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河合塾・富沢弘和さんに聞く! 2019年度以降の大学入試の展望とは?

2018.08.06

提供:マイナビ進学編集部

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河合塾・富沢弘和さんに聞く! 2019年度以降の大学入試の展望とは?

2018年度の大学入試では、私立大学の倍率上昇、文系志向の高まりなどが目立ちましたが、来年度以降どうなっていくのでしょうか。また、改革が進む「過渡期」の大学入試は、どのような心構えで臨めばよいのでしょうか。大手予備校・河合塾教育情報部の富沢弘和さんに、2019年度以降の大学入試について展望を伺いました。

この記事をまとめると

  • 私立大学入試では、大学・学部別の定員超過率なども分析しておくことが大切
  • センター試験では、知識の「活用力」を問う問題も意識しておくこと
  • 「大学入学共通テスト」までの2年間は、受験生にとって厳しい戦いが続く

私立大学入試の厳しい戦いは、今後も続く?

――国公立・私学別に見ると、過去10年以上、私立大学の志願者数が増え続けていますが、なぜなのでしょうか?

私立大学が志願者数を増やしてきた要因は、大きく3つあると考えます。1つ目は、複数学部併願時への割引制度、ネット出願など、私立大学が「志願しやすい仕組み」を整えてきたこと。2つ目は、私立大学の大半を占める文系学部自体の人気が高まっていること。3つ目は、入学定員の厳格化によって私立大学が合格者数を絞り込み、受験生1人あたりの志願数が増えていることです。


――2018年度入試では、私立大学の倍率上昇が目立ちましたが、この傾向は来年度も続きそうですか?

2016年度から国が私立大学入学定員の厳格化を進めている関係で、私立大学ではここ数年、合格者数の絞り込みが行われてきました。直近の2018年度入試もその傾向が顕著で、多くの大学が合格者数を減らしたところです。一方で、過去3年間の入試を経て、在学生の定員超過率が下がった大学もあります。そのため、来年度以降は、合格者数の絞り込みを緩める大学・学部もあると思います。


――来年度以降の受験生は、どのような受験戦略を立てるとよいですか?

最近は、同じ大学の複数学部を併願する受験生が多いですが、定員超過率が高い大学の場合は、全学部で合格者数を絞り込んでくる可能性もあります。できれば、複数の大学を視野に入れ、学部別の定員超過率なども見ながら志願先を選ぶとよいでしょう。

センター試験対策で、必要な心構えは?

――「大学入学共通テスト」に代わるまで、あと2回実施されるセンター試験は、どのように変わっていく可能性がありますか?

大きな方向性は変わらないでしょう。現在のセンター試験も知識だけを問うような出題だけではなく、新テストで一層重視される思考力、判断力を問うような問題は出題されています。ただし、「大学入学共通テスト」では、取り扱う題材をより日常に即したものにしたり、図表・グラフ・イラストや対話文などの複数の情報を与えて思考・判断させたりする問題が増えていくことになります。英語では、より実践的なコミュニケーション能力が問われます。これは、社会で活躍する上ではこうした力が必要なのだという、受験生へのメッセージでもあります。2018年度試験でも、幾つかの教科・科目で、「大学入学共通テスト」の方向性を意識した出題がみられました。来年度以降も、「大学入学共通テスト」を意識した問題は引き続き出題される可能性があるでしょう。


――どのような対策が必要ですか?

特別に何か新しい知識を叩き込む必要はありません。2018年度の地理Bで話題となったムーミンの問題は、北欧をテーマにさまざまな文章や資料を示した上で、各国の位置や自然環境、言語などを問うものでした。教科書にムーミンは出てきません。つまり、受験生がこれまで学んできた知識と与えられた資料とを掛けあわせて思考させる内容でした。知識の量だけでなく、知識を活用する力が問われることを意識しておくとよいでしょう。

志望校選びのポイントは?

――今後数年の見通しを教えてください。

少なくとも今後2年は、受験生にとって厳しい入試が続くと思います。18歳人口がほとんど減らない上に、私立大学の定員厳格化によって、浪人生も増えているからです。2年後の2020年度入試については、翌年度から「大学入学共通テスト」が導入されるので、受験者の安全志向が高まり、1人あたりの志願数も増えることでしょう。全体的に倍率は高まることが予想されます。

――国公立大学の志望校選びについて、何かアドバイスはありますか?

国公立の場合、前年度の倍率を見て、志願先を決める人が少なくありませんが、多くの受験生が同じように考えれば、倍率は跳ね上がります。実際にそうした現象が毎年度見られるので、注意が必要です。


――私立大学の方は、いかがでしょうか。

私立大学の場合、1学部への出願で、3学科分が出願数としてカウントされる学校もあります。そのため、出願数や倍率だけで判断しないほうが賢明です。国公立も私立も、志願先を選ぶ際は前年度の志願者数・倍率だけでなく、過去3年くらいのデータを見ながら判断するとよいでしょう。

私立大学の定員厳格化、大学入試改革などの影響により、今後2年間は厳しい戦いが続きそうな大学入試。志望校を選ぶ際は、過去数年間の志願者数や倍率、私立大学は定員超過率などのデータも分析しておくとよさそうです。

【取材協力】
学校法人河合塾 教育情報部 富沢弘和

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