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緑茶・紅茶・烏龍茶、全部同じ茶葉で作られているって知ってた?

2018.10.04

提供:マイナビ進学編集部

緑茶・紅茶・烏龍茶、全部同じ茶葉で作られているって知ってた?

緑茶・紅茶・烏龍茶、皆さんはどのお茶を好んで飲みますか? 香りも色も味も栄養分もそれぞれ特徴が異なるお茶ですが、実はこれら3つのお茶が「同じ茶葉から作られている」と言ったら信じることができますか? 3つのお茶にまつわる不思議を紹介します!

この記事をまとめると

  • 緑茶・紅茶・烏龍茶は全て同じ茶葉で作られている
  • 茶葉に含まれる酵素による酸化の度合いによって分類される
  • 人間に有用な成分を研究し制御・利用する技術を学ぶことは「農芸化学」の一つ

緑茶、紅茶、烏龍茶は同じ茶葉からできている!?

私たちの生活に馴染み深いお茶。その種類はさまざまありますが、大きく分けると緑茶・紅茶・烏龍茶が挙げられます。それぞれ好みが分かれるほどにその風味は大きく異なります。

実は、緑茶・紅茶・烏龍茶のもととなる茶葉は、全て「カメリアシネンシス」というツバキ科の茶の樹からできていることをご存知でしょうか? つまり、緑茶と紅茶と烏龍茶は全て同じ茶葉から作られているのです。

なぜ同じ茶葉から特徴の全く異なる数種類のお茶を作り出せることができるのでしょうか? その理由は茶葉の中に存在する酵素による「酸化」が関係しています。この酵素の働きをうまくコントロールすることでいろいろな種類のお茶を生み出すことができるのです。

緑茶・紅茶・烏龍茶の分類の差は「酸化」の度合いの差!

茶葉の中には酵素が存在しており、この酵素の働きによって茶葉の苦味・渋み成分でもある緑茶特有の成分の1つ「カテキン類」が「テアフラビン類」「テアルビジン類」という別の成分に変化していきます。

このはたらきを「酸化」といいますが、茶業界では伝統的に「発酵」と呼ばれています(今回の記事では酸化とします)。そして、この酸化の度合いによって「不発酵茶」「半発酵茶」「全発酵茶」と分類が決まります。

不発酵茶については「緑茶」が当てはまります。緑茶は全く酸化が行われていません。緑茶を作る際は、茶葉を収穫した後に蒸したり干したりなどで熱を通し、酵素の働きを止めてしまいます。酸化による茶葉の変色がないため、お茶の色が緑色のままなのですね。

半発酵茶は、酵素による酸化を途中で止めたお茶のことで「烏龍茶」がこれにあたります。茶葉の成分が変化して独特の香りや味に変わってきています。カテキン類の一部が変化して生まれるテアフラビン類・テアルビジン類というポリフェノールは赤色の色素を持っており、緑茶との色の違いはこの成分により生み出されています。

そして、残る紅茶は完全に酸化をさせた全発酵茶です。茶葉にあったカテキン類の多くは酸化によって変化しています。色や風味はもちろん、期待される健康効果なども緑茶と大きな違いがあります。

このように、茶葉は酵素による酸化の度合いによって徐々に成分が変質していく特徴を持っており、人間はうまくその特徴を利用していろいろなお茶を作り出しているのです。

人間に有用な成分を制御し、利用する技術を研究することは「農芸化学」の分野

酵素が摘み取られた茶葉の成分を酸化させるという働きは自然に起きる現象です。その自然現象をしっかり制御し、安定してそれぞれのお茶を作り出せるようになったのは茶葉の酸化の仕組みの解明と酸化を制御するシステムや技術の進歩の結果でもあります。

このように動植物や酵素など微生物の有用なはたらきや物質を研究する学問を「農芸化学」といいます。興味が湧いた方はぜひ学んでみてはいかがでしょうか?


【出典】
・SUNTORY
https://www.suntory.co.jp/customer/faq/001870.html
・古賀茶業
http://www.kogacha.co.jp/yame-tea/archives/2
・三井農林
http://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/knowledge/knowledge20150520.html
・伊藤園 お茶百科
http://ocha.tv/components_and_health/

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農芸化学」
はこんな学問です

農学が対象とする動植物や微生物のもたらす有用な物質や食品・健康効果など、主に化学を使って研究する学問を農芸化学という。専門分野としては、発酵食品の製造や医薬品・洗剤にも活用される有用な酵素を研究する「酵素化学」、微生物を使って環境ホルモンを分解するなど環境問題を解決する「微生物学」、昆虫ホルモンの害虫駆除機能や植物の代謝物の健康機能について研究する「生物有機化学」などがある。

「農芸化学」について詳しく見る

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