる不快感、曲がりくねった道などで乗り物が大きく揺れるストレス、そして「今日も酔うかもしれない」というプレッシャーや不安感といった精神的な面も乗り物酔いを起こす原因といわれています。「十分な睡眠を取る」「消化のいいものを食べる」といった乗り物酔い対策には、体調管理という意味ももちろんありますが、精神的な安心や安定を保つという意味もあるのかもしれません。

三半規管を鍛えるのも効果的

乗り物に乗る体験が少ないと、脳がスピードや揺れに慣れていない為、乗り物酔いをしやすくなります。つまり、それらを感知する三半規管を身近な行動から鍛えることで、乗り物酔い対策をすることも効果的なのです。揺れやスピードを体感できるマット運動、トランポリン、ブランコ、滑り台といった遊びで平衡感覚を養うことによって、三半規管を鍛えることできます。

また、乗り物の揺れやスピードに慣れ親しんでいくことは、三半規管を鍛えるだけでなく、乗り物への不安を和らげることにも繋がります。

このように乗り物酔いのメカニズムや対策が分かると、長時間のドライブももう怖くありません。さらに自分に知識や余裕があれば、周りの人の健康も気遣うこともできるかもしれません。医学では、このような乗り物酔いの仕組みを学べる「耳鼻咽喉科学」など、さまざまな専門分野を学ぶことができます。病気を治すだけでなく、乗り物酔いを解消するメガネなど、専門知識を生かした新商品の開発や監修にも携わることができる医学。健康を守る商品開発などに興味を持った方は、医学の道を志してみてはいかがでしょうか?

【出典】
メガネスタイルマガジンOmgPress|乗り物酔いを解消する画期的なメガネ「Boarding Ring(ボーディングリング)」って?
https://www.ohmyglasses.jp/blog/2014/07/07/boarding-ring/

エスエス製薬|乗り物酔いの原因とメカニズム
https://www.ssp.co.jp/condition/motionsickness/cause/

エスエス製薬|乗り物酔いの症状とメカニズムについて
https://www.ssp.co.jp/aneron/cause/mechanism.html

アネロン|乗り物酔いの予防法
https://www.ssp.co.jp/aneron/prevention/exercise.html

この記事のテーマ
医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」を解説

病気やケガなどによる身体機能や生理機能の変化を治療し、健康な生活が送れるようにするのが、医療の役割です。今日のように高齢化が進んだ社会では、健康で長生きできるようなサポートも重要です。これらの役割を担うのが、医師、薬剤師、看護師、理学療法士などの専門家です。医師であれば解剖学や病理学、薬剤師であれば薬学など、それぞれが専門的な知識と技術を身につけ、連携することで医療の質を向上させる方法も学びます。

「医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「医学」
はこんな学問です

病気を予防して健康を維持することや、病気を治療して健康を取り戻すことを通じて、人の命を守り人生の質を向上させることを目的とした学問である。専門分野としては、人の体の機能と構造について研究し、病気の原因を明らかにする「基礎医学」、衛生学や法医学・犯罪学など医学と社会の関わりについて考察する「社会医学」、基礎医学の成果に基づいて実際に病気を治療するための研究を行う「臨床医学」などがある。

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