【シゴトを知ろう】旅芸人 編

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【シゴトを知ろう】旅芸人 編

2018.08.01

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】旅芸人 編

全国各地の劇場や温泉施設を回り、大衆演劇を披露する旅芸人。化粧をほどこし、色とりどりの衣装を着た姿はとても華やかですが、その裏側ではどんなことが行われているのでしょうか。今回は、関西を拠点とする逢春座の劇団員である浅井まりさんに仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 毎日2回公演があり、月ごとに異なる地方に移動している
  • 大衆演劇を知ったのは、祖母に連れられて公演を見に行ったのがきっかけ
  • 「舞台が好き」という気持ちが強い人が、この仕事に向いている

お客さまからの「良かったよ」という声がやりがい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい。
 
私は逢春座の劇団員として、毎日公演に出演しています。公演はお芝居と舞踊ショーの2部構成で、昼の部と夜の部があり、日替わりの演目を上演します。

公演の稽古は、夜の部が終演した後に行います。台本は渡されず、自分が出る場面の台詞を先輩に暗唱してもらい、それを録音してノートに書いて覚えるという方法を取っています。また、舞踊ショーの振り付けも、踊りの先生ではなく先輩に教えてもらいます。まず先輩が踊っているのを見て、それを真似する。それでもできなければ質問する、というのが基本的な練習の流れです。

ちなみに大衆演劇では、1カ月間劇場を貸し切って毎日公演を行い、次の月には違う地方の劇場や施設に移るので、どこかに定住するのではなく、劇場ごとにある寮などで生活しています。健康ランドや温泉地での公演では、施設がご飯を用意してくれることもあります。

<ある1日のスケジュール>
10:00 集合、打ち合わせ(場当たり、音響チェック、台詞合わせ)
11:00 化粧
12:00〜15:00 公演(昼の部)
16:00 化粧
17:00〜20:00 公演(夜の部)
終演後、片付け、次の日の準備
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
自分が頑張って練習したものに対して拍手をもらったり、直接お客さまから「良かったよ」「また来るね」と声をかけてもらったときに、この仕事をやっていて良かったなと思います。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
練習の成果を本番でうまく発揮できなかったときです。緊張のせいでうまくいかなくなる場合が多いので、出番の前は深呼吸し、あまり喋らずに精神統一するようにしています。

心臓が震えた……初舞台はとにかく緊張

公演中の浅井さん

公演中の浅井さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯で旅芸人の仕事に就きましたか?

実はもともと、私もお客さん側でした。大衆演劇を知ったのは、小さい頃祖母に連れられて、地元岡山の健康ランドに公演を観に行ったのがきっかけです。それ以降、小学生の間は毎週末のように大衆演劇を観に行っていましたね。中学・高校では部活動が忙しくなり、頻度は下がってしまいましたが、大人になってからまた友達を連れて観劇するようになりました。役者さんにすぐ感想を伝えられる身近さと、チケット代も安く、気軽に観に行ける環境が魅力的だったんです。

そして22、3歳の時に、初めて本気で「自分も舞台に立ちたい!」と思いました。そこで、逢春座の団員に直接「入りたい」と伝え、25歳で入団が決まりました。芸能事務所などと違って、オーディションや試験のようなものはなかったですね。

初舞台を踏んだのは、入団して15日後ほどです。人によって期間は異なりますが、「芝居が上手になってから」「踊れるようになってから」というわけではなく、私の場合お化粧と着物の着替えが一人でできるようになったタイミングで舞台に立たせてもらえることになりました。初舞台はとにかく緊張して、心臓が震えたのを覚えています。
 
 
Q5.この仕事に就くまでに何を学びましたか?
 
授業で学んだこと以上に、中学高校で所属していた吹奏楽部での学びが、今の仕事に生きていますね。部活で学んだ上下関係や礼儀、集団で一つの目標に向かって頑張るという経験があったから、旅芸人の仕事ができているのかなと思います。

また、22歳の時に始めた新舞踊(日本舞踊のジャンルの一つ)で習った所作は、大衆演劇の舞踊ショーにも役立っています。ですが、特に専門的な技術を学んでいなくても、この世界で活躍することは十分に可能ですよ。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃はとにかく楽器を演奏するのが好きで、音楽大学に行って楽器を極めたいと思っていました。しかし事情があって、最終的には改めてやりたいことを探すために、総合生活学科という家政・英語・経済などを幅広く学ぶ学部に進学したんです。

当時の夢とはまた違った職業に就きましたが、一生懸命演奏に取り組んだ経験は、今につながっていると思います。

興味がある人は、気軽に見学・体験しに来てほしい

Q7. どういう人が旅芸人の仕事に向いていると思いますか?
 
「舞台が好き」という気持ちが強い人です。一緒に活動している人たちには、粘り強く、諦めずに食いついていく前向きな人が多いですね。あとはあまりくよくよせず、消極的でない人も向いています。もちろん周りの先輩方は優しくアドバイスしてくれますが、最終的には自分自身のモチベーションが大事な仕事です。

とはいえ、私も落ち込みやすいほうではあります。先輩に意見を聞き、励ましてもらうたびに改めて「頑張ろう」と思い、続けることができています。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

この仕事に少しでも興味があるなら、ぜひ一度やってみてほしいです。舞台に立つことは難しいと思われがちですが、一つずつ丁寧に教えてもらえるので、安心して挑戦してみてください。

大衆演劇では、多くの劇団が体験や見学をやっています。まずは「入る、入らない」ではなく、中の様子を知ってもらうところから始まると思うので、気軽に来てください。「今日だけ」「3日間だけ」でも大丈夫です。興味があるなら、体験して損はないと思います!
 

お客さんとの距離が近く、親しみやすい魅力を持つ大衆演劇。劇団員は家族で構成されている場合も多いそうですが、もちろんまりさんのように、大人になってからこの世界に入る人もいます。

各劇団が全国を回っているので、皆さんが住む地域でも公演が行われているかもしれません。興味を持った方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
 

【profile】逢春座 劇団員 浅井まり
【取材協力】浜松総合企画株式会社

大衆演劇総合情報サイト「0481.JP」逢春座ページ:http://0481.jp/g/asaisyoujirou

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「旅芸人」
はこんな仕事です

一座で旅をしながら日本各地で大衆演劇(芝居・舞踊・歌謡ショーなど)を披露する仕事。劇団は座長の親族を中心とした平均十数名の団員で構成され、近年は20代・30代の座長の活躍も目立つ。活動の舞台は公共施設、健康ランド、ホテルなど。時代劇や日舞など日本独自の芸能がメインとなるため、海外に活躍の場を広げる芸人もいる。ファミリーを軸とした活動ならではの一体感や絆の深さがある一方、入団に関しては年齢・経験を問わず広く門戸を開いているケースが多い。見学や体験入門ができる劇団もある。

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