河合塾・富沢弘和さんに聞く! 2018年度の国公立大学入試はどうだった?

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河合塾・富沢弘和さんに聞く! 2018年度の国公立大学入試はどうだった?

2018.08.02

提供:マイナビ進学編集部

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河合塾・富沢弘和さんに聞く! 2018年度の国公立大学入試はどうだった?

全体として文系志向が高かった2018年度の大学入試。国公立大学の入試では、全体的にどのような傾向が見られたのでしょうか。志願者数や学部別の難易度など受験生が気になる情報について、大手予備校・河合塾教育情報部の富沢弘和さんに解説いただきました。

この記事をまとめると

  • 国公立大学入試の志願者数と難易度は、全体としてほぼ前年度と同じ
  • 学部別に見ると、志願者数の増減があった学部も
  • 面接や小論文、志望理由書などで、受験生の「主体性」を評価する学部も増加傾向

例年と比べての志願傾向は?

――2018年度の国公立大学の入試について、全体的にはどのような傾向がありましたか?

まず、国公立大学入試の中心である一般入試前期日程の志願者数については25.8万人と、ほぼ前年度(25.9万人)と変わりませんでした。2015年度に新教育課程に移行し、センター試験で数学と理科の受験生負担が大きくなったことから志願者が減少しましたが、それ以降は横ばいの状況が続いています。

――前期・中期・後期の日程別の志願者数には、何か変化がありましたか?

 前期は、前年比100%とほぼ変わりませんでした。中期は、新設の大学・学部で実施した所があったことから、前年比107%と増加しました。後期は、一部の大学が廃止したこともあり、97%と減少しました。また、公立大学の中には、これらの日程とは全く異なる日程で実施した大学もあります。

気になる学部別の難易度は?

――学部別の難易度については、いかがでしょうか?

国公立大学全体の倍率は2.8倍と、前年度と変わりませんでしたが、学部・学科別に見ると、難易度に変動が見られます。文系では経済・経営・商といった学部で志願者数が増え、理系ではAIやIoT・ビッグデータなどを扱う工学部の情報系学科に人気が集まり、難易度が高くなりました。


――反対に、合格ラインが下がった学部はありますか?

理系は2015年度の新教育課程移行後、全体的に志願者数が減少気味です。特に理学部、農学部、工学部の化学・材料系、薬学部の志願者が減少しています。文系にシフトする女子生徒が多い傾向もあり、理系の中では比較的女子の多い農学部や薬学部の志願者数は、ここ数年減少傾向にあります。

――個々の大学別に見て、何か主だった傾向はありますか?

例年のことですが、大学によっては志願者数が大幅に増えたり、減ったりするケースがあり、今年もそうした大学が見られました。いわゆる「隔年現象」と言われるもので、受験生が前年度の倍率を見て志願先を決めることによって起こります。2018年度は、実に4割近く志願者数を減らした大学もありました。このような大学では、次年度の入試で志願者数が急増する可能性が高いでしょう。国立大学の入試ではよく起こる現象で、注意が必要です。

2次試験の出題傾向に変化は?

――2021年度から実施される「大学入学共通テスト」を見据え、センター試験の出題傾向に変化があったと聞きます。2次試験についてはいかがでしたか?

大学入試改革が進む中、ここ数年は受験生の「主体性」を評価する入試が増えてきました。具体的に、面接をしたり、小論文を書かせたり、事前に志望理由書を書かせたりする学部があります。多いのは、教育学部や医療系など、人を相手にする職業を目指す学部です。
また、新設の学部では、社会的な課題を提示して、その解決策を提案させるといった問題解決型の入試を課す学部もあります。大学入試改革では、受験生を多面的に評価することが求められていますので、今後もこうした入試は増えることでしょう。

全体の志願者数や倍率は前年度並みだったものの、学部・学科別に見ると変化が見られた国公立大学の入試。受験生の「主体性」を評価する入試も目立ち始めるなど、状況は刻々と変化しているようです。自身が志望する大学・学部については、前年度との比較だけでなく、過去数年の推移もチェックしておくようにしましょう。

【取材協力】
学校法人河合塾 教育情報部 富沢弘和

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