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ブランドディレクターのお仕事 【お仕事リレー・TGCができるまで】

2018.08.24

提供:マイナビ進学編集部

ブランドディレクターのお仕事 【お仕事リレー・TGCができるまで】

2005年から行われているファッションの祭典、東京ガールズコレクション。多くの人気モデルが最先端の装いで登場し、会場を沸かせる華やかなファッションショーです。

こうした華やかな舞台の裏では、何カ月も前からショーを成功させるために働く多くのスタッフがいます。今回は、東京ガールズコレクション(以下TGC)でブランドディレクターを務める金子紗織さんに、どのようにしてショーが作られるのかお話を聞くことができましたので紹介します。

この記事をまとめると

  • TGCの舞台裏は、思っていた以上に大変な作業の数々だった
  • TGCに感動してファッションとは関係のない仕事から転職した
  • 学生時代は、絵とトレンドを追うことに注力して過ごした

TGCの華やかな舞台裏には、パズルのような地道な作業があった!

Q. TGCに関わる仕事として、具体的にどのようなことをしていますか?
 
【約2カ月前】
TGCのトレンドキーワードを含めて、どのようなブランド構成にするかなどを決めていきます。その頃から各ブランドへの営業が始まりますが、ご出展をいただけるところもあれば、発信したいテーマと合致しているブランドにご出展の提案をしていくパターンもあります。

出展ブランドは、その時のトレンドやTGCのテーマに沿って決めていきます。まず、社内でおおまかに検討した上で各ブランドにアポイントを取ります。何を発信したいかを聞き取り、TGCでできることをご提案しながらブランド選定、出演交渉をしていきます。

ブランドが決定すると制作フェーズに入ります。ここで各ブランドがどういうファッションショーにしていきたいかというヒアリングを始めます。

【約1カ月半前】
演出家との打ち合わせを行い、ブランド側の希望と演出家からの提案をまとめます。同時にどんなモデルを起用したいかという希望を各ブランドから出してもらい、それに応じて当て込みをしていきます。TGCはだいたい100人ほどのモデルが出演するので、パズルのような大変な作業になります。

【半月前】
モデルが決まると各ブランドから衣装イメージを出していただき、半月前に2日間フィッティングをします。その後は最終的な演出の打ち合わせで、衣装統括をしているスタイリストと一緒に小物などをチェックします。

【前々日~当日】
前々日に衣装搬入をして、前日は実際に音源と映像をスクリーンに出し確認するテクニカルリハーサルがあります。当日は通しでリハーサルをして本番を迎えるという流れです。

こうした流れと並行して、TGCの特徴でもある「ファッションショーを見ながらその場で買える」という販売連動も行います。今年3月にTGC公式EC(通販)サイトがオープンしたので、Web担当者と連携を取りながら進めます。


Q. とても大変な作業ですが、金子さんはすべての作業に関わっているのですか?

ファッションショーに関してはすべて関わっています。演出家がいなければショーは成り立ちませんし衣装統括がいないとできないことなので、私は間に入ってディレクションをしているという立ち位置ですね。

観客として見たTGCに感動して現在の仕事に就いた

Q. 現在の仕事に就いた経緯を教えてください。
 
弊社に入社する前はファッションとは関係のないスマホアプリを制作運営する会社で働いていました。会社が渋谷にあったので、109の前でやっているイベントをよく見ていていつか自分の企画でwebとリアルを連動したイベントをやりたいと思っていました。

そんな時、たまたまTGCを見に行って「web×リアルをこの規模でやるなんて、すごい!この会社で働きたい!」と思ったのがこの仕事に就いたきっかけです。偶然にも求人を出していたので、TGCを見てから1カ月経たないうちに入社試験を受けて採用になりました。

まわりの人にファッション関係ではない前職のことを話すと「意外だね」と言われます。ただもともと服が好きで、弊社に入社するときも面接官に「ファッション好きなの?」と聞かれて「大好きです」と答えました。


Q. 仕事のやりがいと大変なところを教えてください。
 
出演ブランドさんからTGCで実際に出したものが売れているという声をいただいたときが一番うれしいですし、この仕事をやっていてよかったと思います。TGCをやっている意味合いを実感できるからです。

大変なところは表現することの難しさです。私は演出家とTGC出展ブランドの間に立つ役割なのですが、例えばブランド側から「ハッピーなイメージのショーにしてほしい」と言われたとします。でもハッピーの感じ方は人それぞれなので、どういうハッピーなのか、その人の価値観によって表現したいことが違うため、その差を埋めるのが大変です。

またこの仕事は体力を使います。直前期は徹夜が続くこともありますし、衣装ラックを運んだりする力仕事もあります。でも大変だからこそTGCが無事に終わったときに感じる達成感はこの仕事ならでは醍醐味です。

高校時代は絵を描くことが好きなギャルだった!

Q. 学生時代は何を学んでいましたか?
 
高校生の時はいわゆる「ギャル」だったと思います(笑)。当時はいかに黒くなることで目立つか、いかに盛ってプリクラを撮るか、みたいなことばかり考えていました。またイベントサークルに入っていて、イベント自体が楽しいし、流行を追いかけることも楽しかったです。自宅は東京の郊外でしたが、毎日渋谷に通っていました。

一方で5歳の頃から絵画を続けていて、高校卒業後は大学の芸術学科に進学して油彩を専攻しました。油彩って色を重ねて塗っていけるので、終わりなくずっと描いていられるんですよ。最終的に全然違うものになったりするので、それが絵の面白さだと思いました。また小さい頃から習っていた絵画教室の先生をとても尊敬していたので、将来先生のようになりたいと美術の教員免許も取りました。


Q. ご自身で洋服をデザインしたいとは思わなかったのですか?
 
実は小学生の時の夢はデザイナーか画家でした。でも私は自分がおしゃれをすることは好きだったのですが、「その人に合うものを考える」ことが苦手だったので、デザイナーのように世の中の人に合う服をゼロから作る仕事にはつながりませんでした。
いろいろなブランドを見て、そこからトレンドを発信するという今の仕事が楽しいですね。


Q. 今後の目標とキャリアプランを教えてください。
 
TGCのパワーで日本のブランドを少しでも活性化させて楽しんでもらえるような発信ができたらと思っています。若い人たちがファッションにもう少し興味を持って服を楽しんでくれるように、TGCを通じてたくさんの国内ブランドを知っていただけるきっかけにしていきたいなと思います。

具体的には3月にオープンしたばかりのECサイトで、TGCだからこその付加価値を出して盛り上げていきたいと思います。全国の人たちに、ファッションを楽しんでもらうためにECを活用してほしいですね。


Q. 高校生に向けてのメッセージをお願いします。

ファストファッションなど昔に比べてファッションの幅が広がったせいか、今の若い子は服を選ぶのが上手だなと思います。その直感や感覚は大事にしてほしいです。それに今の子たちはSNSをうまく活用するなど探求心がとても強いですよね。そうした探求心は社会人になってからも生かしてもらいたいと思います。



TGCの華やかな舞台の裏では、長い期間をかけてとても地道な作業が繰り広げられていることが分かりました。

ギャルだった当時を振り返り「今でもギャルってかわいいと思いますし、ギャルカルチャーって面白いです」と語る金子さん。イベントとトレンドを追うことに興味があった高校生時代の経験が今の仕事に生かされているのかもしれませんね。


【profile】株式会社W TOKYO
東京ガールズコレクション実行委員会 ブランドディレクター
金子 紗織

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「イベントプランナー」
はこんな仕事です

企業や自治体が主催する各種催事において、企画・立案を行う仕事。会場デザインや出展者・出演者の選定、宣伝方法などを含む演出プランの提案や、協力業者の手配も行い、チームで一つのイベントを作り上げていく。広告代理店やイベント運営会社に就職し、キャリアアップしてプランナーになるほか、一般企業の販促・広報部門での実績が認められて、プランニングを任されるようになるケースも多い。23歳以上でイベント関連の実務経験が3年以上あると、独立にも有利な「イベント業務管理士」の受験資格が得られる。

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